2009年9月25日金曜日

みんカラ2

ここ何日か更新をサボっていたのは、みんカラの更新をしていたからです。
いやー。アクセスカウンターがあるってのはおもしろいです。

何日のどのブログにどれだけのアクセスがあるのか、ってのが一目で出てくるし、
自分のページに訪れてきてくれた人が足跡として履歴を残していってくれるので
どんな人が来てくれているのかが一目で分かる。
よく出来たシステムだなあ、と感心してしまいました。
こっち(ブロガー)だとアクセスカウンターの設置方法がイマイチ分からないんで、どの程度の反響なのか、
コメントをいただかない限りは掴み辛いのが難点です。

ただ、さらっと「足あと」をたよりに訪問者のページを逆訪問してみると、以外にブログの文字数というか
文章量が少ないのです。
かえって、自分の文章量が異様なほど多く感じてしまうくらいです。

お客さんのところで印刷版「しばた新聞」についてよく「あれだけの分量の文章をよく書ける」というお褒めの言葉というか呆れられているのかは分かりませんが、そういうお言葉を頂きます。
当人としては別にそれほどにも思っていないんですが、一般的にはそういう感覚なのでしょう。

もう少し二足のわらじを続けてみたいと思っています。

2009年9月21日月曜日

みんカラ

「みんカラ」というブログがあります。最初は「なんのこっちゃ」と思っていたのですが、あとから「みんなのイフ」で「みんカラ」なんだと聞きました。あー、なるほど。

そんなわけで始めてみました。
そういうブログなので、基本的にはクルマ関係のネタで行くつもりです。
たまには転記してしまうこともあるかもしれません。
リンクサイトに「愛しのロードスターとC200」とあるのがそれです。
もしよかったらどうぞ。今回は、その転記です。




今を去ること2年少々前の事です。
ついにというか、ようやくというか、ロードスター(初代)のオーナーとなりました。

その前はR32のGT-Rに乗っていました。
ロードスターに乗り換えたのは、直接の原因はGT-Rがお嫁入りしてしまったからですが、実は内心「少々重すぎるのと相まって、Rは手に余る」と、薄々感じていたからで、おそらくはRとは長い付き合いにはならないだろう、という予感はありました。
でもR32は大好きな車でした。
スカイラインだから、とかそういう感覚は全く抜きで「なんてカッコイイクルマなんだ」というファーストインプレッションや、とあるきっかけでGTS-Tタ イプMなんてのにも乗ったことがあるので「いつかはクラウン」なんて生ぬるいことは全く頭に浮かばず、「いつかは.....」と思っていました。
で、ひょんなきっかけで乗ることは出来ましたが相思相愛にはなれませんでした。今時の言葉で言うなら「相手の希望年収がこちらの実収よりはるかに高く」、 とても相手に合わせていくのは無理だと思ったからです。自分色に染める、なんて人もあるでしょうが、そこまでして添い遂げてもらうつもりにはならなかった ですね。

で、Rの嫁入り話が本格化し始めたと同時に次候補車としてすぐに白羽の矢が立ったのがロードスターです。もちろん初代。自分の世代はスーパーカーブームの ど真ん中にあって、それが尾を引き、中学校に通うための自転車にはスーパーカーライト(リトラクタブルヘッドライト)と堅く心に決めていた年代です。
実際には惜しくも、その時にはスーパーカーライトの自転車がラインナップになく、泣く泣く別体式のフォグランプつき(この辺はランチア・ストラトスの影響 もあったかもしれません)の自転車を買ってもらいました。でもそのデザインはフロントが重くなるという弊害はあっても、目玉のフォグランプがついぞ使われ たためしはなく、無用の長物であると気付くのにそうはかからなかった気もします。結局イタズラで壊されちゃったしね。

実はこのリトラクタブルヘッドライト。途中一度だけ乗れるかもしれないと思った事がないわけではないのですが、結局ご縁がなかったのか所有するまでには至らず、、20年近い歳月の果てにやっと念願のスーパーカーヘッドライト装備車を所有することが出来た訳です。




ちなみに、その最接近したというかニアミスで通過してしまった車は「コルサ」です。平成の頭まで売っていたあのリトラのコルサ。けっこう好きだったんですが、その後ニアミスしたことがありません。けっこう好きだったんですけどねえ。

