2009年4月29日水曜日
煙草事始
昨日は、平成元年に亡くなった自分のおじいさんの命日でした。と言っても母親に言われて「ああ、そうか、今日だったっけか?」という程度の記憶だったのですが。
もう20年になるんだな、という感慨とともに、いつものコロパパさんのブログをチェックしたところグッドタイミングというかなんというか、タバコの話題が。実はおじいさんの訃報を耳にした当時のその時に、おじいさんの冥福を祈りつつ学生寮の相部屋の奴と共にビールを飲み交わし、初めて相部屋の奴からタバコを貰い吸いはじめたのが柴田の煙草事始でした。そんなことを思い出したのです。
今はもうタバコを吸うのを止めてしまったので随分前の話になってしまうのですが、当時のコロパパさん宅にお伺いしてトヨペットのセールスとしてハリアーの新車の商談をしていた時はタバコを我慢していました。商談中にタバコを吸うのは不謹慎と躾けられていたからです。そういえば先日ブログ中にも登場しておられた「コロ娘」さん。当時はまだ小学生だったかと思いましたが、まだ部屋の片隅におにいちゃんのものと思われる黒いランドセルと共に赤いランドセルがあったのを思い出しますねえ。
実は最後の値段交渉の際に一旦外に出て値引き条件オーバーの申請の電話をしていたのですが、その時にはごめんなさい、ちょっと一服していました(多分当時はマルボロの赤)。もちろん車の中に飲み残していた缶コーヒーを啜りながらです。なぜか車で出かけるときにはついつい買っちゃうんですよねえ、缶コーヒー。もう習慣になっちゃったんで「自動販売機で缶コーヒー」は今でもこれは変わりません。いい加減杏林堂で缶コーヒーの箱買いをしたほうがいいとは思うのですが、ついつい自動販売機で買っちゃいます。
大体の感覚で普通、新車の商談には1時間から1時間半ほどを要します。特に最後の詰めの段階ともなると、この最後のタイミングで一息入れるのがすごく嬉しかったりしました。もちろん一息とは一服と同義ですから、お客さんとしては「あれ、なんか臭いなあ」と思われた方もあったかもしれません。仮にお客さんがタバコを吸う方であっても、商談中はお客さんの目の前ではタバコは吸わない、が当時の柴田の鉄則だったのです。
でも当時からすると愛煙家への風当たりが厳しくなりましたねえ。ホントかわいそうなくらい。当時は「外で稼いでくる人が何で営業所内でそこまで内勤者に気を使わなきゃならないんだ」ってくらいで事務所内でタバコを吸うのは当たり前、という感じでしたが、今は追い出されるんでしょうねえ。
2009年4月26日日曜日
ボディーカバー
印刷版しばた新聞に書いたとおり、3000円強のボディカバーは見事に、そして儚くも自然界の力によって破壊されてしまいました。昨日の雨によって汚くなってしまったロードスター君がもの悲しくもあり、早速洗いあげです。
以前ガラスコーティングを施してあるので、今日の洗車はそのメンテナンスキット中のメンテナンスコーティングを使用します。もの悲しいことに、以前使用した時にメンテナンスコートの容器の蓋が中途半端な締め方であったようで、メンテナンスキット容器の中はひどい状態になっていました。しょっぱなから憂鬱な気分になりながらも気分を取り直してさっそく再コート。外気に晒されていた時といえば主に昨日だけですから特に汚れはありません。このため軽い洗車を済ませてすぐに作業に入ります。
うーん。素晴らしい。
でもそろそろ外装のプラ部品の再塗装をしてあげたいなあ、とか、ガラスコートの再施工をしてあげようか、とか。他には、サイドシルの下側の黒塗装部分なんかは、けっこうつや消しになってきていますからその部分の再塗装とか。今日気がついたのは純正のフォグランプの光軸が左右揃っていないということ。ここは、さっそく調整してあげることにします。
そういえば先日、ボディカバーが破れてしまったことによる傷心をいやす為に浜名湖一周をしてきたときに気になったのがレカロシートのヘタリです。やはりすでに10年近く使用しているシートですからウレタンのツブレが出てきている感じです。すでに次のレカロの手配は出来ているので、そろそろ交換の時期かなーとか。おなじSR形のシートですからレールは共用でいけるはずですし。
その他にはやはりサスの交換ですかね。やはり純正にこだわる向きとしては元の姿に戻したい。純正のビルシュタイン(2代目ロードスタービルシュタインサス一式)の手配も出来てはいるので、いつ交換しようかとか。CMWの佐藤さんには「幾らビルシュタインとは言えど中古の再使用ならオーバーホールは必須」なんて脅かされているのでかえって躊躇してしまっています。
そういえばうちに来てからそろそろ2年になるんだよなー、コイツ。もう2年目の車検が来るしねえ。
そういえば恒例のゴールデンウイーク佐久間方面巡業ですが、今年はこいつで行けるといいなあーとか思っています。あくまでも天気次第ではありますが。気候さえ良ければオープン状態であっちまで行きたいなあ。気持ちいいだろうなあー。ナビはないけど。
そういえばロードスターだと犬どもは連れて行けないなあ。去年は一緒に行ったんだよなあ。去年食べた山住神社の近くで食べた山菜そばはうまかったなあ。いかにも青物って感じで。山菜食べてますって感じ。それと鮎の塩焼きとその場で炭火で焼いてる五平餅。うーん。もう一度行こう。晴れてれば目に痛いほどの新緑の時期なんですよねえ。
