2009年12月29日火曜日

基本的に、運転にはある程度のスキルというか慣れは必須のものです。
ですがこの時期になると、ほとんど通勤でしか運転していない人がお買い物で走りなれていない状況に出くわしたり、走りなれていない道に侵入してみたりという事のチャレンジすることが多くなります。そうするとどうなるか?


通勤時間に雨が降ると途端に流れが悪くなるのは、何も天候の所為で視界が悪くなるばかりではありません。その理由の大半は「送迎渋滞」にあると睨んでいました(過去形なのは、今はそういう時間帯に出かけるということがなくなったからです)。
もちろん、単純にその分だけ交通量が増えているということもあるのでしょうけど、それ以上に「その時間・その場所」を走り慣れていない人たちが、その時そ の場の状況判断と行動が他の人たちに比べ二歩も三歩も遅れるので、それがまた道路設計の悪い所に重なったりすると二次関数的に信号の待ち時間が急増してい く、という事態を招いている訳です。

また更にそうなるとしわ寄せを食らうのが右折待ちの人ですね。なんだかんだ言っても信号が変わってからも侵入してくるクルマが多いのが困りモノです。
私の場合はそんなとき、威嚇行動とハイビームとクラクション攻撃を常としています。つまり、接触しない程度に「もう変わってるぞ」という事を行動で示して あげる訳ですが、大概目も合わせようとしませんからね。ひたすら前だけを見つめて通り過ぎようとしているのが哀れというか滑稽というか。
ただこれをしようとする場合、ヴィッツ君やアクティトラックに乗っているときは逆に威嚇返しを受けることもあるので要注意ですね。これをやる時はベンツ君でないと効果は半減するようです。


さて暮れも押し迫ったこの時期、そうした不慣れな状況に出くわすクルマが多くなります。そうすると人はどういう行動をとるのか?

その1 強引な行動が目立つ。狭い道でもまずは突っ込んでみる、とか。
その2 目立つクルマでボーボーとおならをしつつ、アチコチで異音を軋ませながら走る(何故か、わざわざこういうクルマで市街地に出てくる)。
その3 若葉君か落ち葉君なら許してくれるだろうとばかりにステッカーを張りまくる。


注意を促して、「ああ、ごめんごめん」、と合図を返すくらいならまだ良いのですが、気がつかないフリ、何がワルイノよと逆切れする人、本当に気が付かない人、マイペースすぎる人。うーん。なんだか動物園みたいになってきましたねえ。

冒頭の写真はたまたま後ろに付いた人の物なのですが、額面どうりに受け取るなら「高齢者の初心者で、しかもウエルキャブ」?しかもよーく見ると「農協でクルマを買ってる」...........。なんか購買者像を想像するに考え込んでしまいます。もう、無敵状態ですね。このときは脇道を見つけてすぐに逃げました。

もうちょっと何とかならんものか?

2009年12月28日月曜日

暴走プリウス

プリウスを見る機会が日増しに増えてきました。


以前ならばプリウスユーザーとは、クルマそのものの先進性とエコに関する意識の高さ、もしくは周囲の見る目への配慮からプリウス導入へと踏み切った企業、 といったユーザー層が主だったため(特に初代)、わりあいその運転そのものに関しては常識的な範囲内に収まっていたのが普通だったのですが、どうもここの ところプリウスユーザーが信用できなくなる事態が急増してきたように思います。

たしかに今現在プリウスが納車される人たちの多くは「他の車を買おうかと思っていたが、エコカー減税等もあるので一度ぐらいはハイブリッドも良いだろう」という、いわば浮動票の代表格的なクルマでもあります。

このため、プリウスの道路上での挙動に信用が置けなくなって久しい状態が続いております。正直な所今はプリウスの後ろに付くとまず警戒心が先に立ちます。車間距離をとり、制限速度を守り。


お願いですから、普通の車になってください。

2009年12月16日水曜日

今日は出たり入ったり

今日のしょっぱなのお仕事は半年ほど前に納めたアクティバンの新古車のオイル交換です。せっかくオイル交換の設備が自前であるし在庫のオイルもあるのですから、納車後6ヶ月目のオイル交換まではサービスしてあげようと思ったのです。

そうしてクルマを持ってきてみて、取説にていつものように適合オイルの粘度を確認します。あんまり外れた粘度のものを使っても気分が悪いのと、オイルの交換量があらかじめ分かるので、点検スティックで測りながら入れるなどという手間が省けるからです。
ちなみにアクティバンの交換量は2.5ℓでした。まあこのてのクルマとしては標準的な量です。では適合粘度は?

0W-20でした。

まあ、推奨粘度はそれだけではないのですが、記載されているトップバッターの粘度はこれ。流石に平成19年度のクルマはこれが出てくるか、と思いました。 もちろん0W-20も在庫オイルとしては持っているのですが、流石にちょっとためらうんですよね。こんな低粘度でいいのか?という部分で。
トヨタのホームページには特にそうした記載はありませんでしたが、日産のホームページには「0W」粘度指定車以外には、このオイルは入れないでください、とはっきり書かれています。おそらくこれからはこの「0W-20」という粘度のオイルを標準仕様にしていくつもりなのでしょうけど、なんだか危なっかしい気もします。最適化設計は結構ですが、逆にいえばどんどん適合範囲が狭まっている、という事でもありますからね。


まあ、それはそれでとにかく0W-20オイルを入れました。
こいつを納める時にもオイル交換はしたのですが、その時の作業は業者に出したので、当時使ったオイルを知らないんですよね。
ちなみに私の持っているオイルはSM 10W-30とSL 5W-20、SM 0W-20の3種類です。





で、オイル交換の終わったアクティバンを納めて、その足で向ったのは自動後退です。やはりアクティトラックのバッテリーの体力不足が気になるので交換しておこうと思ったのです。
ちなみにアクティトラックの適合バッテリーは28B17Lです。容量は660ccのマニュアル軽トラですからこんなもんでしょうが、曲者は「B17」という、箱の大きさの規格でした。

実はせいぜい4~5000円台だと思っていたのです。いくら高くても。軽トラック用だし。
先日のコメントが、言い得て妙だったんですが、バッテリーって、重要なんだけどお金を掛けたくないパーツでもあるんですよね。アクティトラックの場合は、あのホンのちょっとあるボンネットの中にバッテリーを格納する手前もあって、小さいんですよ。バッテリーが。
で、金額を見ると7180円って書いてあるじゃないですか。一瞬目を疑いました。え?って。もうちょっと大きい方(35D19Lとか)が、売れる量もたくさんになるので結果的に安くなるんですね。でも仕方ないので泣く泣く買いましたが。

で、また交換作業のしづらいことしづらいこと。何で以前のように荷台の下のサイドに置かないんだろう?って思いました。ついでに工具箱の中に入っているはずの10ミリのボックスが、何故か紛失していることに気が付きダブルショックです。
工具がないのは我慢できません。だって何時出動の機会が訪れるかも判りませんし、第一ボックスの10ミリなんて一番使う奴です。無しでは通れません。という事で買出しにいくことに。




ついでに先日入院された方へのお見舞いを出動ルートに組み込みました。

まずはお見舞いです。
昨日手術の、しかも女性ですので、さっさとお見舞いだけ渡して帰るつもりだったんですが、その前に駐車場への入場待ちが長すぎです。まず、ここでイライラしてしまいます。
これだけ車の行列で混雑することを思うと、せっかく地域の中核病院なのですから行政側もくだらない山間部のバイパスを作ることにかまけないで、こういうところの周辺地域の道路をきちんと整備していく方に注力した方がナンボかましだと思うのですが。
救急車が渋滞で、病院の手前で右往左往しているなんて笑い話にもなりません。

また市街地に市営駐車場をいくつも持っているくらいなら、こういうところにドーンと市営駐車場を大きく構えて、駐車待ち渋滞の緩和を図ったほうが、救急受 け入れや、周辺道路の混雑解消、二酸化炭素の排出抑制、駐車待ちのイライラの解消などにも即効で効いてくると思いますよ、元民主党の市長さん。


