2008年1月10日木曜日

クルマのお手入れ

初めて車のワックスというモノを意識したのは、やはり初めて新車を買ったときでした。ボディーカラーは黒のメタリック。
当時のお客さんで洗車場を経営された方があったので、初めてコイン洗車という所に行って、そのクルマを洗い、一生懸命ワックスをかけたのを今でも覚えています。初めて買ったワックスはシュアラスターの半練タイプ。それが良かったのかどうか知りませんが、とっても綺麗になったものです。

時は流れて、自分のクルマに初めてコ-ティング、というモノをかけたのは、忘れもしない平成10年12月に買ったマークⅡの新車でした。マークⅡ誕生30周年記念車という事で、「トラント」という別ネーミングの特別仕様車でした。ボディカラーは当時、誰も選ぼうとしなかったダークグリーンのツートンカラーです。

ボディカラーというものは時代時代で流行り廃りがあり、バブルの頃は黒やダークグリーンがかなり売れた時代であったそうです。が、その後、流行は白やホワイトパールを経てシルバーやなどが大勢を占めるようになってきました。最近はまた黒いクルマを見るようになってきましたね。
それはそうと、悔しい事に、誰も買わないだろうと思っていたこの色ですが、自分のクルマが営業所に搬送された途端、その色を見たお客さんから「結構良いな」という事で、5台ほど立て続けにこの色が売れてしまいました。浜松で1台だけだと思っていたのに。このクルマは結構気に入っていたので、自分としては長期間3年半も乗ったので、今でもお客さんの中では「柴田の乗っているクルマのイメージ」としてこのマークⅡを上げる方が多いです。

ま、それはそれとして、買った色が色だっただけに、手入れのことは、かなり気にしていました。気に入った色でもありましたしね。そこで、初めてコーティングの登場となったわけです。
車というのは、選ぶときには一生懸命考えるんですが、買った後は結構早くアキが来てしまうものです。それはなぜかというと、慣れもあるでしょうが、当然外に置いてあって普段乗って出かけるものですから、汚れるのも早いんですね。で、また、洗うのが非常にめんどくさいわけです。特に車が大きくなればなるほど。しかも今時は寒いですから、よけいに億劫。
ところが、コーティングをしてあると洗うのが楽なんですよ。しかもピカピカになりますから、よけいに洗いたくなる。で、また綺麗になった車がもっと好きになる、という良い循環をもたらしてくれるわけです。ですから、そのマークⅡに乗っていたときは、年に1回、つまり毎年コーティングをし直してもらっていました。綺麗になって返って来るもんですから、よけいに可愛くてね。

確かに、その分お金がかかることも事実ですが、きれいな車っていうのは良いもんです。愛情を持っていれば、その分扱いも丁寧になりますし、クルマそのものにも興味が湧きます。なんせ、洗車は整備の手始めっていうくらいですし、洗わないと車の状態は分らないものです。
そろそろ今のクルマにも飽きてきて、クルマを買い換えようと思っている方は、もう一度クルマの外装を綺麗にしてもらってみたら如何でしょう?ついでにタイヤなんかもクタビレテいるようでしたら換えてあげたりなんかすると見違えて戻ってきますよ。

冒頭の写真は僕のロードスターです。今はガラスコーティングをかけてもらってありますので、光沢も以前とは違います。そして楽なのは水弾きがいいこと。
よく、水は玉になっちゃいけない、とか言いますが、確かに日なたに置きっぱなしなら、それは正解。でも直射日光の当たらない日陰で、しかもマメに洗ってある状態なら、表面に汚れが染み付く事もないですし、焼きつく事もないでしょうから、それならばかえって水弾きのいいほうが、いいと思います。
今の手入れは、よくあわ立てたカーシャンプーをスポンジに取り、力をいれずに撫ぜてやって汚れを浮かせた後、ホースで水をかけるだけです。流すだけで、ゴシゴシこすらなくても汚れは落ちていきますし、ボディサイドでは勝手に水玉は落ちていきます。弾きがいいとセーム皮での吹き取りが非常に楽ですから、ここでも表面を擦らずに済みます。

手間をかけずに愛情をかける術があれば、そのほうがより、クルマが好きになれる気がします。そのためのコーティング代なら安いものだと思うんですけどね。

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