ただ心配なのが崖の崩落ですねえ。ロードスターは今のままだと車高低いからヘタに大きい石が道に落っこちてるとお腹擦っちゃうんですよねえ。それを思うとイスト(昨年はこれで行きました)かベンツ(一昨年はこれ)の方がいいんですよね。
おかげさまで30日にも仕事が入ってしまいましたが、例年になく今年の4月は忙しかったので今年のゴールデンウイークはのんびりしたいなあ、と思っている今日この頃です。
2009年4月23日木曜日
ディーラーの経費
この間、マークⅡのマスターキーの再生の話があって、トヨペット志都呂店に何度か足を運びました。
今日の話はそこで聞きつけてきたお話です。
あそこのお店は新雄踏バイパスが開通し、ジャスコも出来て新たに町並みが形成された所です。トヨペットとしてはあんまりふるわない新居店を閉鎖して、事実上湖西方面の営業圏を切り捨てて心機一転雄踏に新店舗を作ったという経緯だと思います。
営業マンは新居店から引き上げてきた連中と、初生店にいた出戻りセールス(一旦トヨペットを辞めて、また舞い戻ってきた)と西営業所に居て、うなぎパイの春華堂などの大口客を引継ぎでもらってきているセールスといった顔ぶれです。まあ言ってみれば生え抜きというわけではない人たちですね。おそらく現在は5人ほど居るはずです。新人らしき顔ぶれも居ましたし。それ以外にメカニック関連に5人、事務が最低一人はいるという感じで計10人強のメンバー。そこで。
そんな顔ぶれの志都呂店ですが、どうも借地のようで、テナント料を払っているのだとか。幾ら?と何気に聞いたところ月に200万円という答えが帰ってきました。
えー?そんなになるのか。ということは給料を考えても月に粗利で1000万は稼がないと赤になるだろうな、とか、そうした規模になるとやっぱ月に20~30台くらいは新車販売をこなさないと回収できんよなーとか。仮に台あたり平均20万円強あったとしても。それでも値引きしてくれ、という圧力は依然として強いでしょうしねえ。
聞くところによると今月の車検目標台数が30台とか言ってるし。このことを車検を依頼している業者さんで話をしたところ「それって一人がこなす台数じゃないの」ってさらりと言われる始末です。こりゃあ厳しい。まああくまで人ごとではありますが、大丈夫かいな?と心配しちゃいます。
いやー。でも最初に投資しちゃうと後で大変だなー、としみじみ勉強になりました。コロパパさんのブログ内に手術器械の金額のお話が出ていましたが、なければどうしようもないけど、あったならあったで、その支払いに追われることになるのってつらいです。近隣の眼科医さんが手術という段になるとあそこに紹介する、という話は耳にしていましたが、かといってそこで価格差がつけられないというか、自身で金額が決定できないのはどうも。それらを思うとサラリーマン時代って、ほとんどそういう話には無関係でいられましたから、幸せな時代だったなあ、と思います。
実はそこで辞めたいと言っていたセールスが居たのですが、彼には「何かやりたいことでもなければ、ただ単に辞めたいだけで辞めるじゃあ、後がないぞ」って言っておきました。月が変われば給料くれるんだから、そんなにいい事ってないと思うんですけどねえ。今にして思えば。
今日の話はそこで聞きつけてきたお話です。
あそこのお店は新雄踏バイパスが開通し、ジャスコも出来て新たに町並みが形成された所です。トヨペットとしてはあんまりふるわない新居店を閉鎖して、事実上湖西方面の営業圏を切り捨てて心機一転雄踏に新店舗を作ったという経緯だと思います。
営業マンは新居店から引き上げてきた連中と、初生店にいた出戻りセールス(一旦トヨペットを辞めて、また舞い戻ってきた)と西営業所に居て、うなぎパイの春華堂などの大口客を引継ぎでもらってきているセールスといった顔ぶれです。まあ言ってみれば生え抜きというわけではない人たちですね。おそらく現在は5人ほど居るはずです。新人らしき顔ぶれも居ましたし。それ以外にメカニック関連に5人、事務が最低一人はいるという感じで計10人強のメンバー。そこで。
そんな顔ぶれの志都呂店ですが、どうも借地のようで、テナント料を払っているのだとか。幾ら?と何気に聞いたところ月に200万円という答えが帰ってきました。
えー?そんなになるのか。ということは給料を考えても月に粗利で1000万は稼がないと赤になるだろうな、とか、そうした規模になるとやっぱ月に20~30台くらいは新車販売をこなさないと回収できんよなーとか。仮に台あたり平均20万円強あったとしても。それでも値引きしてくれ、という圧力は依然として強いでしょうしねえ。
聞くところによると今月の車検目標台数が30台とか言ってるし。このことを車検を依頼している業者さんで話をしたところ「それって一人がこなす台数じゃないの」ってさらりと言われる始末です。こりゃあ厳しい。まああくまで人ごとではありますが、大丈夫かいな?と心配しちゃいます。
いやー。でも最初に投資しちゃうと後で大変だなー、としみじみ勉強になりました。コロパパさんのブログ内に手術器械の金額のお話が出ていましたが、なければどうしようもないけど、あったならあったで、その支払いに追われることになるのってつらいです。近隣の眼科医さんが手術という段になるとあそこに紹介する、という話は耳にしていましたが、かといってそこで価格差がつけられないというか、自身で金額が決定できないのはどうも。それらを思うとサラリーマン時代って、ほとんどそういう話には無関係でいられましたから、幸せな時代だったなあ、と思います。