2009年9月18日金曜日

請求書

おそらくこれは、どこでもそういうものだとは思いますが、請求書というものの内容と、その請求総額はとても気を使います。
もちろん作業をするなり、品物を手配するなどの事を済ませた訳ですので、それなりの原資や時間・気力・設備等、諸々を投入して、とある成果を提供している訳ですから幾ばくかの請求をさせていただかないわけにはまいりません。ボランティアじゃあありませんし、ボランティア程度では出来ないことをやっているつもりでもありますし。

で、そうしたことを勘案しながら。これぐらいは欲しいよな、とか、ここまで請求したら、ちょっと欲張りだろうか、とか、色々な試行錯誤の後、やっと請求書を作り上げる訳です。
もちろん車検等の、ある程度メニューの決まったものは費用一覧としてメニュー金額を作っていますが、一般整備や外装磨き、オーディオ関連の整備などはその時の気分や勢いで言ってしまった金額でやってしまうこともしばしばですので、後になって内心「しまった......」と思うことも少なくありません。

まあ、そんな経緯や思いのあとに請求書を恐る恐るお渡ししているのですが、なかなかその後も気の安まる時間はなかなか訪れません。
というのも、その場で御代をいただくこともあれば、中には「え?」と思うくらい遅い方もあったりするからです。

通常、というか今までの感覚として特に法人関係などでは「二十日締めの翌月末払い」という支払いパターンが多く見られます。
経理担当者としては次々と舞い込んでくる請求書に対して、それぞれにいちいち支払いを行っていたのでは煩わしいことこの上ないでしょうし、運転資金に余裕のある所ならばいいでしょうけど、借り入れで賄っている所は大事な場面で資金がショートしてしまうことも十分ありうることでしょう。
このため、かなりの企業で締め日と支払日を設定するのは、それはそれで分かることです。毎月15日に入金が集中する方ならば翌16日なり、17日あたりに支払日を設定すれば比較的余裕も出来るでしょう。仮にサラリーマンの方であっても翌月末までの支払期限となれば給料2回分の運転資金が確保できるでしょうから、仮に請求金額がその方にとって少々多めになってしまったとしても、何とかなってくれないかなあ、という淡い期待を持ってオートサービスシバタでは一応「翌月末までにお支払いをお願い致します」と請求書の隅っこに書いてあります。

請求書を作った、こちらとしては売上を立てさせてもらったその当月には特にそれ以上の催促じみたことは行っておりません。言うのもいやだし、言われる方もあまりいい気分ではないでしょうから。
ただ、翌月の20日近く15日ごろになると、そろそろ一言だけ「一応お願いいたしますね」という感じで「再請求書」を出させていただいております。というのも、なかには「幾らだっけ?」という非常におおらかな感性の方もいらっしゃいますし、全く何にもしないでそのまんまというのもいかがなものかと思いますのでね。「催促というほどのニュアンスではありませんが、一応忘れないでいてくださいね」という感じでしょうか。
ただ、中には剛の者もいらっしゃいまして、回収までに3ヶ月4ヶ月、という時もあります。流石にそこまで遅いと、こちらも「おいおい」という気分にならんこともありません。しかもたいていの場合、あちらからは何の音沙汰もない事が多いという。まあ、連絡できる訳も無いんですが。
大体そういうときほど「情け」をかけてあった請求内容(つまりほとんど利益を出していない)であることも多く、そうなるとこちらの手元にあるべき利益相当分が売掛金として外に出ているだけ、という状態になる訳です。つまりとにかく回収してこないと利益が享受できないという状態です。

かほど左様に請求書というものの裏には様々な人間模様と思惑が飛び交うのです。

2009年9月13日日曜日

最近片山さつきさんのブログを見ています。先日はちょこっと思ったこともあったので、コメントを入れてみました。

昨日もちょこっと思ったことがあったので、コメントを入れようとしたら「入力不可能な文字があるので投稿できません」とかいうメッセージが出ました。何度か修正はかけましたが、そのたびにはじかれたので、面倒くさくなって投稿自体を止めました。

ああいう機能は「とにかくそういう文字があったらダメ」、というやり方なんでしょうかね。別に非難をしようとか、中傷目的の文章は一切入れていないつもりなんですが。それでもはじかれてしまいました。

以前「言葉狩り」とか「放送禁止用語」が取り立たされた事がありました。あれはとにかく「その言葉が入っているのがダメ」的な印象を持っています。ただ、言葉というのはあくまでその前後の文脈があってこそのものであると思っているので、ああいうのってのはどうなんでしょうか?

