2007年12月24日月曜日
過給エンジンについて
コロパパさんのHP内のブログに過給エンジンについてのコラムが採り上げられていました。前回はコメントで参加させていただいたのですが、実は本誌「しばた新聞」でもエンジンのことは書こうかとか、と思ってはいたテーマではありました。でも何やかやといってまとまりがつかず、うやむやになっていました。久々に書く気なったので少々。
結論を先に持ってくると、過給エンジンのミソは排気量が変化する、というところにあります。つまり、1リットルの排気量のエンジンも、過給圧の具合によって2リットルにも3リットルにもなりえる、という事です。
コロパパさんへのコメントの中で「GT-Rのターボエンジンのコンセプトは20年前のもの」という趣旨のことを書きました。とにかくピークパワーを追い求めた結果、素の排気量もそこそこ大きく、雑(といっては失礼ですが)な過給と、ノッキングを回避する為の低圧縮比とガソリン冷却に頼った冷却系のエンジンです。
1000馬力、2000馬力といえば聞こえはいいのですし、分り易いのですが、その数字は車の速さにはあまり寄与してくれません(最高速度は別として)。クルマの出足や扱いやすさに影響するのは、むしろトルクです。単純にトルクを上げようとするならば、ピストン1発の容積、つまり一回に燃やすガソリンの量を増やすのが一番手っ取り早い方法です。
ただ、単に容量を増やすばかりが得策であるわけではありません。大きな排気量である為にはそれらを支えるパーツも大きくならざるをえず、機械的な損失も大きなものとなってしまいます。つまり、効率的な大きさの排気量というものもあるのです。
本誌「しばた新聞」でも触れた事がありますが、感覚的には360ccは最低限、欲しいと思っています(NAの場合)。最近は車も重くなってきていますからもう少し大きくてもいいかもしれません。ある本には「スポーツカーの場合で400cc。セダンでは500ccが最適。」といったようなことが書かれていました。
あ、すんません。ここまで書いて、ちょっと用事が出来てしまいました。
この続きはまた後日。それでは。
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