そこまで来ているのならば、あとはどの程度の按分にすればいいか?という相手側への相談だけの筈なんですけどね。
もちろん、保険会社の担当者といえどもイチ会社員であることには変わりありません。上司がハンコを押してくれそうな、報告書として通りそうな、上司への説明もつきそうな示談内容であるかどうか、が担当者にとっての焦点です。
新車セールス当時の事でいえば、もちろん車が1台売れるという事が大事なんですが、それと同時に「この値引が、この車の注文書の体裁として通るレベルか否か?」という事が彼女・彼らにとっての最重要課題であろうという推測はします。
当然、支払保険金が上がる、という事は保険会社自身の利益部分を削る、という事につながる訳ですし、保険会社にとってのお客さんは、中に居る人間にとっては実は代理店です。代理店連中の損害率(預かり保険料に対する支払保険金の比率)を引き上げるような示談内容をそう簡単に請合う事も、担当代理店への報告義務の手前しにくいでしょう。この数字は代理店手数料料率を決定する指標数字のひとつなんですね。
もちろん、正当な賠償責任行為を全うする、という事に対しての云々を言い出されると、これまたバランスの取り様が難しいポジションなんでしょうけど。おそらく彼ら自身の目標数字というか、支払い保険金の上限数字バーというものもあるでしょうし。
それはともかく、キャッチフレーズ。
クルマの世界でのキャッチフレーズで、ある程度知名度が高く、しかも随分刷り込み度の高かったモノとしては、やはり「 いつかはクラウン」でしょうかねえ。
ビックリしたのは、私が静岡トヨタの就職説明会の時に、一緒に説明を聞いていた学生で、「あのCMはよかった」などとしたり顔で頷いていた奴がいたことです。何者なんだ?こいつは、と思ってしまいました。
もっとも近頃は「いつかはベンツ」「いつかはBMW」にすり替わっている様な気もしますし、若葉マークのベンツ、ビーエムも珍しくないですから、すっかりクラウンの影も薄れてきた感があります。もっとも、やはりクラウン。金額だけはやはりどっしりとしていますけど。
でも、あれだけ出すのならベンツ・ビーエムも楽に買えてしまうわけですから、そっちに流れるのも分からなくもないか。まあ、逆に言えばそれだけ外車が安く買える・安く売られている時代になったということでもあるのかな。
さて、もうひとつ私がクルマ関係のなかで「これは」と思うキャッチコピー。それは。
「間違いだらけの車選び」
これですね。
実は初めて先日、この「間違いだらけの車選び」シリーズ最新刊「間違いだらけのエコカー選び」を買って今読んでるんですが。
まあ、正直な所、日頃私の思っている所にかなり近いスタンスで書かれていることもあり、あまり目新しく感じる論評には今のところ出くわしてはいません。という事は、昔刊行されていた本もおそらくこういった論調だったのでしょう。いわば「当たり前のことを当たり前に書く」という事なんですが。
もちろん、シリーズ初版当時、こういったことをそのまま書くのが斬新だったということもあるかもしれません。もちろん今だって提灯記事はいっぱいあるわけですから。
でも、これは相当「タイトルの受けのよさ」つまりキャッチコピーに引きずられた面が相当あるのでは?という印象を受けました。これをきっかけに名の売れた人になった分、「更に物事を言い易くなった」、という面と「言い方を鋭くせざるを得なくなってきた」という面もあるのかな?とね。
シリーズ初版は昔、家にあったような気もしますが、当時は挿絵しか見ない人だったので何を書いてあったのかは全く覚えがないんですが。ちょっとくらい読んどけば良かったかな。
タイトルに引きずられた例として近年覚えがあるのは「バカの壁」でしょうか。実はあれも読んだのですが、全く面白くなかった。タイトルとしてのツカミはいいと思うんですが。
あれ以来随分と著者の名前をアチコチで見かけるようになりましたが、本当に皆読んだの、あれ?文章としては全くツマラナイ内容に思ったんですけど。
でもベストセラーにはなってしまったんですよね。
やっぱりツカミは大事だなあ、と痛切に思うこの頃です。ただ、私にはセンスも訓練も足りないので、ああいうタイトルは思い浮かびませんが。
そういえば欠陥車呼ばわりされて、せっかく作った車の運命を台無しにされた例がありましたねえ。ダイハツ・アプローズ。あれ結構いい車だったと思うんだけど。