さて、お見舞いはそそくさと済ませて、お次はボックスの買出しです。

工具コーナーにはKTCのネプロスブランドの工具セットが燦然と輝いていました。色々あるのはいいのですが、でも結局一番使うのはドライバーセットとボッ クスレンチのセットなんですよね。どうせならこれだけでもスナップオンを買っちゃおうかとも思いますが、なかなか決心がつかないのも事実なわけで。でもド ライバーセットくらいは.....、とか考えつつ結局目的の10ミリだけを買って、その他は我慢して帰ることにしました。



なんかメリハリのない一日を過ごしちゃったなあ。明日はもうすこし張りのある一日にしなくては。
そういうわけで今日はおやすみなさい。

最近のベンツ君。

しばらく働き者のヴィッツ君が帰ってこない為、近頃はベンツ君に専ら乗って仕事に行きます。このため、昨日後ろのナンバー灯が片方切れている事に気がつきました。

気が付けば気になるものです。別にどうって事は無いのですが。

ということで、いつもの車検を下請けに出している所にカレンダーを届けつつ「この球ありそう?」と尋ねました。「多分、ある」との事で交換してもらうことに。

トランクの表裏を見てみると、どうやら裏から電球を交換するアクセスハッチは見当たりません。という事は表からか、ということでナンバーの上にあるガー ニッシュ状のパーツを外してみました。たまにここはメッキパーツ交換してあるクルマがありますね。まあ、そんな趣味は無いのでどうでもいいのですが。

見るとネジ3本で止まっているようです。まずこれを外して。

すると、横棒のパーツがゴソッと外れました。「これプラじゃないじゃん、柴田さん」と業者の社長に手渡されたパーツは、いかにも「私はプラではありません」と自己主張するかのように重く、冷たい部品でした。

ホントだ、金属だ。

「アルミだね、これ」と、業者の社長。

しっかし、何であんな所にアルミのパーツなんか使うんだろう?どんな意味があるのか、どんな意味を持たせているのかさっぱり判りません。やはりベンツは意味不明にお金がかかっています。日本車なら絶対あんな所はプラパーツに決まっています。
しかも、ネジもステンレス製で、妙にピッチの細かい、しかも妙に長いネジを使っています。

でも、電球部分の結線とかは妙にチャチというかシンプルなんですよね。あれ、こんなもんか?と思うくらいに。


それと以前から気になっている事を聞いてみました。エンジンをかけると妙にガラガラと音がする点です。まあ、最初っからそれほど静かに回るエンジンではありませんでしたが、そういえばガラガラいうようになってきたかな?と。

ベルトのテンション調節をしているテンションロッドの交換時期か?と疑いを持っていました。以前整備に出していた業者には、ベンツはテンションロッドがよくダメになるパーツで、悪くなるとガラガラ言い出す、と聞いていたからです。
でも、手で触った限りではガタつくような感じではありません。プロの意見を聞いてみました。

すると、「テンションロッドはそれほどでもないねえ」と。で、あちこちのプーリーをガシガシと揺すってみると「あ」、という心臓に悪い声が聞こえてきました。
「柴田さん、これ多分ウオポンだねえ。」たしかにちょっとがたついているようです。

ウオポン、つまりウォーターポンプです。ああ、やばそうな所が。

「それっていくらするんですか?」という問いに「うーん、国産なら7~8000円って所なんだけど、これはちょっと。」
まあ、こいつの部品代は国産の最低3倍みとけば間違いないでしょうから、おそらく25000円くらいって所かな?とも思いましたが、部品代を含めた作業見積りを依頼しておきました。


で、30分ほどしてから電話が。
「柴田さん、これは笑うしかないねえ。」え?それってどういうこと?
「純正で49,800万円だってさ。で、仕切り幅もそんなになくってさ、どうする?」


悩んでます。5万かあ。

うーん。やるしかないんだろうけど、実はタイヤも換えようかと思ってたんだよねえ。そろそろ。
併せてやったら10万超えちゃうなあ。タイヤはミシュランのXM1でいいと思ってたからそれはともかく、うーん。すぐダメになる訳でもないだろうけど、でも水周りはなあ。怖いしなあ。


もうちょっと悩んでみます。まあ、いつやるか、というだけなんですが。

ちょっと思ったのは、それなら充電も兼ねてしばらくロードスターに乗ってようかな?という反則技です。結論の先延ばしでしかないんですけどね。

バッテリーのお話

寒い時期になってきましたので、まま、バッテリーの相談があります。

自動後退とかの用品屋さんに行くと、それこそいろいろな商品が並んでいて、また色々な宣伝文句が並べられているので迷われるのでしょう。
また、商売上の常識として「これはいい」とされているものは大概、お値段もそれなりに高価であることがほとんどなので「良いらしいけど、ちょっと高い」 「値段はそれなりだけど、特に宣伝文句が付いていない」=本当にこれで良いのか?という疑いのループに巻き込まれて結局選べなくなってしまう、という事が 多いようです。


ここで結論めいたことを書いてしまうと、どういうバッテリーを選んだらいいか?と聞かれれば、予算の許す限りできるだけ容量の大きなバッテリーを選んでおけば間違いは無い、と答えます。カルシウムだ、シルバーバッテリーだ、ボッシュだ何だ、とありますが、結論はこれです。

バッテリーの寿命は深放電したか否か雰囲気温度に左右されます。雰囲気温度はバッテリーの設置場所という、車体設計上どうしようもない事に関わりますので、あとは放電度合いで差をつけるしかありません。なるべく放電させずに済ますのならば、容量を大きくする以上の決定打はありません。
つまり容量に余裕のあるバッテリーを積むべし、という事ですね。もちろん設置場所には限界サイズがありますので、もちろんその範囲内で、という事ですが。

手っ取り早く言えば用品屋にあるバッテリー適合表を見て寒冷地仕様用と書いてあるバッテリーか、もうすこし大きめの容量でありさえすれば充分です。
あまり距離を乗らない人の方が、なるべく大きめのバッテリーを選ばれると良いでしょう。ある程度乗る人ならばそれほど気にすることはありません。

能書きの付いたバッテリーなら2倍モチが良いというのなら、それでも良いでしょうが、金額分を大いにカバーするだけの大差がつくとも思えません。
バッテリーの技術はワリカシ成熟した技術です。それだけにホンのちょっとのノウハウの塊ともいえますが、どんぐりの背比べともいえる分野でもあります。ですので、他とは違った謳い文句が大きな宣伝文句ともなります。

逆に言えばそうしないと値段を上げる口実が作れません。

だから普通のもので良いのです。国産の純正装着サイズは流石に「え?こんなにちっちゃくて良いの?」と思いますが、それでも極端に低寿命という訳でもあり ません。オルタネーターの性能も上がり、消費電力も下げられてきているので、これでメーカー基準の所定の寿命を全うできる、という判断がなされているので す。


中には音質が.......、などという人もありますが、バッテリーを換えた程度で音が違うなどという不思議なことはありません。アーシングも同様です。だって直流電流なんですから。メーカーの設計基準値はそれほどマヌケなものではありません。
どうも「純正仕様」=「チャチでしょぼい」という誤解をされているようですが、アフターパーツ屋さんとしては、そうでなくては商売になりませんので、そういうことになっているだけです。

納入・販売価格を考えれば純正仕様は「ものすごく安くて高品質」です。

メーカーやブランド名も色々言われますが、製造元のバッテリーメーカーと言ったって国内で言えば「古河」「日本電池」「パナソニック」「ユアサ」「日立」などが大元です。
仮にその他のブランド名が掲げられていても内実は「GSユアサ」だったなんて事がたいはんですからそれほど気にすることはないでしょう。


ただ、以前このブログで採り上げたように「メンテナンスフリー」タイプだけはその寿命が測りづらいらしい、という一点で個人的には避けています。

御参考までに。

2009年12月14日月曜日

禁煙の続き

皆さん禁煙にはご苦労をされているようです。
ちなみにウチの兄貴はニコパッチじゃなかった、ニコチンの錠剤みたいなのでしたか。あ、そうそうニコレットを使っていました。

軍事オタクな兄貴の言うことによると、ニコレットって原子力潜水艦の乗組員の為に開発された禁煙用具なんだとか。
原子力潜水艦って一旦潜ると2ヶ月とか3ヶ月は上陸しないとのことですが、そんな中でタバコを吸われた日には他の乗組員がたまりません。でも止められな い。でも吸ったらそれこそ他の乗組員に半殺しにされかねない。ということで、そうしたニコチン中毒患者でも止めさせられる薬としてニコレットが登場した、 という事のようです。まあ、能書きだけはすごいですねえ。
ちなみに兄貴は一旦これで止められたようですが、また戻り、止めて、を繰り返して、今は何とか止められているようです。多分。