ただ、そういう文脈での判断が機械に可能か?という事を思うと、そういった機能を実装しようと思ったら、とにかく単語単位で検索して該当文字があったら削除の方が楽か、とも納得もしました。
ただ、それぞれの投稿についての掲載の可否は先方で行うようになっていましたから、一旦は受けるようにして、後は管理者の判断に任せる方法もありじゃないかな、とか。ただ、これも元国会議員というお立場からすると、それこそ色んな方々からの色々な投稿があるでしょうから、それこそ迷惑メールも自分なんかの比じゃないでしょうしね。それを思うと自動的にフィルターをかけておかないと処理しきれないものかも、とも思ったりしました。


同じような対処として個人情報保護法が思い浮かびます。現状では「個人情報」と名がつけば、必要以上に及び腰になるという意味で、それこそ腫れ物にでも触るような扱いになってしまっているのでは?と思わざるを得ません。学校の卒業アルバムにすら卒業生の住所録が載せられない、というのは過剰反応だと思うのですが。
同様の例として、タバコの自動販売機にはいろいろな機能をつけて未成年にはタバコをを買わせないようにもするし、そういう機能や仕組みを付けるようにメーカーにも指導もしたけど、それ以前に買わせない様な躾を親がきちんと子供にする、という一番当たり前のことが真っ先に置き去りにされているような気もします。

2009年9月11日金曜日


なんだか、予定していたことが頓挫すると次の予定を入れるべく行動するなり、その他の更改契約を済ましていくなり、やり残していたことを片付け始めるのがいいのでしょうが、なんだかズルズルと忙しさが続いていたこともあって妙に気持ちに穴が開いてしまって、ここ何日か気持ちと心が動かない日を過ごしてしまっています。

会社員ならば状況としてなんとなく動かされることもあるのでしょうけど、そこは悲しいかな自営業なので動かしてくれる周囲がいる訳でもなく自分で何とかするしかありません。
とりあえず何日か前に事務所のレイアウト変更をしました。なんとなく汚くなってきているので、レイアウト変更ついでに身の回りくらいの掃除もして小綺麗にしようと思ったからです。

毎日触るデスクマットは、拭きあげたその日くらいはいいのですが、翌日にはなんだかザラザラしています。おそらく埃が落ちているのでしょう。でも、埃が落ちているのはデスクマットだけではなく、その周辺やもちろん床にも落ちているはずです。
この部屋はもとは畳部屋なんですが、キャスターつきの椅子や机、ラックなどを使うこともあり、2年ほど前にフローリングカーペットを購入してなんちゃってフローリングとしました。でもなんとなくこの床もザラザラしているような感じはしていたのです。
また気になっていたのは机の裏側。そう、パソコンの配線やらなんやらでおそらく埃だらけだろう、と気になってはいたのです。そこも何とかしたい所でした。

そんなわけで今回は事務机を壁に密着させるのではなく、部屋の真ん中に持ってきて裏側が見通せる状態としました。今までは椅子の後が開放されていてそのまま乱雑な風景が展開されていく状態でしたが、今回は後のスペースが極端に制限されている、仕事道具に囲まれた蛸壺状態としましたので余計な物を置きっぱなしにすると身動き自体がとりづらくなってきます。逆にワザとそうなるようにしました。

で、掃除をしつつ、配線をやり直しつつ、レイアウトを替え、ものを再配置し、という事をやったのですが、気になるのはやはり配線達です。もう少しなんとかならんもんか。
うちのメインマシンはデスクトップのフルサイズなので机の上に置く気には到底なれません。そうなると、コイツをどこに置くかで配線たちがどこに向くかが決まってくるのですが、それにしても裏側が汚い。後はコンセント周りですねえ。これももう少し何とかしたい所ではあるのですが。
なんかいい方法はないものでしょうか。


話は少々ずれますが、クルマの内装を少しでも覗いて見た事のある人は御存知かと思います。今時のクルマの中っていうのは配線だらけです。おそらく1台あたり30キロ程度は使用しているでしょう。
メーカーとしても、少しでも銅線使用量を減らそうとコンピューターをエンジンルームの中に持ってきてみたり(従来は助手席の前あたりにあった)してはいますが、パワーウインドウが標準設備化し、エアコンも同様、足元ランプや間接照明やエアコンの吹き出し口を後ろにも設置してみたり、モーター仕掛けのシートがどうした、自動ドアが、電気式トランクリッドであったりオートバックドアやらリアドア(スライドドアとかではなくセダンのリアドア)のイージークローザーまであったりすると、もうクルマは電気仕掛けの城となり、配線数や配線の長さはものすごい量となっています。もちろん使われているモーターの数もものすごいものとなっているんですけどね。クルマによっては5~60個くらいになるようです。

