2010年6月14日月曜日

ハイパワー車と燃費

R32GT-Rを止めたのには幾つかの理由があるのですが、その中で大きかったのは「ハイパワーとは何ぞや?」という疑問に突き当たったからです。
もちろん分かりやすい意味でのハイパワーとは「最高出力」や「最大トルク」なんでしょうけど、じゃあ、ハイパワーとはイコール燃費の悪い車という事なんだろうか?という疑問です。

「燃費の悪いのが当たり前」という事は効率が悪いということなのではなかろうか?

という事はハイパワー車というのは効率が悪い車でもあるのか?と。

という事は、という事は。


効率の良いハイパワー車というのは存在しえないの?という疑問。でも普通に考えたら「高効率だからハイパワー」っていう図式だってあったっていいじゃない。


確かにレースで勝つ為の、発生出力500馬力の為に作られたエンジンと、そこから得られた出力を効率よく地面に伝える駆動システム。勿論、そこにターゲットを合わせれば普段の足に使うには効率の悪い領域を常用することになるでしょう。でも犠牲にしていることが多すぎないか?と思わなくもありません。私の欲しい車は「普段の足として」必要にして十分に高効率なハイパワー車です。



そういうことに思い至ると、「GT-R」という車は既にコンセプトとして大時代的な、恐竜時代の産物なんだろうなあ、と。そう思ってしまったわけです。

だから、「1度乗ったから、もういいや」と腑に落ちてしまった訳ですね。


さて、高効率で燃費のいいハイパワー車。候補としてはディーゼルでしょうね。ディーゼルターボ。

ガソリン車においては「ターボ、イコール燃費が悪い」、というイメージが定着してしまっていますが、実際は小さな排気量で大きな排気量分の仕事をさせる装置ですから、機械のロスも少なく済んで、上手く使えば燃費もよくなるはずなんですよね。
ただ、大パワーというところにだけ目が向くと、過給した時のこと先取りして元々の圧縮比を下げてあったり、ターボが効きはじめるとガソリン冷却なんて手法も使ったりするもんだから余計に燃費が落ちたりもするわけで。

書き始めるとこういう話はキリがないので、この話はまたの機会に。


そんなこんなで、効率のいい機械がすきだなあ。勿論、大排気量、大パワーな車が好きな人はそれが好きなんでしょうけど、私はどうも、そういうのが性にあわなくって。



VWルポの1.2TSIがいいなあ、と思うけど213万円かあ。そこまで出す気にならないんだよねえ。

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