やはり一般的には車検費用は高額の部類に入ると思います。
今年の4月から車検・法定点検の案内葉書を出すようにしました。そしてそこには車検の基本費用は載せるようにしています。24ヶ月定期点検・車検代行費用は車種問わずで同じに設定しているのでそこは25,000円で統一。あとは重量税・自賠責・印紙代の費用を足しあげて車重1.5tクラスまでのクルマは基本料金88,220円(オイル交換を含む追加部品・追加作業工賃は除く)で案内を出しています。もちろん納車引き取り・代車料(現在はヴィッツかベンツC200。さすがにロードスターは出したことがありません。)込みの金額です。
ここのところは平均車齢が上がっていることや、10万キロというひとつの壁を越えようかという車が多いこと、少々工賃や部品代の追加が多くなっていることもあり請求金額が嵩みがちなのが現状です。
出来れば、こちらとしては12ヶ月点検の入庫率をあげて整備費用の分散を図りたいのが山々なのですが、そこはそれ、お客さんの意向が最優先ですから最近の風潮にのっとり車検以外の点検は少々控え気味になってきているのが現状です。
で、そうなると整備費用そのものはたいした金額にならずとも、それに税金と自賠責保険費用のプラス(個人的には「上底費用」と呼んでいます)が馬鹿になりませんからいきおい大台越えの請求金額も珍しくなくなってきます。
ただ困ったことに幾らココとココを交換させていただきましたと言ったとしてもそこはそれ、あんまり車に興味のない人にはどうでもいいことで、結局は「えー、こんなにかかったの?」の一言になってしまうことも少なくありません。だって、交換されたブレーキパッドを見させられても「汚いなあ」以上の感想はありませんし、油脂類を交換しましたと言っても「ふーん」以上の感想は出てきません。
では「車検(もしくは何らかの整備)」を受けてきたんだ、と判って貰うのには何が一番効果的か?と考えた末に行き着いた結論は「「綺麗に洗車もしくはボディ磨き」をした上で納める、でした。これなら判り易いでしょう?そこそこ高額になってしまった請求費用を心理的に理解しやすくする1手段としては「綺麗なったわが愛車」というのは有効な説得材料になってくれるのでは?とちょっと期待しています。べつに請求費用を高額にするためにキレイにしている訳ではないというのがミソですね。
今、車検整備を依頼している業者さんの一件はワックス洗車(車内の掃除機がけを含む)をした上で仕上げてくれています。もう一件は通常の水洗い洗車と掃除機仕上げ。ただねえ。こちとら新車販売を10年以上経験してきている人間ですから、当然新車の状態を普通以上に知り尽くしている訳で。そういう目で見るとやはり甘いんですよね。仕上げが。
例えばで言うと整備業者さんのやる仕上げのほとんどはガラスの拭きあげが甘い。外はともかく内側の拭き上げはほとんど皆無というのが現状です。いちいち作業を指定しないとやってこない。
また、自分として気になるのがハンドルのべたつき。けっこう皆さん無頓着なんですよねえ。日本車の新車ではとくにハンドルにカバーがかけられている、ということはありませんが、外車の場合はハンドルにビニールのカバーがかかっています。これは「アバロン」の新車の納車準備の際に気がつきました。ものすごく念入りにビニールが巻き付けられていたんですよ。「ああ、彼の国ではココが気になるんだろうな」と思わず納得してしまった所です。
結婚してから気がついた事なんですが、女性って日焼け止めクリームとかとか保湿クリームとかを日常的に手に塗り込んでいるようです。日常的に水仕事が多いからなんでしょうけど、こと車に関してはこの所為でドアハンドルとかステアリングホイールが妙に白く変色している例が多いような気がします。
まあ細かい箇所についていちいち採り上げていくとキリがありませんが、そういうことを含めて今後車検の際には2日というよりも3日もしくは4日ほどお借りして自分が気になる所をきちんと磨き上げた上で納めるようにしようかなあ、と考えています。
とりあえず昨日、試行段階ではありますが第一号試験車をお納めいたしました。オーナーであるその方は一目見るなり、おお?という表情をされ「綺麗なったなあ」と喜んでくださいました。まあ、とは言いつつフロント部のみの磨きでしかなかったのですが。
ボンネット・フロントフェンダー左右・バンパー。グリル部の角は汚れがたまりやすい箇所でもありますからいっその事、と思いグリルを外し、裏や隅にたまったゴミを除去し洗剤やコンパウンドを駆使して磨き上げました。またウインドウオッシャーノズルも外してきちんとボンネットとの接合箇所まできちんと磨き上げたので水垢の残りかすもありません。ボディーカラーが白だった事もあり、未施工箇所との差も分かりやすく、やった後の差異が際立っていたこともあったでしょう。
で、今日は第二弾。先日車検を済ませた軽自動車を磨き上げています。これは新車で納めて3年、任意保険まで柴田が手掛けている方ですので特別サービスとして無料にて磨き上げている所です。途中経過でしかありませんが、やっている人間が「綺麗になったなー」って感心しています。
ただ、新車状態を知ってもいますので「あそこも、ココも」なんてついつい欲が出てしまうのが困ったものです。もうひとつ困るのが1台の車をきちんと仕上げるのが体力的にけっこうきついということですかね。けっこう疲れるんですよ、実際。
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