2010年6月27日日曜日

ゴーンさんの給料について

ちょびっと忙しいです。バタバタしています。

ルポのイグニッションコイルが来ました。ヨシヨシと思って包装を開けると........、部品が違うじゃん。ちゃんと確認してから発注したのに。
仕方ないので、電話をして。発送ミスを認める電話が1時間ほどたってからあり、再送しますとの事。



相変らず損保ジャパンからは電話が来ません。自説にこだわるのならば根拠を示しなさい、と。子供じゃあないんだから。で、示すだけの根拠がないのなら、そちらの自説を取り下げる他ないんじゃないですか?というだけのお話なんですけどね。



えー。ゴーンさんの給料の話が目に止まりました。

冷めているといえばそうかもしれませんが、所詮、日産さんは既に日本企業ではありません。塙 義一さんが経営者として如何ほどの能力を持っていた方か不幸にして知りませんが、少なくともあの時代までに2兆円の有利子負債を抱え込み、自立再生が出来ず(あきらめた)、早い話がルノーに身売りした、という経緯のはずです。

まあ、幕末に小栗上野介忠順がフランスから軍資金を借りて薩長連合を降す、という構想を持っていたのと妙にイメージがダブります。私のイメージ的にはそういうことをし、助けを請い、まんまとルノーは日産(というよりプリンス自動車か?)という植民地を手に入れた、という事なのでしょう。
その代わり日産は自身では成し得なかった負債処理や人事、工場や資産の整理をばっさりとやり、村山工場跡地の一部は某宗教法人の敷地となったとかならなかったとか。

コストカッターと言われようがなんだろうが、まあ、そういう外科手術じみたことをとにかく迅速に的確に行っていくことできちんと(?)黒字化していることは事実なのでしょう。また、日本人自身の手でそれが出来なかったこともまた事実なわけです。まるでどこかの国の財政のようですが。

まあ、そんなことはともかくゴーンさんは日本からしたら日産の社長というだけかもしれませんが、ルノー本体からしたら、ルノーの会長でもあるわけで。
本国からしても日産という植民地をキレイに平らげ、本国に利益をもたらす存在にしたという事でいえばイギリスの帝国主義時代の「東インド株式会社社長」並みの功績を挙げたと評価されていても不思議はないでしょう。そういう観点から見れば9億近い年収は、まあある意味妥当じゃあないですか?と思うんですけどねえ。

個人的にはゴーンさん、決して評価できる経営者とも思えません(コストカットはしても、決して国内販売が上向いている訳ではないし)が、少なくとも以前のように座して赤字を積み増している訳ではないし、全体としてはきちんと上納金を積みましてきていることも事実。また、決して良質な話題とも思えないですが、それでも次の一手を打って来ている事だけは間違いじゃあない。まあ、JUKEはジョークの間違いじゃあないの?という気はしてますけど。


うーん。まあ、早い話「一旦身売りしてしまった以上、今さら文句を言えた義理じゃあない」という事だと思うんですけどね。
莫大な借金を背負わされて女郎屋に売り飛ばされたようなもんで、今さら独立したいといっても余程の手切れ金を内部留保しておかないと無理でしょう。内部留保のしようもないとは思うけど。もしくは、「やはり日産なんか養っても意味がない」と思わせるだけのマイナスを作るとかさ。

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