もうひとつちなみに、兄貴は花粉症がすごいです。

ここでも軍事オタクな兄貴は、その手のサイトを調べて回ったのでしょう。イギリス陸軍お墨付きとかいう「細菌戦」下でもOKとかいう防塵マスクを買い込ん で、今年の春は装備していました。イメージとしては「MSG(メタルギアソリッド)2」の冒頭に出てくる潜水服のマスクみたいです。息をするとマスクの両 方に付けられたフィルターがスコスコ動いているのがわかります。
で、これをつけて更に対花粉飛来防止用のサングラスをしているのですが、これが私と同じ190センチもある人間がやると、本当に怪しい奴にしか見えません。

これでドカチンヘルメット被って後ろに手拭でも下げた日には学生運動や労働争議の革マル派もかくやという感じですから、初めてこの格好を目撃した私は兄貴 に「何がそんなに不満なんだ?飯でも食うか?ん?」と囁いてあげたら、「花粉がつらいじゃあー」と真剣に怒っていました。面白い奴です、ほんとに。


では私の禁煙はいかな具合であったか。

私の場合何度かの挑戦があるのですが、1度目の禁煙は2週間持ちこたえました。次のタバコが無ければ買ってしまうので、ならば、吸いかけのものをガムテープで封印してしまえば良いだろう、という作戦でした。あとはひたすら耐えるだけ、というシンプルなものです。
が、結局挫折いたしました。忌々しい当時の所長との諍いで我慢が効かなくなってしまったからです。封印を破って最初に吸ったタバコはまずかったですねえ。その後の数本もちょと目眩がしましたが、すぐに慣れちゃいました。で、元の木阿弥です。

それ以降のプチ決意は何度かあったのですが、結局営業所内のタバコ自販機でサクッと買ってしまうというオートマチックな行動パターン(ついつい買っちゃう という行動が止められない・止まらない)に歯止めがかからず、結局毎回挫折です。せいぜい半日とか数時間しか禁煙の決意は持続しませんでした。


そんな中、何度目かのタバコの値上げがありました。当時私の吸っていたタバコはマルボロの赤(ソフトケース)。もちろんライターはジッポですね。今でもそのライターは持ってます。使い道はありませんが。

で、たしか250円だったものが280円くらいになったかと思います。あの時はたしか4カートンとか5カートンとかまとめ買いした様なしないような。でも、消費量が1日最低2箱というペースでしたから、あんまり長持ちしたような記憶はありません。
その後もしばらくマルボロをちびちびと1カートンづつ買っていましたが、ある時気がついたのは昔吸っていたJPSの黒が250円だったことです。なぜマル ボロに乗り換えたかというと、なぜかJPSを吸っていると頭が痛くなるようになったからです。試してみたら大丈夫だったので、その時からJPSに戻りまし た。

で、最後の時期までJPSでしたね。
ただ、馬鹿な話で、せっかく250円据え置き価格になるようにタバコを替えたのに「ジッポじゃあJPSの味にそぐわない」と偉そうな事を考え始めてしまい、あろうことかダンヒルを新調してしまいました。それじゃあ据え置き価格にした意味がないってーの。

またまた、当時の愚かしい思い出と共に、今でも箱に入ったダンヒルは部屋の片隅に眠っています。ちなみにダンヒルはオーバーホールが効くそうで。いや別にどうでも良いことですけど。


では最後の禁煙への挑戦は?という事ですが、ふと思い出しましたけど、タバコを止めた当時はほとんどサボタージュのような状態で、なんにも仕事をしないで1日中ガムを咬んでましたっけ。クルマの中で寝そべりながら。

というか、そうでもしないとやめられなかったような気はしますね。今になってみれば。

ちなみに禁煙挑戦時に使用していたガムはキシリッシュですが、あれって、食べ過ぎるとお腹がゆるくなるようですので注意が必要です。当時もよくトイレに行くようになりつつガムを咬み続けていました。
喫煙衝動がなんとなく落ち着くまでに2週間くらいかかったかな。前回のように封印したタバコも持っていなかったし、ライターも捨てちゃったし、営業所で使ってた自前の灰皿も捨てちゃったしね。

灰皿を捨てた翌日、「柴田さん用の灰皿が見つからなかったので...」と備品の灰皿を持ってきてくれた女の子に「もう要らないから」と言いました。そうし たら言われましたよ、「柴田さん、本当にいいんですか?」って。「こいつが止める訳がない」って思われてたんでしょうねえ。それくらいヘビースモーカーで したから。


だから決してタバコが止められなかったからといっても「意思が弱い」とか「ダメな人」なんて思えません。みんな足掻いているのです。はたで見ていると滑稽なだけかもしれませんが。
私の場合はいいタイミングに巡り会った、というだけだった様に思います。

2009年12月12日土曜日

無印良品

小学校高学年の頃か中学校に行っていた頃、当時浜松にもあった西部百貨店の一階に「無印良品」がやってきました。初めて無印良品の品物に触れたときの感覚はよく憶えています。

基本的には「シンプルでよいものを、お安く提供するんだ」というラベルにかかれた一文の裏にあるメッセージは新鮮でした。「漂白剤の使用を抑えたか ら...」「パッケージの包装をシンプルにしたので...」「大きさが不揃いの物も使用しているので....」「仕上げ行程を簡略化したので....」な どなど。
シンプルだけど質素じゃない。虚飾を配して素材そのものを切り取って魅せる手法は他の商品とは一線を画した質感をまとっていました。

その後、どのくらい無印良品が西部の中に在ったのかは記憶に無いのですが、何時の頃だったか西武百貨店が浜松から撤退してしまったので、何時しか無印良品のこともすっかり忘れていました。

すいぶん経ってから無印良品のことを思い出したのは、とある雑誌ライターの方が、その記事中で無印良品のことを絶賛していて、室内の事務用品を「無印良品」で統一している、という事を書いていた時くらいでしょうか。ああ、まだ無印ってあるんだ、位の感覚でした。

ところが、浜松の志都呂にジャスコが出来た時、そこのテナントに無地良品が入っていると耳にしました。嫁さんはジャスコフリークですから「見に行こうか?」と聞いて嫌だという返事があろうはずがありません。



で、久しぶりに見た無印の印象は?




たしかに、素材感、シンプルを前面に押し出した商品構成は以前の感覚と変わりはありませんが、何か妙な違和感が?????





何気に値段が高けーぞ?しかもそんなに質がいいとは思えないものまで。


ん?これなんか生地がペラペラじゃん。うーん、この手触りじゃあそれほど物がイイとは思えんなあ。


なんか微妙に昔見た商品コメントとはニュアンスが違う謳い文句が多いなあ。


あ。これなら良いかも。え?17,800円?オイオイ。そんなにするの?




