2010年4月27日火曜日

非常に迷惑なこと

私自身は、本屋さんめぐりは好きなんですが基本的に立ち読みはしません。あくまでも買うための物色はしますが、その時もぱらぱらとページをめくって気に入った写真なり記事なりが目に入る・入らないで判断します。読み耽るという事はしません。

ただ、本屋さんの商業形態としては、あくまで本棚・展示スペースを貸しているだけということもあるのでしょう、立ち読みに関してうるさいことを言われることは少ないような雰囲気はあります。「立ち読みお断り」なる札はたまに目にはしますが、ほとんど無視されていますし、中には座り込んで読む輩とかもいるくらいで。

勿論じっくり吟味した上で買われる方もあるでしょう。そうでなくては大事なお金を払うだけの価値があるかどうかの判断が出来ない、と。まあ、それはそれでわかる話でもあります。

ただ、ほんとうにそればっかりか?
と思わずにはいられません。そんなに読みたかったら図書館にでも行って欲しいものだと心底思うのは私だけなんでしょうか。特にずらっとマンガ雑誌の所でかたまって立ち読みしている光景を後ろから見ていると、非常に浅ましく感じてなりません。そこで読んじゃったら買うわけないよねえ。

だって、現実には汚ったなく読み捨てられたような雑誌の多いこと多いこと。しかも、ページをめくる時に本の端を握り締める奴が多いのか、表紙・背表紙共にキッチリと折り目というか握り締められた跡が残っている本が珍しくありません。
こんな本を掴まされた日には気分が悪くて仕方ねーよ。というか、昨日掴まされたんですが。念には念を入れて、上から5冊目くらい下の本を選んだにもかかわらず。ちっくしょー。

いつぞやのエロ本屋のように「1人でぶつぶつ朗読している」奴は流石に昨日は居ませんでしたが、それでも1冊の本にタムロしてくっちゃべっているのは居ましたねえ。それとなく見るとしっかりと本の端を握り締めていましたから、キッチリ折り目は付いていただろうなあ。


こうなってくると、本屋さんも品定めの為の場に成り下がり、買うのは結局アマゾンから、という事になっていくのかなあ。

それはそれでいいんだけど、地場の本屋さんという存在が好きな私としては、なるべくなら本屋さんで買ってあげたいんですが、読み捨てられた本を敢えて買うほどのお人好しでもないんですよねえ。
店舗スペースの関係もあるでしょうけど、平積みにする本などは試し読みの1冊だけ置くようにして、後はカウンターの裏の書架から出すようにしてくんないかなあ。コミックスなんかはそうしている所も多いですよね。
特色ある小さな本屋さんが次々と店仕舞いしていく中で、こうした立ち読みによって読み捨てられた本が、販売機会を逸してしまったという事も少なくないような気もします。

買う気もないのに立ち読みをする方へお願いというか注意というか。

貸し本屋ではないんですから
、せめて「この本を買う人もある」事を想像して丁寧に本を扱う位の気遣いを見せろ。頼むから。

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