これ、鉄粉取りの粘土です。
車検を終えた車の、軽い磨きを引き受けていたのですが、実は前々からこの車に鉄粉がわりと付いていることは承知はしてました。磨きをする前にこいつで先ずは一磨きせにゃあならんあ、とは覚悟していたのですが。
しかし、思ったよりもひどかった。
ちょっと擦るだけでご覧のとおり粘土が茶色に変色していきます。適宜錆を咥え込んだ粘土を内側に練りこみつつ新鮮面をボディ表面に当てようにしていき、滑らかに手の平が滑るまでボディをこの粘土で撫で回し続ける訳です。そうして最初のうちはザラザラだった表面も根気よく粘土を滑らしていくうちに何となくすべすべしてくるようになる訳です。
本来なら鉄粉取りをしたあとで、更に磨きをかけた後にコーティングなりワックスなりを掛けるという手順を踏むのですが、こんかいは作業時間を1日しか貰っていませんので仕方なくこの後そのままワックス掛けをして終了といたしました。
ただ、これだけではキレイにしてきたということがお客さんに分かり難いのでもう一工夫をしてあります。
それは。
室内清掃です。せっかく外装がきれいになっていても内装が小汚いままではそのありがたみが半減いたします。
これは私自身経験があるのですが、以前ポリマーコーティングをマークⅡに再施工(この頃は贅沢にも1年に1回コーティングの再施工をしてもらっていたのです)してもらった際、外装は確かにキレイになっているんだけど、内装がそのまんまだったことにガッカリした経験があるからです。
確かに依頼内容は外装をキレイにすることだったかもしれませんが、あまりにもそのままの仕事しかこなしてこないようでは、さすがに気が利かんなあ、という評価をされてもいたしかたありません。ちったあ気にならんのかい?というね。
ただ、あまりにも漫然と掃除をしただけでは労力が倍増するだけで、くたびれるだけです。そこで、分かりやすい所だけを集中してキレイにしてあげる事で仕事をきちんとこなしていることをアピールするというわけです。これが集中と分散って奴ですね。
あんまり具体的に書いて真似されても面白くないですし、これを読まれた方に見透かされるのもアレなので色々と想像してみて下さい。
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