2009年11月22日日曜日

エコカー減税

恐らく私自身がエコカー減税の恩恵に与ることはないでしょうけど、はてさて。

たしかその予算規模って3700億程度だったかと記憶しています。それで今年度は充分余裕のある予算規模とか、国土交通省の通達には書かれていたような気がします。
ついこの間ちょっと気になったのですが、恐らくここのところの新車販売って、エコカー減税対象車に集中していますよね。それもあってプリウスに受注が集中していることもあるでしょうから。でもちょっと待ってください。

この3700億という予算規模。ある意味たった3700億ですよ。これの奪い合いに終始して、あれだけの広告を各自動車メーカーも打っているわけです。他 所じゃあダムだ橋だと言ってる訳ですが、あれにいくら掛けてるのか知りたいものです。それらと比べたらこの程度の予算出動でこれだけ動いているわけで。


先日の投稿で「手数料」を採り上げました。アンマンマンさんのコメントで「年金等の振込手数料」について書かれていましたが、結局あれって、自分が金出す訳じゃあないから、ある意味どうでもいいという感覚なんですよね、恐らく。
それならそれで、ゆうちょ銀行を国営に戻し、税金その他の出納業務を一任させる方がよくないですか?ゆうりょ銀行同士であれば送金・出金・入金にかかる手 数料がかからないし、簡保局まで含めたら窓口数は随一の規模でしょう。変に保険なんかの取り扱いなんかさせなくてもいいから、それ一本に傾注させる。ま あ、ライフラインという意味でなら郵便業務は継続させてもいいかもしれません。
そうすれば、各金融機関やコンビニあたりに支払っている出納業務関係の手数料って随分削減できると思います。
浜松にある静岡県総合庁舎の自動車税課のフロアーの隅っこに、自動車税の滞納金受付のためだけ(多分)に、わざわざ静岡銀行の入金窓口があって、行員が1 人常駐しているんですよね。あれだけに幾らかけているんだ?とも思いますし、静銀にとっては恐らく、そうまでしても、それ以上の旨みがあるのでしょうし。
結局浪費するのはたやすいが、削減するのはチマチマとやって行って積み上げるしかないんですよね。家計と一緒で。


話をエコカー減税に戻しますが、もうひとつ気が付いたこと。

ここにきて各車両が重量化しているのは御気付きのことかと思いますが、何故か先代モデルまで1トンくらいだった車の重量が、何故か微妙にその重量を超えている例が目に付きます。


例えばフィット。
4WDモデルは致し方のないところでしょうけど、先代2WDモデルは見たところちょうど1トンの車両重量でした。重量税は端数10キロ未満は切り捨ての500キロ毎区分ですので、1009キロまでなら1トン未満の重量税区分になります。
ところが、新型フィットを買った親戚の車検証を見ると1030キロになっていました。あれ?何でわざわざこんな中途半端な数値に?これじゃあ1.5t未満の重量税区分になるじゃんか。
例えばマークX。
先代モデルも新型も250Gが1510キロの車重です。ただ、装着率の高そうなナビゲーションをつけると恐らく1520キロ程度になるでしょう。

何でこんなことをクドクド書くのかというと、「エコカー認定基準」というものには車両重量による区分があって、その区切りとなる重量が「1016キロ」とか「1516キロ」と中途半端なんですよ。資料を見てみると。

で、それを境に燃費基準数値が替わっている。

うがった見方をすると「重量が嵩んだ車のほうが燃費基準を通りやすい」。だからギリギリその基準を超える程度の重量にしておいて「エコカー認定」は通過させる。
でも燃費数値は良い様になるべく軽くしたい。つまりホンのちょっと見かけのバランスウエイトを載せておいて(実際はわかりませんけどね)境界線ギリギリの車両重量にしておいたのではないか?と疑っている訳なんです。あまりにもぴったり過ぎるので。


エコカー認定を受けました。でも重量税区分は超えてしまっています。

このため新規登録時は減免されていたとしても、車検時にはキッチリひとつ上の重量税区分の税金は頂きますよ、と。こういうことではないのかな、とね。

このことに気付いている人がどの程度いるんでしょうね?今回代替した人が10年乗るつもりなら、5回は車検を受けることになり、5回は重量税を払うわけですが、1区分違うことで12600円税金が違います。するとトータル63000円。

ホラ、やっぱりちゃんと取り返されてるじゃん。クルマを換えなければ元々取得税はかからないんだし。

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