で、これらの配線の作成は矢崎総業がその多くを引き受けているのですが、近頃では(既に?)無線化の研究も進められているとかいないとか。
そりゃあ、あれだけの配線が削減できれば、高額車では50キロ近くにもなる銅線の分、一気に軽量化できますしねえ。燃費にも有利になるでしょうし。ま、ただ、その無線化が出来るか否かはともかくとして。
でも電源線の削減までは出来んでしょう?その電源線で通信も一緒にやってしまうとか?そうなれば家庭の各部屋にコンセントを配置するように、クルマの各部にコンセントを巡らしておくという、電源ハーネスのモジュール化、規格化ができたりしないかな?
エンジン関係の制御はともかく、そのほかの電気仕掛けはそう難しいことはやっていないと思うけど、それでも生産設備の関係でパワーウインドウ、その他の制御にも32ビットのマイコンが使われているという笑い話みたいな話を読んだことがあります。てことはすでに脳みその分散配置は済んでいる状態でしょうから、この電源線通信ってクルマには使えるんじゃないのかなあ。家庭用ではパッとしないけど。

2009年9月10日木曜日

スニーカー


イカンイカンと思いつつ、ついつい買ってしまうスニーカー。
革靴でいえばいつもリーガルを指名買いしていた柴田のサイズは27.5cm。ごくごく普通の靴を買うときは28.0~28.5cmとなります。例えばそれがナイキともなると、あそこっちの靴は基本的に欧米人の足の基本形を基にして作っているので、日本人の柴田としては少々大きめの29.0cmサイズにしないと靴が窮屈で仕方がありません。
ご覧になった方があるかとは思いますが、以前ナイキショップ(志都呂のジャスコ、ムラサキスポーツ内)でマリア・シャラポア(テニス選手)の足の裏の写真が掲示されていたことがありました。その足の裏に欲情してしまったとかそういうわけじゃあなくて(そこまでマニアックではないので)、ホウ、と思ったのはその足の裏の形です。
見慣れた自分の足などは、きちんと横に踏ん張り安定して大地を踏みしめるきれいな菱形をしているのですが、それに見慣れた自分の目からすると妙に細長く変形しているように映る彼女の足形を見たときに、はたと得心したのです。「そうか、これが欧米人の足の形か」ってなもんですね。

普段愛用しているのは「nike free」シリーズです。はだし感覚で足の裏の筋肉を鍛える、なんてコンセプトの靴なので地下足袋を履いているかのような履き心地と、いいようのないフィット感は気に入っているのですが、ひとつだけ残念なことは「周辺のお店ではサイズを考えると極端に選択肢が狭くなってしまう」という事です。つまりは履ける靴が売っていないor靴を選べない、という事ですね。
まあ、仕入れる店側の事情を鑑みるに、でかい靴はお客さんの層が限られる、どうせ仕入れるのなら長期在庫はきついからなるべく早く掃けそうな無難なデザイン・色使いのものにしておく、というのは自然な流れであるとは思うのですが、自分としてはおもしろくないこと、この上ありません。
でも、29.0cmのサイズの靴といわれれば誰でも仕入れには躊躇するでしょうから、仕方のないことというか、小人の国に生まれた不幸な巨人族の悲哀というかなんというか、まあそんな所だろうと自分を慰めるしかありません。

こうした状況が生んだ悲しい属性として「はける靴があればとりあえず買っておく」という行動パターンです。冒頭の写真の靴が今日買ってしまった奴なのですが、この写真でお分かりいただけるように、柴田の好みは「無難なモノ」などというおとなしいものではなくて「派手な方が勝ち」というガキにも劣る選択基準ですから、いきおいますます選択肢はありません。

ただ、ものには限度というものがあるだろうというのは頭では理解しているのですが、体では分かっていないので、ついついそういうものを見かけると脊髄反射的に欲しいとなってしまうのが馬鹿たれなところです。