もちろん、保険会社の担当者といえどもイチ会社員であることには変わりありません。上司がハンコを押してくれそうな、報告書として通りそうな、上司への説明もつきそうな示談内容であるかどうか、が担当者にとっての焦点です。
新車セールス当時の事でいえば、もちろん車が1台売れるという事が大事なんですが、それと同時に「この値引が、この車の注文書の体裁として通るレベルか否か?」という事が彼女・彼らにとっての最重要課題であろうという推測はします。
当然、支払保険金が上がる、という事は保険会社自身の利益部分を削る、という事につながる訳ですし、保険会社にとってのお客さんは、中に居る人間にとっては実は代理店です。代理店連中の損害率(預かり保険料に対する支払保険金の比率)を引き上げるような示談内容をそう簡単に請合う事も、担当代理店への報告義務の手前しにくいでしょう。この数字は代理店手数料料率を決定する指標数字のひとつなんですね。
もちろん、正当な賠償責任行為を全うする、という事に対しての云々を言い出されると、これまたバランスの取り様が難しいポジションなんでしょうけど。おそらく彼ら自身の目標数字というか、支払い保険金の上限数字バーというものもあるでしょうし。
それはともかく、キャッチフレーズ。
クルマの世界でのキャッチフレーズで、ある程度知名度が高く、しかも随分刷り込み度の高かったモノとしては、やはり「 いつかはクラウン」でしょうかねえ。
ビックリしたのは、私が静岡トヨタの就職説明会の時に、一緒に説明を聞いていた学生で、「あのCMはよかった」などとしたり顔で頷いていた奴がいたことです。何者なんだ?こいつは、と思ってしまいました。
もっとも近頃は「いつかはベンツ」「いつかはBMW」にすり替わっている様な気もしますし、若葉マークのベンツ、ビーエムも珍しくないですから、すっかりクラウンの影も薄れてきた感があります。もっとも、やはりクラウン。金額だけはやはりどっしりとしていますけど。
でも、あれだけ出すのならベンツ・ビーエムも楽に買えてしまうわけですから、そっちに流れるのも分からなくもないか。まあ、逆に言えばそれだけ外車が安く買える・安く売られている時代になったということでもあるのかな。
さて、もうひとつ私がクルマ関係のなかで「これは」と思うキャッチコピー。それは。
「間違いだらけの車選び」
これですね。
実は初めて先日、この「間違いだらけの車選び」シリーズ最新刊「間違いだらけのエコカー選び」を買って今読んでるんですが。
まあ、正直な所、日頃私の思っている所にかなり近いスタンスで書かれていることもあり、あまり目新しく感じる論評には今のところ出くわしてはいません。という事は、昔刊行されていた本もおそらくこういった論調だったのでしょう。いわば「当たり前のことを当たり前に書く」という事なんですが。
もちろん、シリーズ初版当時、こういったことをそのまま書くのが斬新だったということもあるかもしれません。もちろん今だって提灯記事はいっぱいあるわけですから。
でも、これは相当「タイトルの受けのよさ」つまりキャッチコピーに引きずられた面が相当あるのでは?という印象を受けました。これをきっかけに名の売れた人になった分、「更に物事を言い易くなった」、という面と「言い方を鋭くせざるを得なくなってきた」という面もあるのかな?とね。
シリーズ初版は昔、家にあったような気もしますが、当時は挿絵しか見ない人だったので何を書いてあったのかは全く覚えがないんですが。ちょっとくらい読んどけば良かったかな。
タイトルに引きずられた例として近年覚えがあるのは「バカの壁」でしょうか。実はあれも読んだのですが、全く面白くなかった。タイトルとしてのツカミはいいと思うんですが。
あれ以来随分と著者の名前をアチコチで見かけるようになりましたが、本当に皆読んだの、あれ?文章としては全くツマラナイ内容に思ったんですけど。
でもベストセラーにはなってしまったんですよね。
やっぱりツカミは大事だなあ、と痛切に思うこの頃です。ただ、私にはセンスも訓練も足りないので、ああいうタイトルは思い浮かびませんが。
そういえば欠陥車呼ばわりされて、せっかく作った車の運命を台無しにされた例がありましたねえ。ダイハツ・アプローズ。あれ結構いい車だったと思うんだけど。
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