と、まあこんな感じで正直「買うもの、買える物、欲しいと思うもの」が本当に少なくなりました。

勿論、昔と同じことをやっていたって進歩はありませんが、それでも、少なくとも私の中では一世風靡をしていた無印良品の商品群の、あのメッセージ性とバウ ハウスにも似たデザインコンセプトはひとつのブランドになりました。おそらく他の人も似たり寄ったりの印象を持ったからこそ今に続くブランドになったのだ と思います。ただ、今の商品群は「シンプルさをデザインされた商品」になっている気がします。

元が安いものがそれなりの値段で売られ、それを買っているだけならば、それは値打ちのある買い物にはなりにくいでしょう。
良い物がそれなりに高価である事は致し方のないものではありますが、それでも売り手の工夫で値段が抑えられたものならば、それはお買い得な商品に成り得ます。無印にはそういうことを感じさせる雰囲気が在りました。だから好きでした。
でも、今の無印にはそれが希薄です。演出されたシンプルさ、素材感は値段を引き上げる手段になっているような気配が濃厚です。

私のお客さんで、麻の生地を主に扱っている方がいらっしゃいます。無印も結構麻生地を使った商品がありますからやはり接触の機会は少なくないようです。そ うして耳にしたお話を私の中で総合すると「店頭価格を一定に据え置き、その中で自分たちの利益を出そうとする為に国内の製造業者と中国の製造業者が天秤に かけられている」といった印象を受けます。実際、あそこの衣料品や生地関係のラベルを見ると「中国製」と書かれた物ばかりなんですけどね。




そんなこんなで、私の中の無印の印象は「値段の割には結構値付けの高い商品が多いブランド」という所に落ち着きかけています。
以前は深津さんのデザインされた壁掛けCDプレーヤーなどもあったようですが、そういうデザインに走ったものより発足当初の、素材感溢れる、手垢のついていない感じのするのが良いなあ。

ホームセンターっていうのも、当初はそうした素材感溢れる感じがしたものですが、最近はここでも単なる安物感が漂う所になりつつあるのは寂しい所です。考えてみるとシンプルと安物って似て非なるものなんだけど、簡単に安物に転げ落ちて行ってしまうんですよねえ。

2009年12月11日金曜日

あれから数日グーグルの日本語入力とグーグルクロームを使ってみました。

まずはグーグルクロームから。
結構早くて使い勝手も良いのですが、最近やるようになったブログのコピー&ペーストがいまいちクロームの場合うまくいきません。
この記事はブロガーだけに掲載しているのですが、ここのところみんカラのほうばかりに書き込むようになってしまったので、これはイカンと思い少しでも双方の更新頻度を上げるため、アップした投稿のコピーアンドペーストをするようになったのです。別にブログの量産を意図したものではありませんので御勘弁を。

後は微妙にあれ?と思うことが少なくありません。ま、使いこなしていないだけ、という事なのかもしれませんが。

ということでまたファイヤーフォックスに戻してます。


グーグルの日本語入力で関して。

これは2ちゃんねるあたりで随分評判になっていた連文節変換。オタク向けの変換候補が妙に受けていたようです。私個人としてはブログの原稿入力なり文書作成なりにここ数日使ってみたのですが、結論としては現状、どっちもどっちという結論に落ち着きました。

データの蓄積がなっていないというところだけかもしれませんが、連文節変換がどちらもイマイチ。ただ単に、そういう文章をたまたま書いていなかったということだけかも知れませんが、IMEで気になっていたところをグーグルは拾ってきているし、またグーグルでは拾いきれていないところも多々あるような、という所です。これからに期待ですね。

でも、気の効いた連文節候補の表示もIMEではあるので、実は戻しちゃいました。本当はもっとグーグルのデータ収集に貢献してあげたほうがいいのでしょうけど。
減税だ増税だ、国債発行40兆円をオーバーしてあといくらだと言いますが。既に国債40兆円発行します、という時点で税収予想金額はオーバーしているわけです。そんなくらいならいっそのこと「来年の税金はナシ」にしてくれた方がなんぼか良くないですか?

ものすごく大雑把に言って「今手持ちの現金を使い尽くしたら後が無くなるから」使わないわけです。

生命保険のセールスじゃあないけど「年金の不安・医療費の不安・老後の生活費の不安そして死亡時の生活費の不安」。見てわかる通り、死んでしまったあとの ことは本人としては如何ともしがたいところがありますが、交通事故よりも自殺者が多いこのご時世、病気で亡くなるよりも、やっぱり60歳以降の病気死亡が 圧倒的多数を占めているわけですよ。

つまるところ生きていることへの不安要素が果てしなく大きい、という変な現実があるわけです。

一定額以上の金が入ってくることを前提条件にできるなら、そりゃあまあ遣い込むこともできるでしょう。でも、それがわかんないから使えないし縮こまるわけです。


難しいことをごちゃごちゃ言ってもわかりませんよ、実際。
だって、自動車保険の翌年度の契約内容の試算にしたって、パターンが2つなら「どっちにする?」でいいんですが3つ以上だとお客さんは決めれませんもんね。
だから、とりあえず基本状態でなら、年喰ってもお金がいらない状態にしないと散財できません。

だって、年金の額がどうたらこうたら言うよりも先に、水道代やら電気代、健康保険料、固定資産税(もしくは住居費)であらかた無くなっちゃうんですから。

年金の額が多い人は、それなりに現役時代に稼いでいた人が大半ですから、蓄財も可能な訳で。実際は年金など無くても生活できちゃう人が高確率で存在している様に思うんですがね。
だから、年金額を所得に応じて変えるというのはちょっとやり過ぎだろうという気はしています。やりたいのなら自己責任の範囲内で自身で貯蓄するなりでいいじゃないかと。
医療にしても基本無料として、そこからもう一つ上の待遇を求めるのならば、そこは自分で出してくださいね、と。そうすると「人の命に値段をつけるのか」とかいう人がいるでしょうが、格差はあって当たり前です。
値段相応のサービスというか、例えるなら公立高校でいいところを、わざわざ私立を選ぶのなら、それ相応の設備なり待遇なり何なりを期待して+αを払っているのでしょう?割り切りというものは必要です。そこでどう過ごすかは本人次第なのですから。



長くなりました。言いたいのは一つです。お金を支給することに注力するのではなく、お金が要らないようにしておく仕組みが大事なんじゃあないですか?
仕事を一生懸命していただいているのだろうという推測はできますが、その一生懸命の向く先が少々ずれているように感じます。

2009年12月10日木曜日

やっと、クルマ屋の方のカレンダーが出来上がってきました。
保険屋の方は私個人の屋号ではないですし、保険会社で注文をとっているカレンダーに事務所の屋号を入れただけの物の為、私個人のお客さんにそれは配りませ ん。お金のことだけで言うならば、保険事務所のカレンダーで済ませた方が遥かに経済的なのですが(事務所持ちで個人出費はないので)、その辺は私のこだわ りというか意地というか、趣味というか。掛けてもらえる、使ってもらえる、私自身も使いたいと思える絵柄のカレンダーを毎年選んで(つまりデザインは毎年 変えます)お配りするようにしています。ちなみに今年のカレンダーは1部390円+消費税でした(名入れ印刷代込み)。これを50部ですから合計で2万円 強遣い込んでいます。


実はクルマ屋時代の私にとって、カレンダー配りは年末最後の1大イベントでした。これが終わらないと1年が終わらなかったのです。そういうこともあって、金銭面では出費ではありますが、1年の感謝と御礼を込めてお配りしています。


というわけで、表題のことについてなんですが。


今年のカレンダーの絵柄はカーリーこと華道家 假屋崎省吾の生花の物としました。
もうお分かりですね。
個人的には彼の趣味やら性格は大嫌いなのですが、彼の活ける生花に関しては仕方無くというか、まあ、参りましたごめんなさい、ということで認めています。悔しいけど。
初めて彼の活ける生花を見たのは、生け花の写真をシルクスクリーン印刷して額装されたモノを見かけた時です。あの顔のおっさんがこんなものを生み出しているのか、とちょっと衝撃でした。その時から見る目が変わりましたね。相変わらずあのキャラは嫌いですけど。


実は有名どこで、才能と人格が一致していなかったらしい人の例があります。

そう。ウォルフガング アマデウス モーツァルトですね。
映画「アマデウス」が当時のそのままだったかは知る由もありませんが、まあ、本人の行動はあんな感じではあったようです。

まあ、それはそれとして。

折角作ったカレンダーですので、配った先で評判がいいと良いなあ、と思いつつ、今年も散財しちゃったなあ。

毎年のことなんで仕方がありませんが。

時計

今は全く読まなくなりましたが、10年ほど前の一時期は「時計ビギン」とかその辺の時計雑誌をよく読んでいました。それまでは時計などにはほとんど興味はありませんでしたが、なんとはなしに目が向きはじめたのです。

そのへんはやはりスペック志向というか見た目のメカニカルさに弱いというか、未だに松本零士の影響が残っているらしく「クロノグラフ」と呼ばれるストップウォッチ付きの時計が大好きです。自分で買った万単位以上の時計の殆どはクロノグラフです。

