皆さん禁煙にはご苦労をされているようです。
ちなみにウチの兄貴はニコパッチじゃなかった、ニコチンの錠剤みたいなのでしたか。あ、そうそうニコレットを使っていました。
軍事オタクな兄貴の言うことによると、ニコレットって原子力潜水艦の乗組員の為に開発された禁煙用具なんだとか。
原子力潜水艦って一旦潜ると2ヶ月とか3ヶ月は上陸しないとのことですが、そんな中でタバコを吸われた日には他の乗組員がたまりません。でも止められな い。でも吸ったらそれこそ他の乗組員に半殺しにされかねない。ということで、そうしたニコチン中毒患者でも止めさせられる薬としてニコレットが登場した、 という事のようです。まあ、能書きだけはすごいですねえ。
ちなみに兄貴は一旦これで止められたようですが、また戻り、止めて、を繰り返して、今は何とか止められているようです。多分。
もうひとつちなみに、兄貴は花粉症がすごいです。
ここでも軍事オタクな兄貴は、その手のサイトを調べて回ったのでしょう。イギリス陸軍お墨付きとかいう「細菌戦」下でもOKとかいう防塵マスクを買い込ん で、今年の春は装備していました。イメージとしては「MSG(メタルギアソリッド)2」の冒頭に出てくる潜水服のマスクみたいです。息をするとマスクの両 方に付けられたフィルターがスコスコ動いているのがわかります。
で、これをつけて更に対花粉飛来防止用のサングラスをしているのですが、これが私と同じ190センチもある人間がやると、本当に怪しい奴にしか見えません。
これでドカチンヘルメット被って後ろに手拭でも下げた日には学生運動や労働争議の革マル派もかくやという感じですから、初めてこの格好を目撃した私は兄貴 に「何がそんなに不満なんだ?飯でも食うか?ん?」と囁いてあげたら、「花粉がつらいじゃあー」と真剣に怒っていました。面白い奴です、ほんとに。
では私の禁煙はいかな具合であったか。
私の場合何度かの挑戦があるのですが、1度目の禁煙は2週間持ちこたえました。次のタバコが無ければ買ってしまうので、ならば、吸いかけのものをガムテープで封印してしまえば良いだろう、という作戦でした。あとはひたすら耐えるだけ、というシンプルなものです。
が、結局挫折いたしました。忌々しい当時の所長との諍いで我慢が効かなくなってしまったからです。封印を破って最初に吸ったタバコはまずかったですねえ。その後の数本もちょと目眩がしましたが、すぐに慣れちゃいました。で、元の木阿弥です。
それ以降のプチ決意は何度かあったのですが、結局営業所内のタバコ自販機でサクッと買ってしまうというオートマチックな行動パターン(ついつい買っちゃう という行動が止められない・止まらない)に歯止めがかからず、結局毎回挫折です。せいぜい半日とか数時間しか禁煙の決意は持続しませんでした。
そんな中、何度目かのタバコの値上げがありました。当時私の吸っていたタバコはマルボロの赤(ソフトケース)。もちろんライターはジッポですね。今でもそのライターは持ってます。使い道はありませんが。
で、たしか250円だったものが280円くらいになったかと思います。あの時はたしか4カートンとか5カートンとかまとめ買いした様なしないような。でも、消費量が1日最低2箱というペースでしたから、あんまり長持ちしたような記憶はありません。
その後もしばらくマルボロをちびちびと1カートンづつ買っていましたが、ある時気がついたのは昔吸っていたJPSの黒が250円だったことです。なぜマル ボロに乗り換えたかというと、なぜかJPSを吸っていると頭が痛くなるようになったからです。試してみたら大丈夫だったので、その時からJPSに戻りまし た。
で、最後の時期までJPSでしたね。
ただ、馬鹿な話で、せっかく250円据え置き価格になるようにタバコを替えたのに「ジッポじゃあJPSの味にそぐわない」と偉そうな事を考え始めてしまい、あろうことかダンヒルを新調してしまいました。それじゃあ据え置き価格にした意味がないってーの。
またまた、当時の愚かしい思い出と共に、今でも箱に入ったダンヒルは部屋の片隅に眠っています。ちなみにダンヒルはオーバーホールが効くそうで。いや別にどうでも良いことですけど。
では最後の禁煙への挑戦は?という事ですが、ふと思い出しましたけど、タバコを止めた当時はほとんどサボタージュのような状態で、なんにも仕事をしないで1日中ガムを咬んでましたっけ。クルマの中で寝そべりながら。
というか、そうでもしないとやめられなかったような気はしますね。今になってみれば。
ちなみに禁煙挑戦時に使用していたガムはキシリッシュですが、あれって、食べ過ぎるとお腹がゆるくなるようですので注意が必要です。当時もよくトイレに行くようになりつつガムを咬み続けていました。
喫煙衝動がなんとなく落ち着くまでに2週間くらいかかったかな。前回のように封印したタバコも持っていなかったし、ライターも捨てちゃったし、営業所で使ってた自前の灰皿も捨てちゃったしね。
灰皿を捨てた翌日、「柴田さん用の灰皿が見つからなかったので...」と備品の灰皿を持ってきてくれた女の子に「もう要らないから」と言いました。そうし たら言われましたよ、「柴田さん、本当にいいんですか?」って。「こいつが止める訳がない」って思われてたんでしょうねえ。それくらいヘビースモーカーで したから。
だから決してタバコが止められなかったからといっても「意思が弱い」とか「ダメな人」なんて思えません。みんな足掻いているのです。はたで見ていると滑稽なだけかもしれませんが。
私の場合はいいタイミングに巡り会った、というだけだった様に思います。
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