実はそこで辞めたいと言っていたセールスが居たのですが、彼には「何かやりたいことでもなければ、ただ単に辞めたいだけで辞めるじゃあ、後がないぞ」って言っておきました。月が変われば給料くれるんだから、そんなにいい事ってないと思うんですけどねえ。今にして思えば。
2009年4月21日火曜日
改めて聞かれると困ること
今、とある女の子と自動車保険の話をしています。
今まではお母さんの友達とかいう人が保険代理店をやっていたそうで、まあそう言われれば「ああそうですか」ってなもので、別にオレがオレが、なんていうつもりはありません、「お好きにどうぞ」ということで別段気にもせず、今まではクルマのフォローのみのお付き合いでした。
また、年若い女の子というとどうも苦手というかやりづらいと言うか、どこまでやってあげたらいいの?というところもあって。男でも居ればそれはそれで変なことを聞きつけて来たりもあったりしますしねえ。長女ともなれば親御さんは可愛くて仕方が無いだろうし。
そんなわけで、こちらからは必要な事柄以外は、極力直接の携帯(番号だけは知っている)への連絡はせず、せいぜい「お知らせ葉書」を書く程度で、それ以上の接触は却って避けてきたというのが実情でした。
では何でそんな子から保険の話が出たかというと。
昨今ではよくある話なのですが、早い話、その友達の代理店が廃業させられた、ということなんですね。
代理店廃業の憂き目を見る要素として、あんまり契約高が無いとか、事務品質が低く不備書類ばかり出すとか、もっとまずいのは個人情報を流出させたとか、保険料を使い込んじゃったなんて理由の所もあったりします。これらは代理店側の落ち度(?)というか引け目の部分。
保険会社側の言い分としては品質の低い・管理労力ばかり費やされる代理店の統廃合をすることにより保険会社側の管理費や事務労力時間等を省力化し、その分顧客サービスに労力を費やす、というものです。まあ、ホンマかいな?という突っ込みはおいといて。
そんな経緯で、「柴田さんは保険もやっているんですよね......」という話がでたわけなんです。
自分に聞く前に、その子も叩き台を幾つか持っていました。一つは今まで加入していた某三井住友の廃業代理店のデータを引き継いだ某代理店からの見積りです。そしてもうひとつはその子が加入したという日本生命の生保の担当者の持ってきたニッセイ同和の見積りです。
こちらとしてはそれらを参考にしつつ、大まかに2つほどのプランを提示してあげました。で、それらを前にして、ああだこうだと説明はしたのですが、おそらくよく伝わらなかったのだと思います。途中、半ば話をさえぎるような感じでこう聞かれました。
「保険会社によって、ココは良くてココはよくない、というのはありますか?」
これって何て答えたらいいんでしょう。ウチの保険が最高ですとか、僕が提供する保険が最高なんです,なんてムズガユイ言葉がサラサラと出てくるくらいならアリコ辞めてないだろうし、それ以前にまだトヨペットに居たはずです。
実際の所、保険会社が代理店に期待することは高い契約高と新規契約率と高更改率、低損害率、それに順調な生保の契約件数くらいのものでしょう。いってしまえばおりこうさんな鵜飼いの鵜ですね。よく咥えてくるからそれに応じたエサをあげるし、それに応じた特別扱いもしましょう、ということです。
でも契約者が期待することは何ぞや?ということが常に引っ掛かるのです。
つまるところそれは有事の際のフォローであり、より良い情報提供者であり、より良い関係のパートナー(なんかこういうと恥ずかしいけど)でありフォロワーであり、ということだと思っています。で、そこに契約手数料という対価を払う価値(又は貰う意味)があるように思うのですが。
実は保険会社による契約内容の違いって、そうはたいした違いが無いんですよえ。だって、基本のスタートは全国の各損保とも同じ保険料・同じ約款だったんですから。で、そこから平成10年ごろの規制緩和を境にした各保険会社の生損相乗りや値引き競争、特約合戦・サービス合戦が始まったわけです。リスク細分型なんて結局は値引きの理由をこじつけているだけ、という側面もありますし。距離数なんかで事故率変わんねえよ、とか。
あっちがこう出ればウチも追従して、なんて日常茶飯事でしたから細かい部分、例えばレッカーサービスの距離数とかに多少の違いがあったりしても、それはまあ50歩100歩の違いでしかなく、とりたてて目くじらを立てるほどの差ではありません。レッカーなんて、そうそう日常使うものでもないですしね。
ですので,その子に言ってあげたのは上記の通りの事(各保険会社に多少の程度の差こそあれ、とりたててここはダメという差は無いという事)と、もう1つ、保険の見積りを持ってきてくれた人が、特に事故の際に現場に来てくれる人か、そしてそこで何をしてくれそうか、ということを選択基準にしたらどうですか?ということを言っておきました。
少なくともあなたが有事の際には何時であろうとも行ってあげるつもりだし、その時には柴田に電話1本だけ連絡をしてください。あなたも知ってるように僕の出発点はクルマのお世話係だから、少なくとも保険をそういう観点から考えています。その後の示談等の連絡窓口も、こちらでまとめて受けてあげられるから、必要な処置だけしてもらったあとは事故のことは忘れて普段の日常生活に戻ってください、てな感じです。まあ、でも、これで断わられたら恥ずかしいなー。