ちなみに大好きなドカティ999ですが、あのフロントマスクも、よくよく思い返すと銀河鉄道999の機械伯爵にそっくりなんですよね。うーん、いつかは欲しい。
ちなみに999の実物との初対面はしばらく前になりますが、初めて見たときには「1/1 初代仮面ライダーマスク レプリカ」(ゼネラルプロダクツ製)と、オーバーラップして見えたものです。それくらいインパクトが有りました。
個人の趣味だけで言えばドカティの999とGSX1100S刀の2台を並べておいておきたいと、ずーーーーーーっと思っていますが、実現するのはいつのことやら、という感じです。まあ、やるだけならすぐにでもできなくはないんですけど、後の事を考えると踏み出せません。

時計にはなしを戻すと、今現在所有している時計は4本です。そのうちの1本が冒頭の写真にあるブライトニングです。今はもうベルトを交換してあるのでこの 姿ではありません(今は青のカーフベルト)が、少なくとも私が所有してからはケース磨きもしていませんし、リダン(文字盤のリペイント)もしていないので 基本的にはこの姿です。
ちなみに、初めて革バンドを交換してもらいにとあるお店に行った所、そこのお姉ちゃんに「こんなに使い込まれた時計を見るのは初めてです」と言われまし た。ホメられてんのか何なのかよく解らな言葉ですが。でも、まあそうでしょうね。おそらく、こういうお店で買っていかれる方は、それこそピカピカの状態の まま、何本もストックしている人でしょうから。私の場合は実用品の普段使いとして使っているだけですので。


でもねえ。実際に買って、使ってみて思うんですが、いくら能書きがいっぱい書かれていて、また、雑誌の見開きページで紹介されていたとしても、所詮時計な んですから、直径はせいぜい4センチ弱程度しか無いものなんですよね。厚みにしたって、いいとこ1センチ強しか無い。精度にしたってクォーツには敵いませ んし、防水性能や耐衝撃性能にしたって、その辺のGショックの足元にも及びません。
で、実際にできることといえば「だいたいコレくらい」という時間が計れるだけのストップウォッチが動くだけ。綺麗な全面紙面の写真が掲載されていたとしても実物はこれだけのモノ、といえばそれだけでしかありません。

つまるところ私にとっての時計の存在意義とは「過剰なまでに神経を注がれた高価なアクセサリー+大体の時間が分かる仕組みが組み込まれているモノ」という立ち位置です。やっぱり実用品と言うよりは装飾品。それも、決して主役級ではない、という意味を含めてですね。
よく、「靴は最後にお金をかけるところ」とかいう言葉がありますが、時計も似たようなもので一通りの身のこなしができた上で「自己主張をするわけでもない が、でもスパイスとしてよくできたもの」という感じでしょうか。ですので、「これだけ!」と豪華一点張りにそこだけヤマを張ってしまうといかにも不釣合い に映ります。


ただ、こんなふうに偉そうなことを言っても私の場合は人間そのものが下品に出来ているので、いかんともしがたいんですけどね。滑舌に気を付けるということと、もう少しゆっくりしゃべる、というところから始めていかなければ、と思っています。

思うだけ、じゃあないようにしなくてはいけませんね。

2009年12月9日水曜日

お支払い

今日、銀行に記帳しに行ったら思わぬ人からの入金がありました。

実はもう遡ること半年ほども前のことですが、とある軽自動車の車検を請け負いました。いろいろの事情も絡むことから「なるべく安く」というご要望もあり、 また予めこの位で済ませられると思います、位のことも言ってしまってありましたので、少々値引きをしすぎたか、と思う金額ではありましたが抑えた金額での 請求としました。請求書をお見せたときにも「これくらいならすぐに払える」ということも口にしていたため、まあ、支払いが早い時期ならばまあいいや、とも 思いました。

それが、当月末時点の入金はナシ。

7月末時点での入金もナシ。

8月末時点での入金もナシ。

9月末時点での入金もナシ。

もちろん毎月20日過ぎには「再請求」と赤文字で入れた封筒をお届けしていました。流石に9月の頃には腹に据えかねてもいましたので「6月請求分再請求」と文字を換えておきましたが一切連絡もナシ。
大抵の方は「再請求」の文字を入れた封筒をお届けすると何日間かのうちには連絡があり、「この日くらいには....」ということをおっしゃっていただくのですが、この方に限っては全く連絡がありませんでした。

基本的に借金の催促というものは、される方も嫌なものだと思いますが、する方だって嫌なものです。できればそんなこと言いたくありません。ですから「きちんと支払ってくれますよね」というのは、仕事を受ける時の暗黙の了解としてわざわざ口にすることはありません。


10月、11月は請求書をわざと出しませんでした。あまりにも腹立たしかったのと律儀に毎月再請求の封筒を届けるのがバカバカしかったからです。

ただ、今月に入って流石に「半年はないだろう」とも思いましたので、今回は簡易書留で、「こういう文書を出しましたよ」、という文書の配達の記録が残る形で督促状を郵送いたしました
これで何も音沙汰がない場合は少額訴訟でも何でも起こしてやれ、という気持ちもありましたし。なにより「配達記録の残る郵送物というのは法的にきちんと督 促をしている」証明になります。なにより債務者として、これに対して何もアクションを起こさないというのは債権者に対して不誠実であるということにもなり ます。


それが冒頭の入金記録になったというわけです。

でもでも。
実際商売をしている人間からすると、お金と時間の約束が守れない人というのはもう、信用の拠り所がないです。はっきり言って。
まあ、多少の時間のルーズさは許すとしても、何時何時に幾ら払うと言って、当日になって「今日はコレしか無いのでこれだけでいいですか?」とかね。こちらも回収しきるまでは仕方無いですが、それが終わればもう二度と付きあう気にはなれません。

でもこういう感覚って、サラリーマン時代では分かんなかったところです。

もちろん、何がしかの作業を請け負っている以上、それに対する部品代とか人件費とかは、とりあえず最初はこちらの持ち出しなわけです。
サラリーマンなら毎月、決まった給料があるでしょうけど、自営業者としては売上を立て、それを回収しないと利潤は生まれません。もちろんその利潤は次の売 上の原資にするべく仕入れなり外注工賃として出ていきますから、あるはずの利潤は、実際は売掛金として出張中、ということがほとんどです。



やっぱり、人間お金が絡むと本性がでるというか、普段顔を出さない部分というのが垣間見えますので、キチンとしておいた方がいいです。
私の場合は、請求書が上がった時点。つまり、車検なり点検では、そのクルマと引き換え時には支払いを済ませます。
板金屋さんへは保険会社との協定が済み、最終決定金額の納品書が来れば、保険会社からの入金を待たず、その日か、その翌日までには現金を持って支払いに出向きます。銀行での入金手数料がもったいないので。

結構、金融機関出身の人間のほうが、そうしたお金のけじめについては意外にルーズな気はします。個人の性格にもよりますけどね。

でもほんと、お金についてはキチンとしておいた方がいいです。いらん事で信用なくします。ほんとに。

ちなみに今回の6ヶ月遅れの人。実は同業者です。保険の方の。密かに「おいおい、大丈夫かアンタ?保険料の遣い込みとかやってないだろうな?」と、つい余計な心配もしてしまいました。まあ、私に火の粉が及ぶことがなければいいんですけどね。

2009年12月8日火曜日

たばこ

煙草をやめてからしばらくになります。たしか嫁さんが乗っているイストを買ってまもなく止めたので多分平成14年の夏ごろじゃなかったかな?とすればもう7年にもなるのか。何気にずいぶん前のことになってしまったものです。

それまでは「どうせ吸うのなら男らしく(?)しっかりとした味のものを」ということでライトだの1ミリグラムだのといった「吸ってるクセに言い訳したい」といったミミッチイものなどではなく、マルボロの赤とかJPSの黒箱なんかを吸っていました。で、たいていの日はこれを2箱強づつ消費していくというペースです。
いちいち1箱づつ買っているとめんどくさいので、よく行くタバコ屋には「買いに来るから置いといて」と 言って「マルボロの赤のソフトケース」とか、「JPSの黒のボックス」とかを2カートンとか3カートンとまとめ買いしていたわけです。


しかし。




臭いでしょうねえ。今、当時の私に会える機会があったとしたら。

朝から晩まで、のべつくまなしでタバコを吸っていましたし、車の中でも事務所の中でも自宅の部屋でもお構いなしでしたからねえ。

でも、吸っている当時は全く気がつきませんでした。まだまだ世間様的にもタバコに寛容な時代だったこともあり、今ほどたばこを吸うことに関して肩身の狭い思いをすることもありませんでしたしね。
逆に言えば良い時代のうちに止めたものだとも思いますが。

