先ずは幸福実現党、全員落選おめでとうございます。
流石にそこまでは腐っていなかったことに、ほんのちょこっと安心しました。
全てを見たわけではありませんが小選挙区ではせいぜい2~3000票どまりだったようで、それでも入れる奴はいたんだな、と。まあいいけど。
さて、流石に危ない単独過半数まで民主党には議席を取らせたくない柴田としては、比例代表で自民に入れたわけですが、結果としてはいっちゃいましたねえ。残念。
結論めいたことを言えばたしかに「自民が負けた」という事に他ならない訳ですが、ひとつの側面としては「自民に入れたくなかった」受け皿として適当なのが他になかった、という事と、もうひとつは「民主の国会におけるいやがらせ作戦」が「何もできない自民党」というイメージダウンの醸成と演出に功を奏した、というところなのでしょう。
もっとも「功を奏した」代償として、あまりにも大幅な景気後退と、遅すぎたがためにあまりにも意味も効果も薄まった補正予算とばら撒きとしてしまったことに、少なくとも国政の一翼を担っていた民主党にも少なからず(いや、大いに)その責任の一端があるわけですから、ここはもっと追及を受けてもいたし方のないところだと多いますが、そんなお話は聞いたことがありません。
おそらく、この辺の候補者であった片山さつきにしても、彼女なりに良かれと思ったことをあの人のできる範囲でやっていたのだろうと思います。多分。ただ、「自民党の」というカンバンの元での「片山さつき」であり、別にそれは「佐藤ゆかり」であっても「タイゾー」君であっても特に変わりはなかったでしょう。寄らば大樹のなんとやらで自民党側に付いたまではよかったが、というところですよね。次に控えている落選候補者としては丸山君でしょうかね。あの弁護士オヤジ。
話を元に戻すと片山さん、彼女のインタビューでは「後援者組織」による支援者固めが木内君に及ばなかったということを言っていたようですが、結局その辺からして従来のどこのだれそれさんと変化が感じられないんですよね。まだそこそこ経歴が長い塩谷の息子とか、前にいた水窪の親父なんかならそれでもよかったでしょうけど、落下傘候補ならばそれをわきまえて、「わたしが片山さつき」であり、「自民党を支える(支えられている存在ではない)片山」とでも言えばよかったのでは、とも思いますが、そういう何かしらのアピールはなかったと思いいます。別の言い方をすれば「キャラが立っていない」とでもいいましょうか。
その点、木内君は郵政の是非に関して安部にごにょごにょ言われていたが「そこで我を通し」、その仕打ちとして「4年間の下野に耐えた」というキャラができました。なんとなく他の候補者とは違う、という「淡い期待感」というキャラができたと思います。「判官贔屓」の気分なのかもしれません。もちろん今後の行動如何にも因るのですが。
まあ、どうせキャラを立てるのなら「若い」ほうがいい、という民党本部のいかにも下卑た下心が透けて見える民主党の新人議員ですが、果たしてこれからどこまで自身のカラーを出せるのか見ものですね。自身のカラーが出せないようなら他の強烈な色に染まってしまうか、影になって数合わせのコマに成り下がるか、というだけですからね。
こと、若いお姉ちゃんといかにも胡散臭そうな年寄りと、という対比図は「舐められたもんだぜ」という気がして気味悪く思ったものです。そういうことをしつつ「友愛」だなんて言ってる訳ですからね。
そんなわけで、次回も片山さつきが出てくるつもりならば是非、キャラを立てて作戦に望むことをお勧めいたします。「片山さつきはかく語れり」というところですよね。誰でもいい候補者ならば、あなたではなくともいい、という事でもあるのですから。
そうそう最後にひとつ。
国民新党や社民党と連合を組もうと画策しているらしい民主党ですが。
あれって、もう責任逃れをするための次の一手でしょうかね。いやいや実はあれば社民党がごり押しをしてきたから仕方なく意見を入れたんだ、とかさ。300議席オーバーのスーパーパワーを既にもてあましかけているような気もするんですけどね。だってそれだけあれば一党独裁でやりたい放題じゃん、って思ったんですが。ナチスってこういう風に台頭してきたんだろうなあ、って実感しましたもん。
ただ、社民党って確か7議席くらいでしょ?国民新党も似たり寄ったりで。てことは本体の民主党の2%程度の頭数でしかない訳で。
別にそんなのの意見入れる必要もないし、足並み揃えなきゃいけない理由はないと思うんですけどねえ。支持母体のかぶってるところを気にしなきゃいけないのかもしれないけど、あれは今回の選挙の場合、支持があろうがなかろうが結果は変わらなかったろうし、もとの支持数を原資とした議席数はもとの議席数程度だったわけですから、その辺は勘違いすべきではないはずですがね。
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