昨日、一昨日と事故の話が相次ぎました。
一件は、当事者のお兄さんからの連絡。
トヨペット当時、そのお兄さん(とはいっても60過ぎの人)経由で妹さんのクルマ(中古車)を納めました。新車のセールスに中古車の話というのもおかしな話ではありますが、まあそれは、それ。
納めたとはいっても、お付き合いはそこまでで、点検や自動車保険などのその後のメンテナンスは特に依頼もなかったので、そのまま音信不通となっていました。早い話が無関係といえば無関係な人なのですがね。で、この人が追突をされたとのこと。
「柴田さん、ちょっと力になって貰いたい」とお兄さんから言われれば断わる訳にもいきません。地元の人なら分かるでしょうけど、自宅から事故現場の磐田まで、夕方の6時半過ぎから出かける事になりました。ちょっと、いい距離です。
何やかやと1時間後ぐらいに事故現場に到着。話を聞いてみると事故車両は相手方の付き合っている車屋さんが保管しているとの事。おいおい、とは思いましたが、後の祭りです。まだ、警察連絡のレッカー車でなく出よかったね、というくらい。
日頃車検などを入れているカローラ店や、自分が当時在籍していたトヨペット有玉店にも連絡はしてくれた(相手方の車屋さんが)そうですが、預かるのはいいが代車は無い、といったツレナイ返答ばかりだったとの事。まあ、そんなもんでしょうね。
こちら側の加入していた保険会社(損保J)の代理店は、おそらく追突、という状況を聞いたからでしょうけど、「困ったことがあったらまた連絡ください」というご返答だったとか。おいおい。いくら保険会社として賠償責任がない事故だからといって、それはないだろう?レッカー手配の算段くらい心配しろよ。
こんなわけで、いつもの如く、全てをかぶる立場にまたしても追い込まれることに?さて。
もう一つの事故は、これまた無関係といえば無関係なのですが、お客さんの息子(既に結婚していて別生計)の嫁さん。この方が、一旦停止無視のクルマに突っ込また、というお話。「ちょっと柴田さん、いーい?」てな感じでお客さんからの電話が始まり、相手は東海、こちらは日本興亜。で、相手保険会社からは事故後しばらく何も言ってこず、加害者本人から「ごめんなさい」の一言もなく、こちらの保険会社も何のアドバイスもしてくれない、などなど。本人も忙しいのでバタバタしつつ、傍で見ている嫁さんのほうの親が却ってイライラしだす始末で、こちらにお呼びがかかったという経緯でした。
2つに共通して言いえることは「やい、代理店の野郎、動けよ。」という事。
事故直後の初動はレッカーサービスに。後の示談交渉やらなんやらに関してはサービスセンターに、なんて考えの連中がどうも多いようです。保険会社的にしても、代理店の連中に、変に事故にクビを突っ込まれるよりは新規契約に邁進してくれたほうが良い、という風潮なのでしょうけどね。
それともう一つは、車両保険をもっと大切にしたほうがいい、という事。大概、保険契約の際には自分が相手に当てる事は考えても、当てられる事には案外頭が回りません。当てた側になった際には自分の車の修理費も仕方がない、自業自得だ、で済みますが、すまないのは当てられた被害者側。だって、君さえ来なければ......、とは誰しも思うことですから。つまりは自己防衛のためにも車両保険をもっと大事に考えてください、と思います。
ここ最近でよく見かけるのは、「車両保険金額10万円」とか「20万円」という内容。これじゃあ意味ないんですよ。自分を守れない。特に極低年式車などは車両保険金額が下がっています。でも修理費30万とかはすぐにでもいってしまう金額ですし、時価全損となった場合、代替の原資にもなりません。
おそらくは契約更改時に「前年同条件」で更改しているだけで、車両保険金額などには思いを馳せたことの無い代理店が扱っているのでしょう。時価額がどうこう言っても、車両保険の設定金額はある程度自由裁量です(目安はありますが)。あまりに低い金額になっていた場合、同程度のクルマが買える保険金額に設定しなおしておくことをお勧めします。
これを、ここのところ4~5件たて続けに目にしました。保険の内容によって保険料は大幅に変りますが、車両保険の金額が10万から30万に変わったところで、それほど大きな違いは出てこないはずです。冒頭の1軒目の事故の方もこれで、保険種類は一般車両保険でしたが、保険金額は20万円でした。
そんなこんなで、明日以降は他代理店の尻拭いに翻弄されそうな予感です。
2 件のコメント:
でも、車両保険に入ると結構、保険料が高くなるじゃないですか?
例えば、評価額100万円の車の買い替え費用分の車両保険っていくらくらいになるんです?
あまりに抽象的で答えが出ないでしょうか?
えー。保険料の試算をするとなると、以前書いたかどうか分かりませんが、「車両・搭傷クラス」と呼ばれる過去半年間のその車の損害率の成績表の数字がどのくらい?というところで数字にかなりの開くが出てきます。
そこで、コロママさんのフィットを例にします。あくまでも試算ですので条件設定はこちらの勝手とさせていただきます。
年齢制限30歳以上、家族限定あり。
保険種類SIP(リスク細分ではない方式)。
対人対物無制限。
人身傷害保険、被保険自動車搭乗中のみのみ3000万円。
搭乗者傷害なし。
事故付随費用あり。
割引等級11等級。
被保険車両型式 GD1初代フィット
これが今現在、自分の取り扱い保険会社で年間保険料が39,980円です。これに仮に100万円の車両保険(車対車+A)を付保すると59,640円です。一般車両はさすがに高くて82,380円。
一般車両の場合は自損事故もカバーします。このため、うがった見方をすれば、どんなヘタクソが運転しても支払わざるを得ないので、保険料はアップしてしまいます。ですが、車対車+Aであれば、2万円ほどの金額で保証を得られます。まあ、それがたかが2万円、されど2万円ということではありますが。
文中の補償金額を見直しましょう、というのは仮に上記の例で言うと50万の車両保険(車対車)であった場合でも56,580円、つまり100万円の車両保険と3,000円程度の差でしかない、という事を言いたかったのです。
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