そうかい?っ手思ったのはリンクリスト中の「F&F」の今日のコラム、「保有台数現象」(だったかな?)での「保険屋も純増を既定路線としている」という点。
保険会社の収支だが、自分がメインで取り扱っている保険会社は基本的に昨年度収支は赤字だったようです。最終的には黒としていながらも。
保険会社のやり方として直ぐに例として思い浮かんだのは年金。基本的に年金って積み立てている訳じゃなくて、回収したお金を支払い対象者に端から配っている、という形でしたよね。だから柴田みたいに40前の人などは、自分たちがもらう時の実働世代はきちんと年金払う気になるか?ということをもっと気にした方がいいと思います。ま、それはおいといて。
保険会社も同じく、もらった保険金は、そのまま支払に回してる。もちろん、僕のような代理店に対する手数料もそう。ただ、そのまま全部使っちゃうと天災のときなんかに原資がなくなるので一定金額は留保しておいて運用しつつその時に備えてる。その辺がソルベンシーマージンとかいう数字に反映されている。
ただ、最近の保険料競争は、大勢として「保険料を下げ、保障内容を増やす」傾向にある。このため「事故が少ない」「支払い保険料が小額で済む」、そんな可能性のありそうな人の保険料を理由をつけては値引きしているので、結果的には回収保険料に対する支払保険金(=「損害率」と呼んでいます)がぐんぐん上昇しているようです。全社(保険会社として)では60%にもなるのだとか。
そうなるとまず、ワリを食うのは下請け企業たる保険代理店。当然トヨタのように納入価格を下げるが如く、何かと理由をつけては手数料カットの口実を考えてくる。損害保険だけじゃ手数料がガタ落ちなんで、生命保険も一緒にやるように(やらせるように)なってきてる。
次にワリを食うのは契約者。特に若年層や所謂スポーツカーユーザー。つまり、今までは全体として収支を保つ、という考え方で「国民皆保険」が如く「国民皆任意保険」にしようとしていた。つまり事故の際に「泣いた」「泣かされた」が出ないよう、とにかく全員が保険に入っとこう、というね。だって今全年齢で車両保険つきに入ろうとするとクルマにも因るけど年間保険料30万も珍しくない。これじゃあクルマよりも高いって。
社員はどうかなあ?いろいろと交際費の枠が、とか言われている様だけれども給料減という事まではねえ。取り過ぎ・貰い過ぎだとは思うけど本丸だしねえ。ま、確かに派遣社員というかバイト・パートが増えているような気はするけど。
で、冒頭の「純増」に戻ります。確かに保険一本でやっている人にとっては保有契約金額を増やしていかなければ収入減になりますから、契約数を増やす、という事が既定路線なのかもしれません。
という事で、色々思いを巡らすと、自分にとっては契約数をとにかく増やすことが第一、ということではないので、「あれ?」になった、ということかと思い至りました。べつに車のほうもあるしね。
でももっと顧客のフォローという面に対してもペイを考えてもいいのでは?とは思いますけどね。保険会社から、あれやって、これやって、という代理店に対する設備や人的、心理的、システム的な投資はどんどん要求してきますが、これらの部分に対するきちんとした対価が支払われているのかな、と思うことがあります。
もう少し書き継ごうかと思っていましたが電話が鳴ってしまい出かけることになってしまいました。そんなわけで、唐突にこの辺でおしまい。
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