でも、こういう質問に詰まるのも考え物だから、ここらでいっちょう模範解答を考えておきたいな、と思います。
では今日はこの辺で。
今まではお母さんの友達とかいう人が保険代理店をやっていたそうで、まあそう言われれば「ああそうですか」ってなもので、別にオレがオレが、なんていうつもりはありません、「お好きにどうぞ」ということで別段気にもせず、今まではクルマのフォローのみのお付き合いでした。
また、年若い女の子というとどうも苦手というかやりづらいと言うか、どこまでやってあげたらいいの?というところもあって。男でも居ればそれはそれで変なことを聞きつけて来たりもあったりしますしねえ。長女ともなれば親御さんは可愛くて仕方が無いだろうし。
そんなわけで、こちらからは必要な事柄以外は、極力直接の携帯(番号だけは知っている)への連絡はせず、せいぜい「お知らせ葉書」を書く程度で、それ以上の接触は却って避けてきたというのが実情でした。
では何でそんな子から保険の話が出たかというと。
昨今ではよくある話なのですが、早い話、その友達の代理店が廃業させられた、ということなんですね。
代理店廃業の憂き目を見る要素として、あんまり契約高が無いとか、事務品質が低く不備書類ばかり出すとか、もっとまずいのは個人情報を流出させたとか、保険料を使い込んじゃったなんて理由の所もあったりします。これらは代理店側の落ち度(?)というか引け目の部分。
保険会社側の言い分としては品質の低い・管理労力ばかり費やされる代理店の統廃合をすることにより保険会社側の管理費や事務労力時間等を省力化し、その分顧客サービスに労力を費やす、というものです。まあ、ホンマかいな?という突っ込みはおいといて。
そんな経緯で、「柴田さんは保険もやっているんですよね......」という話がでたわけなんです。
自分に聞く前に、その子も叩き台を幾つか持っていました。一つは今まで加入していた某三井住友の廃業代理店のデータを引き継いだ某代理店からの見積りです。そしてもうひとつはその子が加入したという日本生命の生保の担当者の持ってきたニッセイ同和の見積りです。
こちらとしてはそれらを参考にしつつ、大まかに2つほどのプランを提示してあげました。で、それらを前にして、ああだこうだと説明はしたのですが、おそらくよく伝わらなかったのだと思います。途中、半ば話をさえぎるような感じでこう聞かれました。
「保険会社によって、ココは良くてココはよくない、というのはありますか?」
これって何て答えたらいいんでしょう。ウチの保険が最高ですとか、僕が提供する保険が最高なんです,なんてムズガユイ言葉がサラサラと出てくるくらいならアリコ辞めてないだろうし、それ以前にまだトヨペットに居たはずです。
実際の所、保険会社が代理店に期待することは高い契約高と新規契約率と高更改率、低損害率、それに順調な生保の契約件数くらいのものでしょう。いってしまえばおりこうさんな鵜飼いの鵜ですね。よく咥えてくるからそれに応じたエサをあげるし、それに応じた特別扱いもしましょう、ということです。
でも契約者が期待することは何ぞや?ということが常に引っ掛かるのです。
つまるところそれは有事の際のフォローであり、より良い情報提供者であり、より良い関係のパートナー(なんかこういうと恥ずかしいけど)でありフォロワーであり、ということだと思っています。で、そこに契約手数料という対価を払う価値(又は貰う意味)があるように思うのですが。
実は保険会社による契約内容の違いって、そうはたいした違いが無いんですよえ。だって、基本のスタートは全国の各損保とも同じ保険料・同じ約款だったんですから。で、そこから平成10年ごろの規制緩和を境にした各保険会社の生損相乗りや値引き競争、特約合戦・サービス合戦が始まったわけです。リスク細分型なんて結局は値引きの理由をこじつけているだけ、という側面もありますし。距離数なんかで事故率変わんねえよ、とか。
あっちがこう出ればウチも追従して、なんて日常茶飯事でしたから細かい部分、例えばレッカーサービスの距離数とかに多少の違いがあったりしても、それはまあ50歩100歩の違いでしかなく、とりたてて目くじらを立てるほどの差ではありません。レッカーなんて、そうそう日常使うものでもないですしね。
ですので,その子に言ってあげたのは上記の通りの事(各保険会社に多少の程度の差こそあれ、とりたててここはダメという差は無いという事)と、もう1つ、保険の見積りを持ってきてくれた人が、特に事故の際に現場に来てくれる人か、そしてそこで何をしてくれそうか、ということを選択基準にしたらどうですか?ということを言っておきました。
少なくともあなたが有事の際には何時であろうとも行ってあげるつもりだし、その時には柴田に電話1本だけ連絡をしてください。あなたも知ってるように僕の出発点はクルマのお世話係だから、少なくとも保険をそういう観点から考えています。その後の示談等の連絡窓口も、こちらでまとめて受けてあげられるから、必要な処置だけしてもらったあとは事故のことは忘れて普段の日常生活に戻ってください、てな感じです。まあ、でも、これで断わられたら恥ずかしいなー。
でも、こういう質問に詰まるのも考え物だから、ここらでいっちょう模範解答を考えておきたいな、と思います。
では今日はこの辺で。
2009年4月19日日曜日
どちらかというと平安時代か?
