ちょっと用事もあったので、今日初めて「ガリバーの無料査定」というモノをやってみた。今回は、ネットからの無料査定。45秒で金額が分かります、という謳い文句だった。
入力項目は
車のメーカー名
車名
年式
走行距離(1万キロ単位の大雑把なもの)
色
グレード
名前(ひらがなの読みのみ)
居住地(県まで)
メールアドレス
連絡の取れる電話番号
くらい。結果は、45秒では連絡は来なかったが、7分後には第一報がきた。で、このときには手元に携帯電話を置いてなかったので出れず。さっき、18:24に電話が来た。
予想はしていたが、先ずは手始めに、こちらの情報収集にかかってきた。果たしてホット客なのか、それとも冷やかしか、という判断をしたのだろう。
「お問合せいただいた御理由は?」⇒まあ、これはそのままですね。
「今後距離が伸びる可能性は?」⇒査定金額の変更の可能性。金額が良ければ直ぐに売却になるかの判断
「時期的にはいかかでしょうか?」⇒相手の心積もりはどうか?今すぐになるのか?
「売却は何のためでしょうか?」⇒売却だけならそのまま。代替の場合はそれもガリバーで取り込めるのか?という判断。
この辺は適当に答えておいたが、相手としては脈アリと取ったのか、
「○○(車名)のようなミニバンは現在大変人気があり、探している方の多い車である。このため良い数字の出せる可能性が高い。ついては、浜松にお住まいであれば最高金額の出せる担当者がガリバーの各店舗を巡回しているので、ご都合をあわせて頂きお車の状態を見させていただければ最高の金額を提示させていただくことが出来る。その上で各店舗を回られてみてはどうか。ついては、浜松の査定員の予定を見てみたいので、お住まいの郵便番号を教えていただきたい。」ときた。ほほう、と思う。
最重要ポイントはこちらの住所。情報をつかんでおけば後で何時でもコンタクトを取ることができるから。
それと「最高金額の出せる査定員」というところもポイント。美味しいエサに飛びつくかどうか、だから。そこで飛びつけば、本人(つまり決定権者)が売却予定のクルマに乗って店舗まで出向いてくる訳だし、「巡回」な訳ですからアポもきちんと取れる。
まあ、きちんとマニュアルがあるのでしょう。でも、もちろん自分が郵便番号を言う訳がない。
柴「ちょっと待ってください。こちらとしては査定金額を教えて頂けるという事でお問い合わせをさせていただいた訳で、概算さえ教えていただければ今回の用は足せます。最高金額を出していただけるのはいいのですが、順序として概算が出なければ、今後の計画も立てようがないでしょう?」
ガ「きちんと車の現状が分かりませんと金額が出せないのですが」
柴「無論、傷の状況もあるでしょうし、距離が今後どのように伸びるかも分かりませんから、教えていただいた金額から今後減額が出るだろう事は承知しています。ともかくも目安がないことには、今後の動きを検討しようにも材料がありません。まずは概算で結構です。」
ガ「............。129万から85万円の間です。」
とまあ、こんな具合で当初の目的の情報は聞き出せたので、ではまた、といって電話は切った。
しかし。上限金額と最低金額との差が44万円。うーん。確かに実際には事故車でありながらも「電話ではこう言われた」とか言ってゴネル奴とかもいるだろうから、迂闊な金額がいえないのも分からんでもないが、ねえ?
一時の買取業者の台頭もいまや段々ひと段落してきて、既に次の段階に入ってきているのは承知している。つまりは今まではディーラーの牙城であった車両販売にも進出してきているということ。
既に中古車買取については一定以上の知名度がある以上、ある程度は中古車の価格コントロールも出来るようになったし、それ以上に買い取り車両の量もかなりの台数を抱えている。不思議な感覚もあるが、買取業者から車を買いたいと思うに人たちも徐々に出てきているらしい。それもあってか、今まで付き合いのあったビッグウエーブのとある店も社名を変えてきたし、損保の代理店も始めたようだ。まあ、こちらとしては「なめてもらっては困る」というところだけど。
そんな中、今、ディーラーは何を考え、何をしようとしているのかよく分からない。
メーカー名のついた大ディーラーとはいえ、実態と中味はその辺(失礼)のクルマ屋と大差ないのは古巣だからよく知っている。まだ、メーカーと同一視してくれて、勘違いしてくれている人がまだ居るうちに、もう少し戦略を立て直したほうがいいんでないかい?余計なお世話だろうけど。
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