トヨペットを辞めてアリコに行ったばかりの時のことです。保険屋は、と言うか生保屋は優雅だなあ、と思いました。
トヨペットに居た頃は12時の報告があり、3時の報告、5時の報告、8時の報告と営業成績の報告時間があり、イベント時(まあ、土日ってことですね)には10時の報告までありました。早い話、営業部長などという偉い役職に着いている人たちはやる事が無いので、日がな営業数字の挙がるのを待つしかやることが無いので、報告時間をマメに設定しているとしか思えない矢継ぎ早な報告を求めていました。ひどい時には「条件申請は直接営業部長(静岡の本社に居る)の携帯に電話すること」などというばかげた通達があったイベントもありました。
そんなこんなで、クルマ屋と保険屋というものはずいぶんと育ちというか生活習慣が違うものだと思ったものです。
先日事務所の社長から電話があったときに言われたのが「柴田君はいつお昼と食べているのか?」という質問です。答えは「営業中は食べない」です。つまりお昼は移動時間であり、またアポを取ってある時間であったり電話をしなくてはいけない時間であったりするので、ほとんど昼食時間として過ごす暇はありません。イコール、ほとんど昼飯を食べていることはありません。たまに食べている時があるとすれば事務所(自宅)で事務処理をしていて、気分転換や脳みそに糖分を補給しなくては、と思うときくらいなもんです。
これと同じような所で、やっぱり育ちが違うのかなあ、と思うことが今日ありました。それは、「何をもって日々の糧とするか」ということです。
クルマ屋出身の自分からすると、動いてナンボ、お客さんの便宜を図ってナンボ、と思っているのですが、どうも保険屋さんというものは契約を取ってナンボ、契約の継続率を守ってナンボ、という意識の方が強いのかな、と。
例えば、保険屋さんの中には「自動車保険は事故処理が面倒。だから、ウチは自動車保険はやらない。傷害保険はほとんど請求がないからウチは傷害保険一本でやる。」と公言して憚らないところがあるくらいで、基本的に「自分のところにお金が流れる流れを作る」というところに神経が集中しているのかな?という感じが拭えません。また、トヨペット時代に「中途更改」という手続きで自分からの契約に切り替えてもらった自動車保険があるのですが、その時にすごい勢いで元の代理店からクレームを受けたことがあります。かいつまんだ要旨でいえば「俺のお客に何をする」ということだったんですが、なんというか、その過剰すぎる自意識に辟易したものです。
基本的に自動車保険に関して言えば「払ってナンボ」と思っていますし、仮にお客さんが離れることがあっても「それまでの人だった」という割り切り方をしています。保険料に関しては保険会社が決めることですからねえ。
それ以上に、今までの経緯で積極的に「今度はもう結構です」と断わることすらあります。だって、フォローをさせてもらう以上、気持ちが繋がらない人には気持ちが入りませんから。
ただ、お客さんからすれば、どうなんですかねえ。もちろんどこまで求めるか?という事はあると思うのですが。
もちろん自分で何でも事後処理をするという人であれば、通販でも構わないとは思うのですが、今までの経験上、通販でやっていた人って本当に何も知らない人か、逆に変にセコイ人が多いんですよねえ。誰か、この印象を払拭してくれるような人が現れてくれるといいんですが。
0 件のコメント:
コメントを投稿