以前今の状況はまるで室町時代じゃあないのか?といったようなことを書いたことがありますが、ふと「実は室町というよりもっと以前の貴族統治時代である平安時代に酷似しているのでは?」と思いました。実質的な軍隊を持たなかった稀有な時代です。
貴族政治というとなにやらやっていたかのように聞こえてしまいますが、どうもままごとのようなことをやっていただけで実質政治と言えるべきものは何もなかったような気がしてなりません。幸いなことに外的もなく、枕草子にだったか、国司任命の人事発表の悲喜こもごもの様子が描写されていたかに記憶しています。まあ人事任命権を握ると言うことがイコール政治だったのでしょう。なにやら大昔の事とも思えませんねえ。
まあ、ただ表面上は平和な日々だったでしょうから実質ガードマンたる検非違使や北面、西面の武士たちが居ただけで、あとは比叡山の僧兵達くらいなのかな?中央に拠る武力勢力といえるものは。全国各地の荘園経営も、なにやら公共工事やそれに関わる贈賄疑惑とびっくりするくらい構造が似ていうような気がするのは自分だけでしょうかね。もっとこの辺のことを教えてくれる人はいないもんかな。
平安時代といえば国風文化やら末法思想やら、藤原氏の摂関政治などが思い浮かびますが、なんか人ごとじゃない世相のような気が....。
結局能無し集団になっていった貴族は没落し、代わりにきちんとした生産力・経済力を兼ね備えた実力集団である「武士」という新興勢力が勃興していった訳ですが、果たしてこれは何を意味するのか。歴史の中では、自身で力をつけていった地方盟主・地方に根付いた元国司の貴族達による地方自治から始まり、誰・何処を盟主とするのか、という主導権争いが今まではあったのですが、現実世界ではどのような形になるんでしょうかね。力ある企業?今のところで言うなら総合産業たる自動車産業でしょうけど、あまりにも自身の規模が大きくなりすぎて舵取りが出来ていないような気がしますねえ。
ま、いずれにせよ現在の中央政権は、歴史は繰り返すという所で行くなら人身から離れ、見捨てられ没落していくのでしょう。
貴族政治というとなにやらやっていたかのように聞こえてしまいますが、どうもままごとのようなことをやっていただけで実質政治と言えるべきものは何もなかったような気がしてなりません。幸いなことに外的もなく、枕草子にだったか、国司任命の人事発表の悲喜こもごもの様子が描写されていたかに記憶しています。まあ人事任命権を握ると言うことがイコール政治だったのでしょう。なにやら大昔の事とも思えませんねえ。
まあ、ただ表面上は平和な日々だったでしょうから実質ガードマンたる検非違使や北面、西面の武士たちが居ただけで、あとは比叡山の僧兵達くらいなのかな?中央に拠る武力勢力といえるものは。全国各地の荘園経営も、なにやら公共工事やそれに関わる贈賄疑惑とびっくりするくらい構造が似ていうような気がするのは自分だけでしょうかね。もっとこの辺のことを教えてくれる人はいないもんかな。
平安時代といえば国風文化やら末法思想やら、藤原氏の摂関政治などが思い浮かびますが、なんか人ごとじゃない世相のような気が....。
結局能無し集団になっていった貴族は没落し、代わりにきちんとした生産力・経済力を兼ね備えた実力集団である「武士」という新興勢力が勃興していった訳ですが、果たしてこれは何を意味するのか。歴史の中では、自身で力をつけていった地方盟主・地方に根付いた元国司の貴族達による地方自治から始まり、誰・何処を盟主とするのか、という主導権争いが今まではあったのですが、現実世界ではどのような形になるんでしょうかね。力ある企業?今のところで言うなら総合産業たる自動車産業でしょうけど、あまりにも自身の規模が大きくなりすぎて舵取りが出来ていないような気がしますねえ。
ま、いずれにせよ現在の中央政権は、歴史は繰り返すという所で行くなら人身から離れ、見捨てられ没落していくのでしょう。
2009年4月12日日曜日
麻生君迷走
なんだかもう、どうでもいい迷走を続けている気がする政局運営。
あちこちで支持率調査なんてのもやっているけど、どうもこれも胡散臭いモノだらけで、「支持率があがってきています」なんていう報道には本当かよ?という感じで。
そもそも論で言えば、ああしたアンケート調査なんてモノは設問の仕方でどうにでも誘導できるものであって、また解釈の仕様によっては小泉君の郵政解散のときの様な「無茶苦茶三段論法」も駆使して「何でそういう結論に持っていくかなあ」的な解説出来ちゃったりする訳で。
どうせ究極的には「次の選挙で自分の地位が維持できるか」が彼の人たち的には焦点なわけですから、どうせなら前置きなしの「いきなり模擬選挙」というほうが遥かに確度が高い気がするんですけど。それこそやってはいるけどおっかなくて結果が公表できないとか。支持率低いだろうしなあ、麻生君。
さてさて、個人のお仕事で言えば今一番とばっちりを食っているのがETCですかね。もう機械が無い無い。安くなるとなればゲンキンに、なんにでも飛びつく(しかも一度に集中して)庶民心理は嫌だなあ、とか思いつつ一日に何回か「ETCが.....、」なんて電話を受けたりしてます。
大体今までも、そうそう遠方に出かけるわけでもなかったでしょうから、今さら騒ぐほどの事でもない、というのは違うんでしょうか?それこそ、つい最近まで「本体取付費込みで6,000円」とかでやっていたわけですからねえ。どうせこんなもの一時的なものに決まっているので、今さら慌てる事はない、とおおらかに構えていればそのうちまた製品が余りだすに決まってますって。
それよりももっと「何でそんなに簡単に値下げが出来るんならもっと早い段階でやらないんだ」と、もっと怒る方向になんで感情が向かないんでしょうか?それこそ昔のタクシーやバスみたいに「定額50円でどこまでも」みたいに定額回数券一回1000円でどこまでも、とかさ。
で、またぞろ景気対策とかの名目で赤字国債が、とか消費税の税率引き上げ時期がどうのこうの、とか言い始めたようです。エコカーの減税措置も出ましたねえ。こんなんで効果あるんかい?と首を傾げるのはいつもの事ですが。
今後、ますます高齢化が進み、今までの国内の富の蓄積が医療や介護といった分野で消費されていくようになっていくと思います。そういう意味では内需拡大と言えるのかもしれません。ただ内需拡大っていうと聞こえはいいかもしれませんが、言葉を変えれば自給自足という言い方もできるわけで。でも、それって資源国であったり農業大国であったりという自然の恵みや地の利があってこその消費形態な気がするんですけど。
まあ今後人口が減るのは間違いないところですから、その分、余分な所に人員が割けなくなって、もっと効率的な組織なり、様式に変化していくのを期待したいところではありますが、それよりも先に企業が日本から逃げ出すのが先の様な気もします。
そうそう。今日の本題です。誰か知っている人があったら教えて欲しいのですが、一体全体、普通の暮らしをしていくにあたって政府や地方公共団体、その他の関与がなくなったら、インフラの維持費等は於くとして、いったい幾らくらい生活経費が浮くのだろうか?今回の高速道路のETC割引のような姑息なバラマキをするより普段のトラック運送なども割引してくれればどれほど商品の価格が下がるのだろうか?とかね。
自分の事で言えば、最近はタイヤ交換の依頼を受けると、近場のメーカーの営業所から仕入れるより遠方から取り寄せた方が、運賃を見込んでもはるかに利幅が確保できる(オートバックスなどの価格を引き合いに考えると)事もあって福岡とか鹿児島辺りから商品を送ってもらうことが多いのですが、それでも送料だけで3000円くらいはかかってるし。昨年度の確定申告では商品の送料も馬鹿にならんと思っていちいち見直したのですが、それでも自分の事業規模だけでも15万くらい送料がかかってます。
医療費の配分方法や保険点数なども、コロパパさんやオペラデンタルの清水さんがブログ中で何度かこぼしていますが、どこでどう目減りしているのか、もう一度再検証する必要があるような気がするんですけどねえ。医療費に限ったことではありませんが。
素人考えではおそらく保険のように「前年同条件」が基本で来てしまっていて、大枠そのまま、枝葉末節の修正で何とかココまでたどり着いちゃった、というのが実像のような気がするんですけどね。ただ、どうせ役人なんか基本給は黙っていてもあるんだから、もっと前向きな仕事をさせてもいいと思うんだけどねえ。手が足りないならその辺で遊んでいるっぽい西区役所の職員を好きなだけ持っていってかまわないんですけどねえ。
あちこちで支持率調査なんてのもやっているけど、どうもこれも胡散臭いモノだらけで、「支持率があがってきています」なんていう報道には本当かよ?という感じで。
そもそも論で言えば、ああしたアンケート調査なんてモノは設問の仕方でどうにでも誘導できるものであって、また解釈の仕様によっては小泉君の郵政解散のときの様な「無茶苦茶三段論法」も駆使して「何でそういう結論に持っていくかなあ」的な解説出来ちゃったりする訳で。
どうせ究極的には「次の選挙で自分の地位が維持できるか」が彼の人たち的には焦点なわけですから、どうせなら前置きなしの「いきなり模擬選挙」というほうが遥かに確度が高い気がするんですけど。それこそやってはいるけどおっかなくて結果が公表できないとか。支持率低いだろうしなあ、麻生君。
さてさて、個人のお仕事で言えば今一番とばっちりを食っているのがETCですかね。もう機械が無い無い。安くなるとなればゲンキンに、なんにでも飛びつく(しかも一度に集中して)庶民心理は嫌だなあ、とか思いつつ一日に何回か「ETCが.....、」なんて電話を受けたりしてます。
大体今までも、そうそう遠方に出かけるわけでもなかったでしょうから、今さら騒ぐほどの事でもない、というのは違うんでしょうか?それこそ、つい最近まで「本体取付費込みで6,000円」とかでやっていたわけですからねえ。どうせこんなもの一時的なものに決まっているので、今さら慌てる事はない、とおおらかに構えていればそのうちまた製品が余りだすに決まってますって。
それよりももっと「何でそんなに簡単に値下げが出来るんならもっと早い段階でやらないんだ」と、もっと怒る方向になんで感情が向かないんでしょうか?それこそ昔のタクシーやバスみたいに「定額50円でどこまでも」みたいに定額回数券一回1000円でどこまでも、とかさ。
で、またぞろ景気対策とかの名目で赤字国債が、とか消費税の税率引き上げ時期がどうのこうの、とか言い始めたようです。エコカーの減税措置も出ましたねえ。こんなんで効果あるんかい?と首を傾げるのはいつもの事ですが。
今後、ますます高齢化が進み、今までの国内の富の蓄積が医療や介護といった分野で消費されていくようになっていくと思います。そういう意味では内需拡大と言えるのかもしれません。ただ内需拡大っていうと聞こえはいいかもしれませんが、言葉を変えれば自給自足という言い方もできるわけで。でも、それって資源国であったり農業大国であったりという自然の恵みや地の利があってこその消費形態な気がするんですけど。
まあ今後人口が減るのは間違いないところですから、その分、余分な所に人員が割けなくなって、もっと効率的な組織なり、様式に変化していくのを期待したいところではありますが、それよりも先に企業が日本から逃げ出すのが先の様な気もします。
そうそう。今日の本題です。誰か知っている人があったら教えて欲しいのですが、一体全体、普通の暮らしをしていくにあたって政府や地方公共団体、その他の関与がなくなったら、インフラの維持費等は於くとして、いったい幾らくらい生活経費が浮くのだろうか?今回の高速道路のETC割引のような姑息なバラマキをするより普段のトラック運送なども割引してくれればどれほど商品の価格が下がるのだろうか?とかね。
自分の事で言えば、最近はタイヤ交換の依頼を受けると、近場のメーカーの営業所から仕入れるより遠方から取り寄せた方が、運賃を見込んでもはるかに利幅が確保できる(オートバックスなどの価格を引き合いに考えると)事もあって福岡とか鹿児島辺りから商品を送ってもらうことが多いのですが、それでも送料だけで3000円くらいはかかってるし。昨年度の確定申告では商品の送料も馬鹿にならんと思っていちいち見直したのですが、それでも自分の事業規模だけでも15万くらい送料がかかってます。
