先日の、保険加入・即日事故の続きです。
今日の午後2時過ぎにトヨタのディーラーから電話がかかってみました。
トヨタディーラーの人(以下「と」)「ネッツトヨタ清浜、森田店のNと申しますけど、Sさんの保険のご担当の方でしょうか?」
柴田(以下「柴」)「ええそうです」
と「今、Sさんがお見えになっているのですが、代車特約はついていますか?」
柴「つけていません」
と「え?つけていないんですか?」
柴「ええ。つけていません。その辺は事故時に現場に行ったときに説明はしています。自分もトヨタディーラーの出身ですから、ディーラーに手持ちの代車がないということは重々説明してあります。また、いくらSさんがご自身の車を気にして『アライメントが云々』といったところでディーラーにはアライメントテスターの設備すら持っていない、という事も説明はしました。おそらく自分の見立てでは修理見積は7~80万円といったところになるかと思われます。でも、もし仮にディーラー自身で鈑金部門を持っていたとしても、ここまでの損傷レベルになると手に負えないレベルになるでしょうから、おそらく自前で手をつけることはせず、下請けの鈑金工場に修理させるでしょう。つまりは、トヨタに出す意味はないということですね。
もし自分の付き合いのある鈑金工場でもいい、ということなら、そこに代車を出してもらうように依頼もできますが、どうしますか?という事も言いました。あとはSさんのご判断です。」
と「…。」
(以下続く)
いや、改めてディーラーって良い商売だな、と思いました。
確かにトヨタ、日産、ホンダなどなど色々な看板を掲げたディーラーはありますが、実際の所はコンビニエンスストアと変わりはありません。つまりはトヨタならトヨタの新車を卸価格で仕入れられる流通権を持っている業者さん、という事な訳です。もちろんそれに伴うメーカーの支援はありますし、看板を使ってもいいよ、という権利も一緒についてきますが、中にいる人はメーカーの人でも何でもありません(経営陣のトップはそうばかりでもなく、メーカーから送り込まれた人である場合もあります)。
修理工場に関しては、自前で車検が出来るように認証工場の資格を取っているところが多いですが、内実は車検や定期点検が効率的に出来る設備を持っているというだけ、といえばその通りで、後は診断器任せ、というところが実情です。メカニックはその辺のモータースにいるメカニックと同じ学校の出身者です。トヨタだからトヨタ専門の教育施設で......、なんてことはありません。就職先が違っていた、というだけです。
ですので、「ディーラーに修理に持っていっても埒があかなかった......」とはよく聞く話ですが、そういった場合は不幸にも「そういうメカニックに当ってしまった」という事です。確かにディーラーでは資格試験が五月蝿いほどあり、「私はトヨタ1級を持っています」なんて自己紹介の掲示板も目にしますが、実際には資格試験に通る能力と整備能力とは比例しない例も多々あるわけで。
でも黙っていても向こうから信用していてくれて、口をあけていれば仕事が入ってくるというのはいいことだなあ、と思います。そのために看板に投資している、と言われるかもしれませんけどね。
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