今はですねえ。
たばこを吸う人が近寄っただけでも臭いです。もう、身に纏う香りがちがうんですよ。

外に出て、タバコを吸う人と一緒になったとするじゃないですか。
すると家に帰ったときに嫁さんに「臭い」と言われます。

普段着にはヤニの匂いは染み込んでいませんから、ものすごく匂うようです。



たばこを吸う人のクルマを借りてきたりするとものすごくわかります。これクセえなあ、と。
でまた、しばらくうちのクルマを代車に出していたりするとタバコの匂いを室内に纏ってクルマが帰ってくることも少なからずあります。クサくなったなあ、と思います。匂いが取れるまでしばらくかかりますし。




私もかつてはたばこを吸う人ではありましたので、その行為自体を非難するつもりはありませんし、できもしません。
ただ、もう少し自身の匂いを自覚するようにした方が良いのでは?と思うこともあります。初めてタバコを吸った時の、あの口のすぐ先で焼かれる葉っぱの強烈な匂いと煙。吸っているひとは慣れてしまいますが、吸わない人は何時まで経ってもあの匂いのままなんですから。

最近の巷の嫌煙は流石に行き過ぎかとも思いますが、愛煙家の方たちはもう少し気にされても良いんじゃないかな、とは思いますね。

2009年12月6日日曜日

タイヤバルブの話

昨日は、以前事故代替で納めたヴィッツの12ヶ月点検をしてきました。
機関そのものや機器の作動については特に問題も無く、順調に点検作業は進んでいきました。

12ヶ月点検の最大のキモはブレーキ関連の整備です。6ヶ月点検は無資格でもできますし、今現在は大した点検箇所もありませんので、ちょっとボンネットを開ければ終わってしまう程度の内容でしかありません。でも、12ヶ月点検だけはできません。なぜかというと「ブレーキの点検」があるからです。最重要保安部品ですからね。
それらを終え、タイヤローテーションをして、最後に空気圧をチェックして、となるのですが、ここで最後のトラップが仕掛けられていました。犯人はエアーバルブです。おそらくホイールにひっついているゴム部分が劣化しきっているのでしょう。ちょっと触るとシューシュー漏れ出しています。これでは納めることができません。

ここで話が見えない方のためのタイヤの歴史です。
以前はチューブのあるタイヤでした。ホイールとタイヤの間に空気を溜め込んだチューブが入っている構造です。このチューブがふくらんだ圧力でもってタイヤとホイールを密着させていたわけです。弱点としては釘などを踏んでパンクしてしまうと、一気に空気が抜けてしまうことです。

これが後年改良され、今の主流に成っているのがチューブレスタイヤです。
空気を溜め込むゴム風船のゴムをタイヤと一体化してしまい、ホイール側にもチューブの役割を持たせ、タイヤとホイールを密着させることでエアー漏れを防ぎます。こうすることで、釘を踏み抜いたとしても、それを抜かなければエアー漏れは徐々にしか進まず、すぐに行動不能になることはない、というメリットが有ります。
デメリットとしてはエアー漏れ対策をホイール側でもきちんと管理しなくてはならない(製造時の精度管理)点や、ホイールが破損してしまうような事故の場合はエアー漏れを防ぎ様が無い(このためハイラックスサーフのスチールホイール仕様車は、ヘビーデューティーでの使用を想定して、わざわざチューブ式タイヤを使っていました。)こと、エアーバルブ本体とホイールとの密着部分でもエアー漏れの可能性があることなどです。今回はこの最後のデメリットが顔を出した事例ですね。



実は私がディーラーに居た当時は、このエアーバルブ本体を交換するというメニューは存在しないも同然でした。
私の居た営業所ではタイヤの交換機具はあっても使いこなせる人間が居なかったので、実際の作業はすべて外注に出していました。メーカー系列(グッドイヤー)のタイヤ屋さんと近所のガソリンスタンドです。
そのどちらの作業光景もつぶさに見ていますが、当時エアーバルブを交換しますか?という問い掛けを作業現場で耳にしたことはありませんでした。もちろん、タイヤ交換作業を受け付けているサービスフロントでも「エアバルブ交換」の「エ」の字もなかったですね。今ではどうか知りませんかど。

エアーバルブ交換に熱心なのは自動後退などの用品屋さんですが、基本的に私がタイヤ交換を請け負ったときもエアーバルブは全数交換します。別に売上云々等といった理由ではありません。だって、私の場合エアーバルブの部品代は伝票金額そのままなんですから。
それより何より、たかだかこんなことでパンクをして呼び出しを受けるのを避けたいし、避けられた方がオーナーとしても良いですよね?というのがその理由です。

タイヤ屋さんとしてもエアーバルブ交換だけでタイヤを持ち込まれても、結局はタイヤをリムから外さなくては交換できませんので、通常のタイヤ交換作業の工程と大差はありません。
昨日もタイヤ屋に持ち込んでバルブ交換をした後に納めましたが、交換工賃は4000円の消費税を取られました。その割にバランスの再チェックをしなかったなあ、あそこ。




ということで、タイヤ交換の際にはエアーバルブも交換しましょう。交換サイクルによっては「そこまでしなくても.....」ということはありますが、それでもそうですねえ。5年位をメドに替えた方が良いでしょうねえ。
そういえばランフラットタイヤ装着車で空気圧警告灯が装備されているクルマの場合、空気圧センサーが一体化されたエアーバルブがタイヤの中に入っているはずなんですが、あれってタイヤ屋さんが常備しているものなんだろうか?無いよなあ、多分。空気圧を測るセンサーのところで空気が漏れてたらシャレにならないなあ。

あ。ちなみに私のところでは窒素ガス注入はやっていません。だって変わらないもの。きちんと水分を飛ばした空気を入れてもらえば良いだけです。ご参考までに。

2009年12月5日土曜日

ちょっと待ってください。

鳩山さんの親が個人資産を故人献金ルートを使って政治資金としてたらしいことについて、「親が子に小遣いやって何が悪い」的な論調もあるようです。それによって政治が歪められる事はないだろう、という事がその理由のようです。ですが個人的には大いに疑問です。

まず第一に「予算を作り、予算を執行する」という作業は金融機関に身を置く人間と同様、金銭に潔白な人間でなければそれに携わる資格などないだろう、というそもそも論。
これを言うと「そんな奴が政治家の中にいるのか??」という話にもなるでしょうけど、完全に潔白なことは望むべくもない話かも知れません。ただ最低限、この程度のモラルは持ち合わせるべきという一線はあるはずです。これに関して「故人名を使った」「5万円ラインを超えない」という、いかにも小ズルイ、というか小賢しい、卑劣とも言うべき抜け道を使うことは一国を指揮する人間としては、いかにも狭量な恥ずべき行為です。器が小さいといっても良いかもしれません。
「それだけの事で」という声もあるでしょうが、こういうところ(特に時間とお金に関する約束)にこそ律儀であることが人としての信用を作る最低限のエチケットです。故に私としては鳩山さんに失格の烙印を捺します。

親から子への政治資金の融通について。
確定申告をしている人間からすれば理解していることでしょうけど、政党への献金は所得控除の対象となる出金項目です。寄付金なんかもそうですよね。
ただ単に資金の融通をしたいのならそうすればいいだけの事です。それが公正明大なやり方ってもんでしょう。
ではなぜわざわざ故人名を使ってまでして迂回献金をするのか?となればそれは個人資産の付け替えじゃあないの?と疑われても仕方がありません。つまりは遺産相続の相続税対策として「故人献金」というルートを使ったんじゃないか、という疑いです。こうなれば、これは立派に脱税行為です。やっぱり脱税総理か。


そういう意味ではお金に対して初心ともいえる無関心さ、無頓着さは非常に危なっかしいものです。一事が万事全てそうともいえるかもしれません。
良くも悪くも金によって生かされ、殺されもするのですから、その程度の認識では政治の場に出てくるべきではない、と強く感じます。

