2008年5月3日土曜日

別の事故

また事故です。今日の夕方、ぺろぴーの散歩中に電話はかかって来ました。
「もしもし。Sです。事故しました。」
「えー?昨日新規契約の今日、事故じゃあ疑われます。まずは警察を入れてください。その間に僕も現場に向います。現場写真を撮影しておいた方がいいですから。ケガはありますか?ない?では、単独事故?(ますます疑われるなー)どこですか?山の中?えー?目印もない?だいたいどの辺ですか?え?水窪に行く途中?天竜川の近くですか?(以下、30分ほど場所の確認の電話が続く)」


車検屋さんの紹介で、昨日初めて会った人(ブラジル人)ですが、自動車保険の契約をもらいました。時間は午前10時。その後自宅事務所に戻り、直ぐに申込書をFAX。その後、磐田の共同事務所まで書類一式を届けました。それが多分午後の3時半ごろ。もちろんコンピューターによる書類作成ですから、おそらくその日のうちに契約の計上は終わっているはずです。念のため明日確認してみますが。
それはともかくとして、これほど契約から事故までの期間の短い例は初めてでした。なるべく書類は手元に置いておかない、という教訓が役立ちました。少なくとも自分にできることは終わっています。後は如何にスムーズに保険が支払われるように動くかです。以下はご参考までに。

まずこの事故は疑われます。あまりにも契約から事故発生が早いからです。このため自分が現場に着くまでにした事は「作成事故でないかどうか」です。お休みではありましたが、紹介先でもある車検屋さんにまずはご報告。
「Sさんですけど、事故したそうです。それで確認しておきたいんですが、車検時に車体に傷とかはありませんでしたか?あ、無かったですか。それはよかった。これ、疑われますから、あらかじめ確認させていただきました。ありがとうございます。」といった具合。

現場の確認。実際の事故現場を撮影しておき、現車と事故の痕跡をつき合わせて、不自然な箇所が無いかどうかの疑いを消しておく。だから、山の中であろうがなんだろうが現場の確認と事故直後の車体の状況の確認をした訳です。


警察を入れる。本人はこのあと用事があるから、と嫌がりましたが、有無を言わさず警察を入れます。べつだん事故をしたからといって処分がどうこうということはありません。小言の一つも言われるでしょうが、その程度です。
では何で、という事ですが、今回の事故は車両単独事故です。第三者の目撃者もいません。しかもブラジル人です。保険会社の人間が現場に行く事はありえません。いったとしてもアジャスターと呼ばれる事故レポートの鑑定人が行くだけです。つまり、現場にも行かない人間が想像するには、疑わしいポイントが満載です。ではここに警察が来るとどうなるか。
警察のお仕事は、「何月の何日、何時何分ごろ、どこそこの何番地付近において、こういう人が、どういった車に乗り、こういう状況でこういう事故を起こした」という記録を作り、保険会社や事故の当事者の求めに応じて「事故証明」を発行してくれることです。
保険会社にとっては事故があったことを証明する唯一の書類となります。特に自賠責が動くような事故は、この事故証明がないと保険が下りませんから、人身事故の場合は、この事故証明は必須です。

自動車保険は、書類の取り交わしと共に保険料の授受を行わないと保険が始まりません。ただ、今回は初回分を含む、分割12回払いです。このため、今月の保険料引き落としがなされなければ、保険会社はまだ一度も保険料をもらっていないことになってしまいます。こうした場合、もし保険料が引き落とせなかった場合は保険金が支払われませんので、あらかじめ、念のため、1回分の保険料を現金でもらってくれ、という指示が保険会社から来る場合があります。急に言われても困るでしょうから、お客さんには説明をしておかなくてはいけません。

今回の車は、平成9年式のトヨタ・チェイサーのターボモデル「ツアラーV」です。本来なら値段はあってないようなものですが、市場価格で見ると70~170万ぐらいの幅がある車です。車両保険金額は「2年ほど前に170万円で買った」という言葉を信じて年率10%の落ち幅を見て150万円としてあります。ただ、この150万円の根拠は?といわれる可能性が大いにあります。このため、本人に「当時の注文書を探しておいてくれ」と依頼をしておきました。
購入価格は、車両保険の設定金額における根拠になりえます。ですがいくら口頭で言った所で疑われればキリがありません。でも書類が残っていれば不思議と黙ってしまう傾向がありますので、とにかくこれだけは強く依頼しておきました。


まだ何点か不安要素はあるものの、あとは保険会社の業務が始まる連休明けにならないと結果はでません。とにかく今は事故報告を上げておく位しかやる事がないので、先ほどFAXによる事故報告はしておきました。さて、どうなることやら。

また詳細は後日。

0 件のコメント: