2009年12月10日木曜日

時計

今は全く読まなくなりましたが、10年ほど前の一時期は「時計ビギン」とかその辺の時計雑誌をよく読んでいました。それまでは時計などにはほとんど興味はありませんでしたが、なんとはなしに目が向きはじめたのです。

そのへんはやはりスペック志向というか見た目のメカニカルさに弱いというか、未だに松本零士の影響が残っているらしく「クロノグラフ」と呼ばれるストップウォッチ付きの時計が大好きです。自分で買った万単位以上の時計の殆どはクロノグラフです。

ちなみに大好きなドカティ999ですが、あのフロントマスクも、よくよく思い返すと銀河鉄道999の機械伯爵にそっくりなんですよね。うーん、いつかは欲しい。
ちなみに999の実物との初対面はしばらく前になりますが、初めて見たときには「1/1 初代仮面ライダーマスク レプリカ」(ゼネラルプロダクツ製)と、オーバーラップして見えたものです。それくらいインパクトが有りました。
個人の趣味だけで言えばドカティの999とGSX1100S刀の2台を並べておいておきたいと、ずーーーーーーっと思っていますが、実現するのはいつのことやら、という感じです。まあ、やるだけならすぐにでもできなくはないんですけど、後の事を考えると踏み出せません。

時計にはなしを戻すと、今現在所有している時計は4本です。そのうちの1本が冒頭の写真にあるブライトニングです。今はもうベルトを交換してあるのでこの 姿ではありません(今は青のカーフベルト)が、少なくとも私が所有してからはケース磨きもしていませんし、リダン(文字盤のリペイント)もしていないので 基本的にはこの姿です。
ちなみに、初めて革バンドを交換してもらいにとあるお店に行った所、そこのお姉ちゃんに「こんなに使い込まれた時計を見るのは初めてです」と言われまし た。ホメられてんのか何なのかよく解らな言葉ですが。でも、まあそうでしょうね。おそらく、こういうお店で買っていかれる方は、それこそピカピカの状態の まま、何本もストックしている人でしょうから。私の場合は実用品の普段使いとして使っているだけですので。


でもねえ。実際に買って、使ってみて思うんですが、いくら能書きがいっぱい書かれていて、また、雑誌の見開きページで紹介されていたとしても、所詮時計な んですから、直径はせいぜい4センチ弱程度しか無いものなんですよね。厚みにしたって、いいとこ1センチ強しか無い。精度にしたってクォーツには敵いませ んし、防水性能や耐衝撃性能にしたって、その辺のGショックの足元にも及びません。
で、実際にできることといえば「だいたいコレくらい」という時間が計れるだけのストップウォッチが動くだけ。綺麗な全面紙面の写真が掲載されていたとしても実物はこれだけのモノ、といえばそれだけでしかありません。

つまるところ私にとっての時計の存在意義とは「過剰なまでに神経を注がれた高価なアクセサリー+大体の時間が分かる仕組みが組み込まれているモノ」という立ち位置です。やっぱり実用品と言うよりは装飾品。それも、決して主役級ではない、という意味を含めてですね。
よく、「靴は最後にお金をかけるところ」とかいう言葉がありますが、時計も似たようなもので一通りの身のこなしができた上で「自己主張をするわけでもない が、でもスパイスとしてよくできたもの」という感じでしょうか。ですので、「これだけ!」と豪華一点張りにそこだけヤマを張ってしまうといかにも不釣合い に映ります。


ただ、こんなふうに偉そうなことを言っても私の場合は人間そのものが下品に出来ているので、いかんともしがたいんですけどね。滑舌に気を付けるということと、もう少しゆっくりしゃべる、というところから始めていかなければ、と思っています。

思うだけ、じゃあないようにしなくてはいけませんね。

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