2009年12月3日木曜日

リーフに関する疑問と不安

ゴーンさんの鼻息が荒い。元々鼻の穴の大きい人ではあったようですけど。

しばらく前にゴーンさんは電気自動車「リーフ」の試作モデルをお披露目して、来年に市販しますとぶち上げました。
曰く「ハイブリッドはそれでも二酸化炭素を出すからダメ。未来は電気だ。」ということだそうですが、その電気を発電するための熱源に全く触れていないこと もチャンチャラおかしいのですが、それ以上に「ガソリン自動車と同じランニングコストにする」とも言っちゃっいました。日産大丈夫か?というより日産じゃ なくてもうルノーか。



随分前にも電気自動車は存在しましたし、研究開発自体も進められていた筈です。「たま」とかね。でも実現というか実用化、一般化はしませんでした。答えは もちろん、ガソリンエンジンを備えた自動車の優位性が揺らがなかったからです。エネルギー源としてガソリンがいかに優秀だったか、と言い換えてもいいかも しれません。つまりは

1.エネルギー密度が高い。
2.持ち運びに便利な液体であること。
3.残量が減れば減るほどエネルギータンクが軽くなる(より燃費がよくなる)。
4.残量がわかりやすいこと。
5.比較的安全性が保持しやすいこと。    などなど。

上記の条件を見ると、電気はことごとくそれらの条件いはそぐわないことが判る筈です。まず第一に電気は貯められるものではありません。


電気を保持する手段として電池やバッテリーがありますが、あれらは電気を貯めている訳ではありません。基本的に電池・バッテリーとは「電気が発電されたが如き化学反応をする化学プラント」というのがその実態です。
つまり効率よく電気を溜め込み、また放出することが出来る電池は「化学反応が活発に起こる、又は起こしやすい構造・構成」ということでもあり、いってみれば危険物質の塊という側面も持ち合わせるものとなります。
このため、常に電気自動車というものは、そのバッテリーの性能如何に左右されてきました。また、今までの経緯だけでいうなら「高性能バッテリー」が存在し なかったという一点で、電気自動車というものは常にその大体的な開発が期待されていながらも日の目を見ることが無かった存在でした。


それが昨今の原油高騰のあおりや石油採掘量の頭打ち、二酸化炭素による地球温暖化(真偽はともかく)、ガソリン自動車の販売不振等の動きを受けて「地代は脱二酸化炭素・脱ガソリン内燃機関」というセールストークに流されているやに感じます。
トヨタ・ホンダはハイブリッドシステムの製造技術や基礎技術を持っています。現時点でハイブリッドはひとつの潮流になりつつありますから、これを生かさない手はありません。
ただ、日産は一時「ティーノ・ハイブリッド」を発売していたにもかかわらず、その後のルノーによる買収劇やゴーン劇場の余波を受けてハイブリッド開発の手 を止めてしまいました。つまり今ハイブリッドの波に乗ろうとしても乗る手立てがありません。また今さらハイブリッドに手を染めようとしても基礎技術の特許 はトヨタ・ホンダが抑えているでしょうからコスト高になることは必至です。

おそらくそういう経緯の中での「電気」頼りなのでしょう。

そういう目で「リーフ」を眺めると、リアセクションはベースになったらしいティーダの骨格そのままな事が伺えるシルエットです。フロントはなんだかとって つけたようなアンバランスなボリュームで、いかにも「ここだけ付け替えました」的な違和感がムンムンです。多分実際もそうなんでしょうねえ。

「燃料電池車」という話も有りました。基本的にこれはバッテリーに電気を貯めるのではなく、燃料電池によって「その場で発電」しようとするシステムです。つまるところ電気自動車の一種ですね。
ですがなかなか厄介な所があり、水素は持ち運ぶにも貯蔵するにも厄介な物質です。そのくせエネルギー量が少ない。
じゃあ、ガソリン改質であったりアルコール改質であったりを考えたりもしたようですが、結局それでは二酸化炭素が出てしまううえ、反応膜を作動温度に上げ るまでのタイムラグに相当時間と手間がかかり、ヒーター専用のバッテリーも必要だったりと、結局そこまでするならガソリンエンジンのほうが遥かにマシとい うイタチごっこになってしまったり。


リチウムイオン電池というものが出てきました。

すわ、電気自動車の救世主か?ということで、各社、もちろん日産も「リーフ」ではこれを使うと公言しています。でも、先ほど書いたように、「入れやすく、 出しやすい」電池は科学的に不安定でありがちです。リチウムイオン電池の発火事件を思い出していただくのもいいでしょう。

じっくりバッテリーを使おうと思えば「ゆっくり充電する」のが一番いいのですが、人間そこまで気長にできていません。そこで、安全面を考えつつ急速充電をしようとすると「充電できた電気はごく少量」で、残りはだだ漏れだったり、という事になりがちなんだそうです。
こんなことをしていてはエコなんだか浪費しるだけなんだか分かったものではありません。



そんなわけで、ゴーンさん大丈夫か?
ああ言えばこう言う、某○フトバンクの孫○義みたいに成らないことを祈ります。

孫さん、iPhoneが売れないのは日本市場が閉塞的すぎるからだなんて、そんなこと言ってもいいのかなあ。だって、iPhoneが売れない一番の理由は「ソフ○バンクで売ってる製品だから」だなんて、みんな知ってる事じゃん。くわばらくわばら。

2009年12月2日水曜日

ローンにまつわるエトセトラ

所有権解除でお金を取られる、と言うお話がありましたので、関連事項を思いつくまま。

クルマを買うときに、そこのローンを使うと車検証の所有車欄のところにその販売会社の名前が入ります。リースの場合はリース会社の名前です。何故か銀行ローンの時にはそういうことを言われた記憶がありません。クレジット会社の場合はその時々によって、という感じです。

もちろんローンが完済された時には販売店なりに申し出れば所有者欄から名前を外す書類を出してくれますので、晴れて目出度く自分の名前だけが車検証に載ることになります。
こうした作業は、以前は特に料金を請求していませんでした。でもどうやら今はきちんと料金を請求するようになったようです。

私の場合、基本的に自社割賦(つまり私がお金を貸して、私が金利を貰うという販売形態)をやっていません。つまり全てのローンはクレジット会社なり銀行に 振っているので、分割で買ったといっても私の手元に金利手数料もしくはローン案件の紹介手数料が入ってくるわけではありません。
ということで、いくら私が売ったとしてもこの手の所有権解除手続き(しかもクレジット会社の名義を外す作業で)は「余計な手間」でしかないので、そういう 事務手続きに関してはそれでも5,000円だけもらっています。でも、販売店の中にはきちんと分割手数料をクレジット会社から貰っている所もありますの で、そういうところは無料でやってあげても良いんじゃないかなあ?とは思います。既にそこで利益を得ていた訳ですから。

ディーラーの場合はどうでしょう。

自社割賦の場合はもちろん「それくらいやってくれても良いんじゃあないの?」仕事ですよね。金利分は丸儲けな訳ですから。割賦補償をつけたローン案件も同様です。

ところが数年前にそんな話を耳にしているのですが、私の在籍していたディーラーの場合、ある時の決算数字を何とか好転させるために、自分のところで持っていた「割賦債権」をトヨタクレジットに売って目先の割賦元金の回収を図り、数字の帳尻合わせをしたことがあるようです。
つまり、黙って待っていれば金利分は丸儲けの筈の自社割賦なんですが、運転資金、回転資金の都合で先に現金が欲しくなったのでしょう。このため、「ローン 契約」だけをトヨタクレジットに売って、金利からトヨタクレジットの取り分を差し引いた残りを先に入金してもらったという事ですね。それだけ現金が欲し かったということです。

それ以降は知りませんが、もし自社割賦をあきらめて、全てトヨタクレジットなりにローン案件を振っている(つまり金利収入を諦めて現金回収を優先する)とすると、所有権解除手続きの手数料を取るようになったことも、あながちわからない話でもありません。
先に現金がまず欲しいということは、それだけ経営が苦しいのでしょう。