で、それがとうとう行きついて、なんか近頃では事務所にも10足ほどの靴が溢れ、2階のオーディオ部屋には更にそれらに加え30足近い靴が氾濫するという結果となってしまいました。ここまでくるといい加減、一生かかって履き潰せるのかが怪しい数となっています。

さて、どうしよう。

いい加減買うのを止めとかないと、本当に箪笥の肥やしにしかなりません。でも、「あ、これカッコイイ」とか思うと、ついつい触手が伸びてしまいます。うーん。


それはさておき先日の木刀ですが。
振るのは振っているのですが、たかだか10回とはいえ手のあちこちが痛いです。如何にガタがきていたか、わかろうというものです。何とか片手でびしっと振れる様になることを目指していきます。なかなか長い道のりになりそうな気はしますけど。

2009年9月9日水曜日

アルファロメオ

おそらくもう10年近く前になるのだろうけど、兄貴がアルファロメオを買いました。
もちろんシビアというかけちな兄貴なので新車で買うはずもありません。ディーラーの試乗車上がりの1年落ちとか半年落ちとか、そんな具合のクルマだったかと思います。

ちなみに僕自身は兄貴にクルマを買ってもらった(商売で)ことはありません。身内に頭を下げたくない、という事もありますが、買う訳でもないくせに小しゃらくさいことを言う(本人曰く「いつお客になるかも知れんじゃないか」とはいいますけどね)ので逆に営業としては「お客にする(なる)気がない(しない)」タイプの人です。経験上、そういう人ほど買わないので。

まあそれはそれとして、そういう「人の気持ちには全く無頓着」な人なので、ズーズーしくもアルファを買った、と言いつつその日の夜、柴田の部屋に入ってきて言うことには「車庫証明の取り方と名義変更書類はなにを揃えたらいいのか教えてくれ」と、こきゃあがりました(日本語訳 「言いました」)。そういうところで金額を取られることは大嫌いな奴なのでおそらく「弟がトヨタディーラーでセールスをしているので、弟に頼む」くらいのことは言ってのけたのでしょう。
ムカムカする心を抑えつつ、車庫証明申請書に必要事項を記入し、書類を揃え、印鑑証明を取り、こことここに実印を、とか言って、最後に「後はこれを浜松中央署の車庫証明申請の窓口に提出して........」というところまで言いかけると、言うに事欠いて「それ出してきてくれんかなあ」。おいおい。ええ加減にせいよ。結局やらされましたが。
後日兄貴から、アルファのお店の人に「弟さんに作成していただいた書類は完璧でした」と言われた、とか言っていましたが、当たり前です。何年やってると思ってんの?というか、その程度の信用しかないのか?

と、まあ、そんな経緯でアルファロメオが兄貴の元に来たわけですが、最初の頃は何度か乗せてもらいました。「世話になったから、そのお礼として」とか言われて。
で、たしかにおもしろいクルマではありました。145というモデルです。
で、それから随分たつんですが。まだ乗ってます、そのアルファ。

手入れはぜんぜんしないくせに赤なんか買ったもんだから、買って何年もしないうちから劣化が目立ち始めて、しばらく前から屋根とボンネットの塗装はボロボロです。赤い塗料の顔料は紫外線に弱いので劣化しやすいのです。鳥のウンコがのっていても知らん顔でそのままなんですから、ま、当たり前っていえば当たり前の結果なんですが。
そのくせ、妙に整備料の高い業者にいじらせるもんですから維持費はけっこうかかっていたはずです。アルファロメオだから、ということでその手の車に精通している業者を兄貴なりに探したらしいのですが
、得てしてそういうところは「メカニックの仕事ぶりもアルファロメオになっている所が多い」ものです。一回だけ一緒に行ったことあったけど、作業内容を聞く限りではいい(高い)工賃請求されてたなあ。本人は「これでメカニック方面は大丈夫」と思い込んでいたでしょうけど。
今時の車なんですからどこの車であってもいじるところ・診るところは一緒なんですけどねえ。ハイブリッド車はまた別分野になってしまいますが。まだ自分の手元にはベンツCがいますが、去年末、普通に車検通してもらったら8万円台でしたもんね。そんなもんです。