医療費の配分方法や保険点数なども、コロパパさんやオペラデンタルの清水さんがブログ中で何度かこぼしていますが、どこでどう目減りしているのか、もう一度再検証する必要があるような気がするんですけどねえ。医療費に限ったことではありませんが。
素人考えではおそらく保険のように「前年同条件」が基本で来てしまっていて、大枠そのまま、枝葉末節の修正で何とかココまでたどり着いちゃった、というのが実像のような気がするんですけどね。ただ、どうせ役人なんか基本給は黙っていてもあるんだから、もっと前向きな仕事をさせてもいいと思うんだけどねえ。手が足りないならその辺で遊んでいるっぽい西区役所の職員を好きなだけ持っていってかまわないんですけどねえ。
2009年4月7日火曜日
ミサイル発射に思う
無事にというか、何事もなく北朝鮮のミサイル発射イベントが終了いたしました。世間様的にはいろいろと言われているようですが、ちょっと個人的に思ったことを幾つか。
自身がおこちゃまで純真な頃は「軍隊の無い、戦力を放棄した平和な国って素晴らしい」って素直に思い込んでいました。
ただねえ。外交の場ってモノは、外見上はビシッとした身なりで優雅に晩餐会など催しつつ歓談しあうなんてお上品な事をしているようですが、実際の所は権謀術数というか、それこそ周到な布石を事前に打ちつつ「オレがオレが」という所をいかに見せずに相手を思う壺に追い込んでいく、という場なわけで。
第二次大戦の頃までは覇権主義というのか「植民地欲しー。俺の所だけでもいいからいい思いしたいー。」というのを生で出しても「そういうモン」だったのが、今はそれを如何にお上品に隠しつつ、という方向に変わっているだけですよね。イギリスなんかの「女王陛下の名の下に」なんて言い回しは優雅ではありますが、実際には産業革命以降、飛躍的に伸びた商品生産における製造物の消費地を世界中に探し回っていただけで、「ここはオレのテリトリー」「ここはオレが先にツバつけた」などと欧州各国がやりまわっていただけでしょう。
そこに遅ればせながら明治維新を経た日本が、その最後の時期に登場して、それこそ狩猟型と言ってもいい植民地経営手法ではなく、国土防衛(主に対露)を根っこにした農耕型植民地経営を以って国力の蓄積を図ろうとした、というのが大まかな流れであるように思います。もっとも、当時すでに狩猟型植民地経営が成立するような国は根こそぎ欧州各国が抑えてしまっていた
ということもあるかと思いますが。
何かと新参者が苦労するのは世の常でありまして、日本としても舐められないようにするにはどうしたらいいか、ということで必死こいて身につけた処世術が「国際法の遵守」というその1点でした。国際法そのものは列強各国で暗黙の内に成立しかかっていた紳士協定的なものを成文化したものです。欧州各国としては自身の定めた「こうあるべきだ」、又は「これだけは一応止めとこうぜ」的な、ある意味理想と現実の折衷点を追った内容でもあったこともあり、当初、新参者である日本が意外なほどそれを遵守していこうとする姿勢を見せたときには、しゃらくさくもあり微笑ましくもあり、といった微妙な感覚でもって日本を見ていたことでしょう。例えば東郷さんは当時、名の通った国際法の権威であったと聞きます。
さて、明治時代の当時の日本は、今よりもはっきりと軍隊・武力の意義というか本質を理解していたように思います。今なら暴力団幹部連中ですか。いうなれば「正確で、適正な、暴力・圧力の注入」を目的とした団体の有用性です。いくら今現在きれいごとを言っても各国が軍隊を手放さない理由はそれでしょう。
いくら言っても言うことを聞かない国に対しては実力行使。これが一番手っ取り早くて確実。中国のチベットに対しての姿勢を見ても一目瞭然じゃあないですか。まあ、それ以前に中国の「世界の工場」としての立場の優位性やレアメタルの生産地としての立場の確立、それに世界中の余剰商品の受け入れ先としての中国市場の有用性なんかのバックもありますから、なかなかに中国に対して公然とモノが言えない状況をふまえての行動ではあるでしょうけど。
話は戻って北朝鮮のミサイル。近くにこんな美味しい国があって北朝鮮としては幸せだったでしょうねえ。公式的には軍隊という組織を持たないと宣言している剥き身のカキのような国。しかもお金をたっぷり含んだ「ぷりぷり」の状態です。しかもそこに住む人間は揃いも揃って「お人好し」ばかりときているんですから。しかもなぜか世界状況はおとぎの国の世界とばかり、正論で押してくることしか知らないかのごとく「人権問題」だの「拉致被害者」だのしか言ってこない。
それこそ膨大な国家予算をつぎ込んでまで「セルフ・ディフェンス・フォース」なるものを維持しているくらいなら、なぜ「SAS」のような対テロ実戦部隊の1つも持たないのかなあ、とか。工作員を送り込まれる側ではなく、逆に「対北朝鮮国家転覆工作員」を送り込む事位はしてもいいだろうに、と思うのは乱暴なのでしょうかねえ。それこそ機密費の本来の使い方でしょうに。経済大国とおだてあげられ、本人もその気になって浮かれているくらいなら、それだって一つの立派な外交カードだと思うのですがねえ。
例えば「よっしゃ。それなら1つトヨタの現地生産工場を1つプレゼントしようじゃあないか。鉄鉱石はそちらの鉱山の物を使ってやるとしよう。もちろん従業員も現地の人を使う。但し幹部社員ポストや重要部位生産についてはこちらに任せてもらおうか。なに、生産が軌道に乗るまでの間だ、心配するな。
ただ、こちらもタダという訳にはいかない。そうだな。何かひとつこちらにも1つ仕事が欲しいな。うん、そうだ。君の国では通信設備が不十分だろう。その整備事業を1つウチに任せてもらえんか。」てな具合でもいいじゃあないですか。何か1つ根幹になるものをえさにして。ただ、ブラックボックスはきちんと確保しておく。いうなれば穏やかなテロかもしれませんがね。
元は中国かもしれませんが、本家では半ば忘れられた格好であった「将棋・囲碁」なんてゲームは、それこそ先読み先読みの権謀術数の世界でしょう?何でもっと実地に使わんかなあ。「布石を打つ」なんて元は囲碁の言葉でしょう?