金利というと今は「実質金利」という表示が一般的ですが、あれって皆さん理解をされているのか不思議です。というか私は今でもよく判っていません。

学生時代は電気屋さんでよくアルバイトをしていましたが、ああいうところの金利表示は「アドン方式」と呼ばれる表示が一般的でした。つまり、

「商品の値段」×「表示金利」×「年数」=「金利の金額」

という訳です。100万円の商品で5%の金利、それを5年/60回で支払うということはトータル25万円の金利となります。

つまり5年間の総支払金額125万円となり、1回分の支払は20,833円となるわけです。

でもこれ、実質金利で言うとおそらく9%くらいの利率になるはずです。なんで「9」になるのかは聞かないでください。
ただ、概算でいいのであればこの「アドン方式」の金利表示の方が理解しやすいのでその場での計算はこれで行うといいかと思います。セールス時代はよく使っていました。

本当に概算でしかありませんが、単純に「実質金利表示」の数字に「0.55」を掛けてください。

これで、実質金利がアドンの金利に化けます。6%ならアドンの3.3%という事です。あくまでも概算ですけど。
仮に「3%特別ローン」で300万円借りるなら1年49,500円の金利(アドンでおよそ1.65%の金利)だな、と。それを5年というなら金利分は247,500円か、と。

でも私がディーラーに就職した当時はこの実質金利は14.5%って言ってたんですよね。100万借りたら約8万円の金利。高かったなあ。銀行って儲かる商売だよなあ、と思いましたもん。

2009年12月1日火曜日

「ワード」の弊害

私の中では、大学時代に初めてワープロというものに接して、なんてこれは面白いものなんだ、と感動したものです。
その後しばらくこういう器機を使う機会のないまま過ごし、トヨペットを辞めた辺りから、また改めてコンピューターを使い始め、自前で器機を揃えてやり始めだしたのはここ5年ほどのことになります。

初めてのワープロは東芝の「ルポ」でした。

それで初めての長文を打ったのは大学の卒業論文です。今でこそ卒論をメールで送るのも良し、という所もあるやに耳にしていますが、当時はまだ、そういうことにはトンと関心が無い時代であったこともあるでしょう。また私の所属学科が「日本史学」であったこともあるでしょう。
当時の卒業論文の提出様式は「原稿用紙(400字詰 B4サイズ 学校指定の専用原稿用紙)80枚から100枚の分量で、万年筆かボールペンにて手書きで記入したものを、学校指定の卒業論文用表紙で表装し、綴じ紐で結んで提出すること」となっていました。
ここで、せっかく買ったワープロが全く役に立たないことがわかりました。当時のルポですら原稿用紙のマスに入るように印刷することも可能でしたから、どういう理由でそういう規定になっているのかを学生課に尋ねたものですが全くの門前払いでした。「ともかくそういう決まりになっているから」の一点張りだったと記憶しています。とにかく手で書け、と。

仕方ないので草稿を書き、それを推敲し、清書前の最終下書きまではワープロで作業をしました。ただ、実際に清書する段階になってもまだ結構誤字脱字があったことは憶えています。結局手で書いて憶えるということをその時まで繰り返していましたから、「手で覚えている」「目の前に出てくる字を見て違和感が有る無いの判断をする」事に慣れていたためでしょう。このことに気付いたという事だけでも、これはこれで収穫と言えたかもしれません。




さて、ここから断絶の15年程があってワードを使うようになるのですが、ルポの頃ってこんなこと気になったかなあ?と思うような妙に引っ掛かる特徴的な変換がいちいち気になります。

今でも感覚にしっくりと来ないのが「づ」と「ず」の使い分け。いちいち使い分けをしないと、思っている漢字となって変換されてこない点。手書きの頃はいちいち気にせずともいきなり漢字を書いていたので、「づ」なのか「ず」なのか意識せずに使っていたということですね。これがいちいち引っ掛かる。

「原因」と打ちたいのに、読みとしては「げいいん」と教わってきている為、そのまま打つと「鯨飲」と変換されること。つまり、読みとして使われるひらがなとワード内に登録されているそれとが微妙にずれている点。今思いあたる他の事例が思いつきませんが、もっと他にもあったように思います。

その他、「いう」という言い回しに対して、いちいち「いう」か「言う」なのかを変換し直さなくてはいけない点。動詞なのか字句の繋がりとして「いう」と入ってしまっているのかを判別していない、という事でしょう。何故か律儀に前の語句繋がりで変換しようとしているようで、わりと「何でこんな簡単な変換候補が出てこないんだ?」と不思議に思うことがあります。

「2ちゃんねる」で、「こんにちは」と「こんにちわ」のどちらが正しいのか?という話題があったようです。これも手書き時代なら恐らく違和感なく「こんにちは」と書いているでしょう。文字としては「は」でも、読みはたしかに「わ」なんですから。
ですが、メール等で読みで入力していく、という作業をするとなると「こんにちわ」と、そのまま出力された文章になってしまっているのも理解できる所です。
でもこの辺の読みと文字の慣例的な使い方って、小学校1年生の一番初めの頃にやる、一番最初の日本語の常識じゃなかったっけ?


こうした点は、手書きの文章で伝達されてきた日本語の作法と、データというか音で入力された文章を文字化していく作業の整合性が取れていないという事もあるのでしょう。その点、他のワープロソフトがどの程度使い勝手が良いのか興味は尽きませんが、マイクロソフトも大どこの意地を見せて何とかその辺を改善してもらいたい所です。
ただ、以前耳にした話だと「ワード」のデータ入力センターが中国に有るとか無いとかの話を耳にしたので、幾らなんでもそりゃないだろ、とも思ってしまいました。日本でやってよ、それくらい。

免許更新の待ち時間中に


今日は免許証の更新に行って来ました。
出来上がった免許証には相変らず人相の悪い悪人が写っております。まあ、190cmもある奴が丸坊主なので悪人顔に成るのは仕方がありません。あ、座ってれば判んないか、そんなこと。



で、12:30に受付の2人目として並び、視力検査もその列では一人目。で、1時5分くらいに講習室(そう、今回もブルーの免許証だったのです。一応5年 の有効期間はありますが。)へ案内され、正面の黒板に書いてあったのは1:40から講習が始まります、との無情な指示です。さて、30分少々も何をする か?

とりあえず缶コーヒーの自販機を探し構内をウロウロした所、一番奥の喫煙室も兼ねた所に自販機は設置されておりました。しかも何故か良心的なことに100 円で売ってるじゃん。しめしめ、という所で缶コーヒーを啜りながら辺りを見回しました。目前に広がる光景は、あの忌まわしき教習コースです。恐らく一発合 格を目指して頑張る輩の為に設置してあるのでしょう。

フーンと思いながら眺めていると、なんと路上試験車がウロウロしています。これはいい暇潰しを見つけました。さっそく講評に移ることにします。
あーあ、そこは30キロきちんと出さなきゃあダメじゃん。ちゃんとキープレフトになってないなあ。安全確認後ウインカーを出して、それから車線変更後の右 折でしょ。あーあ、停止線完全にはみ出してるじゃん。あー、そこ一旦停止。止まらずにそのまま出ちゃってるよ。車線変更する前にはきちんと右端に寄せるの が基本だろ、そこは。そこ、S字ギリギリすぎやしないか?などなど。なかなかスリリングな教習です。見てて飽きることがありません。

って、あのレベルで路上試験通ってるんだろうか?

というか、多分あの方達と同じ路上を走ってるんでしょうね、普段の私は。出来ることなら遭遇したくなありませんけど。それくらい危なっかしい運転でした。見た範囲では運転手というか受験者はおばさんやらおじさんやら。うーん。ごく普通の人たちって事ですねえ。
まあ、私が逆にコース上を走ったときにどういう走りをするかも興味あるところではありますが。もうひとつ言うなら、教官のお手本の走りというものも見てみたいものではあります。

ちなみに、恐らく教習車専用となっているのでしょうけど、わざわざそれだけの為に洗車機が設置してありましたよ。以前ガソリンスタンドのおっさんに聞いた ところでは、あれだけでも500万からの金額が必要になるそうですから無駄の局地とも思いますが、まあそれは今いったところで始まりません。

そんなわけで思いがけぬ暇潰しというかアトラクションを見てしまった気分で講習開始時間に滑り込みセーフしました。あんな面白くも無い講習を聞かされるよ り、試験コースで仮免やり直して、あんまりひどい点数の奴は免許取り上げか、再講習20時間とかやった方がナンボか交通事故撲滅に役立つんじゃなかろう か?と思ってしまった免許証更新となりました。