行く先々で「トヨタ大丈夫?」「プリウス平気なの?」などと色々声をかけられます。
とりあえずの感想としては、アメリカ国内の反応については「景気も悪いし胸くそも悪いし、とりあえず捌け口として言えるだけ言ってやれ」的な反応かな、 と。まあ、トヨタのいつもの「本当にごめんなさい」的な、平身低頭で謝って「何でもします、許してください」対応はどうかとも思いますが。
さて、実際本当の所はどうなの?という話なんですが、話の本質としては「エアバック付いてるから安心」キャンペーンと今回のことと本質的に変わっていないと思っています。
つまり当時は作るほうも、売るほうも説明不足で、「エアバックが付いているから安心なんですよ」という幻想をユーザーに抱かせ、単純すぎる思われ方で「安全な車」としていた訳です。
それで日産が大量の広告キャンペーンを始めたことを発端にして、トヨタとしては「売られたケンカは買う」とばかりに「運転席だけではなく、助手席エアバッ クも標準装備にして、しかもウチはABSまで付けちゃう」キャンペーンを始め、実際ほとんど値上げすることなく順次全モデルを改良型に切り替え、実際全て の車にダブルエアバックとABSを標準装備させてしまいました。まあ、中には「助手席エアバックのレス仕様」なんてメーカーオプションもあったりしました が。
当時の販売現場では「これはエアバックが付いている・いない」という会話がほとんどでしたし、エアバックそのものについてのお話などほとんど皆無でした。ま、そういう雰囲気だけだった、とも言えますが。
ただ、本来ならば「エアバック作動の3条件」とか、あくまでも火薬の爆発によるガス圧で作動させている、という最低限のことは伝えておくべきでは?とは思いましたけどね。取扱説明書にはそうしたことが書かれていましたけど。
一つ脱線。ヤフオクなどを見ていると、結構エアバック付きのハンドルが出品されているんですが、あれって大丈夫なんだろうか?一応火薬だよ?まあ、今まで事故とか無かったのならいいけど。
鈑金屋さんなんかでもワリカシバッテリー繋いだまま線をいじくっている所もある見たいだけど、もう少し注意した方がいいと思うんだけどなあ。もしくはそれだけ誤作動に対する安全策が万全なのか。
さて本題のブレーキです。
基本的にプリウスのブレーキは、ブレーキもハイブリッドです。つまり回生ブレーキという「運動エネルギーを電気エネルギーに変換する」装置と、通常の「運動エネルギーを熱エネルギーに変換する」装置が組み合わされています。
ブレーキが効かなくなった、ノーブレーキ状態と言われるのは結局この2つのブレーキの「切り替わりの一瞬」の事です。
もしくはどの時点で切り替えるのかというところで、なるべく電気として回収するところを増やしたいと思えば最後の最後まで回生ブレーキを働かせるでしょうし、その代わり、切り替えの一瞬が最後の止まる寸前にくるでしょう。
必ず初期制動は回生ブレーキが働くという事なので、他の車ほど、ブレーキに耐久性が必要とされないということで、今回プリウスのブレーキにはプラ部品も一部使われているようです。
普通に止まる程度ならいいでしょうが、急ブレーキのような急制動の状態だと、いくら切り替えが一瞬だとはいえ、コンマ何秒かでも長く感じられるものです。まあ、トヨタも急ブレーキの時くらいは普通に油圧動作のブレーキ作動だけにしろよな、とは思います。
私がプリウスのブレーキの件をエアバックと同じ、と思うのは「システムが違うブレーキだから、そういう特性があります」と、なんで一言そういうことを販売店に言わせないのか?ということです。
システムが違うんだから、扱いも違うのが当然でしょう?
とにかく何も考えないで乗れるのがいい、というのならば、それこそ遮音対策を完璧にしておいたディーゼルターボを積んでおいて、変に弄られるとまずいの で、とか何とか言ってブガッティのヴェイロンみたいにエンジンフードも無くしてエンジン見れないようシしておく。で、エンブレムだけは「スーパーハイブ リッドシステム バイ トヨタ」って金文字で書いて入れておけばいいじゃん、って思います。低速からも力があって、高速域でもよく伸びる。しかも燃費もい い。
現実問題、「ハイブリッドだから燃費がよく、エコだ」、という以上の認識ではないんだから。
ディーゼルターボなら今までのシステムをそのまま踏襲できるし、変に電池なんて重量物もない。燃料だけは「トヨタのスペシャルガソリン車はこちら」と書い た給油ホースを作っておいて、何食わぬ顔で軽油を入れる。コルサの1.5ℓディーゼルターボなんていいエンジンだったんだけどなあ。
ということで、今回のトヨタの失敗は
「ハイブリッドを、理解のない一般の人に売らせ、普通の、クルマには興味のない人にもハイブリッドを大量にばら撒く事を目論んだ点」
に敗因がある、と思っています。ハイブリッドを理解しようとしていた人に細々と売っていれば良かったんです。実際。
それこそ理解と意識の浅い一般の整備工場(全部がそうという訳ではないにしても、全ての工場が意識が高いかと言われると、そうとも言い難いと思います)に も回生ブレーキを触らせようとしている訳ですから、くわばらくわばら、と思います。今後はハイブリッド車に近寄らない方がいいかもしれません。
事故のときの対処も、後ろに積んだ200v前後のバッテリーのせいでものすごく大変そうですしね。