もうちょっと大人のゲームを魅せて(演じて)ほしいと思うのは僕だけでしょうかねえ。
自身がおこちゃまで純真な頃は「軍隊の無い、戦力を放棄した平和な国って素晴らしい」って素直に思い込んでいました。
ただねえ。外交の場ってモノは、外見上はビシッとした身なりで優雅に晩餐会など催しつつ歓談しあうなんてお上品な事をしているようですが、実際の所は権謀術数というか、それこそ周到な布石を事前に打ちつつ「オレがオレが」という所をいかに見せずに相手を思う壺に追い込んでいく、という場なわけで。
第二次大戦の頃までは覇権主義というのか「植民地欲しー。俺の所だけでもいいからいい思いしたいー。」というのを生で出しても「そういうモン」だったのが、今はそれを如何にお上品に隠しつつ、という方向に変わっているだけですよね。イギリスなんかの「女王陛下の名の下に」なんて言い回しは優雅ではありますが、実際には産業革命以降、飛躍的に伸びた商品生産における製造物の消費地を世界中に探し回っていただけで、「ここはオレのテリトリー」「ここはオレが先にツバつけた」などと欧州各国がやりまわっていただけでしょう。
そこに遅ればせながら明治維新を経た日本が、その最後の時期に登場して、それこそ狩猟型と言ってもいい植民地経営手法ではなく、国土防衛(主に対露)を根っこにした農耕型植民地経営を以って国力の蓄積を図ろうとした、というのが大まかな流れであるように思います。もっとも、当時すでに狩猟型植民地経営が成立するような国は根こそぎ欧州各国が抑えてしまっていた
ということもあるかと思いますが。
何かと新参者が苦労するのは世の常でありまして、日本としても舐められないようにするにはどうしたらいいか、ということで必死こいて身につけた処世術が「国際法の遵守」というその1点でした。国際法そのものは列強各国で暗黙の内に成立しかかっていた紳士協定的なものを成文化したものです。欧州各国としては自身の定めた「こうあるべきだ」、又は「これだけは一応止めとこうぜ」的な、ある意味理想と現実の折衷点を追った内容でもあったこともあり、当初、新参者である日本が意外なほどそれを遵守していこうとする姿勢を見せたときには、しゃらくさくもあり微笑ましくもあり、といった微妙な感覚でもって日本を見ていたことでしょう。例えば東郷さんは当時、名の通った国際法の権威であったと聞きます。
さて、明治時代の当時の日本は、今よりもはっきりと軍隊・武力の意義というか本質を理解していたように思います。今なら暴力団幹部連中ですか。いうなれば「正確で、適正な、暴力・圧力の注入」を目的とした団体の有用性です。いくら今現在きれいごとを言っても各国が軍隊を手放さない理由はそれでしょう。
いくら言っても言うことを聞かない国に対しては実力行使。これが一番手っ取り早くて確実。中国のチベットに対しての姿勢を見ても一目瞭然じゃあないですか。まあ、それ以前に中国の「世界の工場」としての立場の優位性やレアメタルの生産地としての立場の確立、それに世界中の余剰商品の受け入れ先としての中国市場の有用性なんかのバックもありますから、なかなかに中国に対して公然とモノが言えない状況をふまえての行動ではあるでしょうけど。
話は戻って北朝鮮のミサイル。近くにこんな美味しい国があって北朝鮮としては幸せだったでしょうねえ。公式的には軍隊という組織を持たないと宣言している剥き身のカキのような国。しかもお金をたっぷり含んだ「ぷりぷり」の状態です。しかもそこに住む人間は揃いも揃って「お人好し」ばかりときているんですから。しかもなぜか世界状況はおとぎの国の世界とばかり、正論で押してくることしか知らないかのごとく「人権問題」だの「拉致被害者」だのしか言ってこない。
それこそ膨大な国家予算をつぎ込んでまで「セルフ・ディフェンス・フォース」なるものを維持しているくらいなら、なぜ「SAS」のような対テロ実戦部隊の1つも持たないのかなあ、とか。工作員を送り込まれる側ではなく、逆に「対北朝鮮国家転覆工作員」を送り込む事位はしてもいいだろうに、と思うのは乱暴なのでしょうかねえ。それこそ機密費の本来の使い方でしょうに。経済大国とおだてあげられ、本人もその気になって浮かれているくらいなら、それだって一つの立派な外交カードだと思うのですがねえ。
例えば「よっしゃ。それなら1つトヨタの現地生産工場を1つプレゼントしようじゃあないか。鉄鉱石はそちらの鉱山の物を使ってやるとしよう。もちろん従業員も現地の人を使う。但し幹部社員ポストや重要部位生産についてはこちらに任せてもらおうか。なに、生産が軌道に乗るまでの間だ、心配するな。
ただ、こちらもタダという訳にはいかない。そうだな。何かひとつこちらにも1つ仕事が欲しいな。うん、そうだ。君の国では通信設備が不十分だろう。その整備事業を1つウチに任せてもらえんか。」てな具合でもいいじゃあないですか。何か1つ根幹になるものをえさにして。ただ、ブラックボックスはきちんと確保しておく。いうなれば穏やかなテロかもしれませんがね。
元は中国かもしれませんが、本家では半ば忘れられた格好であった「将棋・囲碁」なんてゲームは、それこそ先読み先読みの権謀術数の世界でしょう?何でもっと実地に使わんかなあ。「布石を打つ」なんて元は囲碁の言葉でしょう?
もうちょっと大人のゲームを魅せて(演じて)ほしいと思うのは僕だけでしょうかねえ。
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