とりあえずの感想としては、アメリカ国内の反応については「景気も悪いし胸くそも悪いし、とりあえず捌け口として言えるだけ言ってやれ」的な反応かな、 と。まあ、トヨタのいつもの「本当にごめんなさい」的な、平身低頭で謝って「何でもします、許してください」対応はどうかとも思いますが。
さて、実際本当の所はどうなの?という話なんですが、話の本質としては「エアバック付いてるから安心」キャンペーンと今回のことと本質的に変わっていないと思っています。
つまり当時は作るほうも、売るほうも説明不足で、「エアバックが付いているから安心なんですよ」という幻想をユーザーに抱かせ、単純すぎる思われ方で「安全な車」としていた訳です。
それで日産が大量の広告キャンペーンを始めたことを発端にして、トヨタとしては「売られたケンカは買う」とばかりに「運転席だけではなく、助手席エアバッ クも標準装備にして、しかもウチはABSまで付けちゃう」キャンペーンを始め、実際ほとんど値上げすることなく順次全モデルを改良型に切り替え、実際全て の車にダブルエアバックとABSを標準装備させてしまいました。まあ、中には「助手席エアバックのレス仕様」なんてメーカーオプションもあったりしました が。
当時の販売現場では「これはエアバックが付いている・いない」という会話がほとんどでしたし、エアバックそのものについてのお話などほとんど皆無でした。ま、そういう雰囲気だけだった、とも言えますが。
ただ、本来ならば「エアバック作動の3条件」とか、あくまでも火薬の爆発によるガス圧で作動させている、という最低限のことは伝えておくべきでは?とは思いましたけどね。取扱説明書にはそうしたことが書かれていましたけど。
一つ脱線。ヤフオクなどを見ていると、結構エアバック付きのハンドルが出品されているんですが、あれって大丈夫なんだろうか?一応火薬だよ?まあ、今まで事故とか無かったのならいいけど。
鈑金屋さんなんかでもワリカシバッテリー繋いだまま線をいじくっている所もある見たいだけど、もう少し注意した方がいいと思うんだけどなあ。もしくはそれだけ誤作動に対する安全策が万全なのか。
さて本題のブレーキです。
基本的にプリウスのブレーキは、ブレーキもハイブリッドです。つまり回生ブレーキという「運動エネルギーを電気エネルギーに変換する」装置と、通常の「運動エネルギーを熱エネルギーに変換する」装置が組み合わされています。
ブレーキが効かなくなった、ノーブレーキ状態と言われるのは結局この2つのブレーキの「切り替わりの一瞬」の事です。
もしくはどの時点で切り替えるのかというところで、なるべく電気として回収するところを増やしたいと思えば最後の最後まで回生ブレーキを働かせるでしょうし、その代わり、切り替えの一瞬が最後の止まる寸前にくるでしょう。
必ず初期制動は回生ブレーキが働くという事なので、他の車ほど、ブレーキに耐久性が必要とされないということで、今回プリウスのブレーキにはプラ部品も一部使われているようです。
普通に止まる程度ならいいでしょうが、急ブレーキのような急制動の状態だと、いくら切り替えが一瞬だとはいえ、コンマ何秒かでも長く感じられるものです。まあ、トヨタも急ブレーキの時くらいは普通に油圧動作のブレーキ作動だけにしろよな、とは思います。
私がプリウスのブレーキの件をエアバックと同じ、と思うのは「システムが違うブレーキだから、そういう特性があります」と、なんで一言そういうことを販売店に言わせないのか?ということです。
システムが違うんだから、扱いも違うのが当然でしょう?
とにかく何も考えないで乗れるのがいい、というのならば、それこそ遮音対策を完璧にしておいたディーゼルターボを積んでおいて、変に弄られるとまずいの で、とか何とか言ってブガッティのヴェイロンみたいにエンジンフードも無くしてエンジン見れないようシしておく。で、エンブレムだけは「スーパーハイブ リッドシステム バイ トヨタ」って金文字で書いて入れておけばいいじゃん、って思います。低速からも力があって、高速域でもよく伸びる。しかも燃費もい い。
現実問題、「ハイブリッドだから燃費がよく、エコだ」、という以上の認識ではないんだから。
ディーゼルターボなら今までのシステムをそのまま踏襲できるし、変に電池なんて重量物もない。燃料だけは「トヨタのスペシャルガソリン車はこちら」と書い た給油ホースを作っておいて、何食わぬ顔で軽油を入れる。コルサの1.5ℓディーゼルターボなんていいエンジンだったんだけどなあ。
ということで、今回のトヨタの失敗は
「ハイブリッドを、理解のない一般の人に売らせ、普通の、クルマには興味のない人にもハイブリッドを大量にばら撒く事を目論んだ点」
に敗因がある、と思っています。ハイブリッドを理解しようとしていた人に細々と売っていれば良かったんです。実際。
それこそ理解と意識の浅い一般の整備工場(全部がそうという訳ではないにしても、全ての工場が意識が高いかと言われると、そうとも言い難いと思います)に も回生ブレーキを触らせようとしている訳ですから、くわばらくわばら、と思います。今後はハイブリッド車に近寄らない方がいいかもしれません。
事故のときの対処も、後ろに積んだ200v前後のバッテリーのせいでものすごく大変そうですしね。
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