そういえばエアコンが何年か前に逝ってしまっているそうです。去年横に乗ったときに暑かったのはそのせいでした。
しかもタバコを吸っていたくせに窓ガラスの内側を拭き上げるということを全くしないので、視界がなんとなく白濁していました。横に乗った時にガソリンスタンドで濡れ雑巾を借りフロントガラスを拭きあげたらものすごくきれいになり、本人もびっくりしたものです。本人曰く「ガラスが劣化してこうなるものだと思っていた。」。............。
窓を開けて走ると、なんかフワフワしたものが室内を舞ってズボンが真っ白になりました。何だこれと、その原因を探ると、ドアの内張りの布が劣化して剥がれて、その更に内側に入っているスポンジも劣化していて。で、そのスポンジが風化したモノが粉になりぽろぽろと落ちて、車内に風が入るとそのスポンジの粉が舞っていたというわけでした。
流石に兄貴もこれには参ったらしく、ドアの内張りを張り替えててもらうにはどうしたらいい?という相談が柴田のところに来ました。

この内装の張替えの際、久しぶりにアルファに乗ったのですが、やれていましたねえ。兄貴は「サス(ショックアブソーバーのダンパーの油)が抜けているようだ」といっていましたが、それだけじゃあないです。ボディがもうガタガタ。自分ならこれを修理するくらいなら、同程度のアルファを買ってきます。どうせあの型のアルファなら30万くらいですし。まあ乗られ方もいじられ方も悪かったんだろうなあ、とも思いますが。

個人的には同時期に出ていたアルファの156というタイプがお気に入りでした。こちらも既に40万そこそこの表示価格になってきています。ちょこっと食指が動いたこともあったのですが、アルファとはこういうやれ方をするのか、という実地経験をしたので、多分もうアルファロメオを所有したい、とは思わないでしょう。おそらくガタガタでしょうしねえ。安物は安物なりってことです、特にアルファは。「命短し恋せよ乙女」って感じなんでしょうねえ。

話は少々変わりますが、PSシリーズのゲームソフトに「グランツーリスモ」というレースのドライブシュミレーターソフトがあります。普通のレースゲームでは「こういう状況のときにプレーヤーがこういう操作をしたらこういう挙動をする」というシーンごとのパターンを組み合わせて画面上の車の挙動を切り替えていきます。
ただ、この「GT」シリーズではクルマごとにそれぞれ設定された基本データ、例えば車の全長・全高・全幅だとかホイールベース、トレッド、車重、前後重量配分比や駆動方式、各ミッションのギヤ比、タイヤサイズやバネ下重量、はたまたクランクシャフトの慣性モーメントなんていうデータまで、総計100項目以上の計算要素を元に「今の状況では、車はどのような挙動をとるか」という事を毎秒50~60回計算をして、その度にその結果を画面情報やコントローラーのバイブレーション情報として出力してゲームを進行させているのだそうです。

いつの頃からかは知りませんがこのGTシリーズの「車両挙動」の計算要素の中に「ボディ剛性の劣化」という項目があるのだそうです。その内容は皆さん御想像のとおりですね。「ドイツ車はおしなべて高め、次に日本車、その次にラテン系が来るけど、その中でもイタ車は特に低め」なんだそうです。つまり新車時はいいとしても、距離を経た時の劣化度合いが酷い、という事ですね。
うーんさすが「ドライビングシュミレーター」を標榜するだけのことはあります。確かに自分の経験の範囲内でもそんな序列は感じます。

おかげで近頃はアルファロメオを見ても、特にどうという印象を持たなくなりました。それこそ新車を2~3年ごとに乗り換えていくクルマなんだなあ、という感じです。
ただ、見かけはいいので知らない人は注意が必要です。ついついフラフラと近づくとえらい目にあうこともありますのでお気をつけください。

2009年9月8日火曜日

木刀

今日、磐田での会議の帰途で「武興」というお店によって来ました。
以前は浜松の市民会館の近くにあったような気もするのですが、宮竹というか植松のあたりにあるのに気が付いたのが半年ほど前だったかな。何のお店かというと、その名が示すとおり「武道具専門店」。でもなにやら入りづらいというか、なんか怪しい人に見られそう(既に十分怪しい)で、なかなかお店に入る気がせずに今まできてしまいましたが、とうとう今日行ってきてしまったという訳です。

目的のお品は「木刀」。別にどこかに襲撃に入るとか、クルマの中に常備しておこうとかそういうわけではありません。ちなみに木刀や鉄パイプはクルマの中に入れておくと「銃刀法」の文言に抵触するらしく、職務質問の際に見つかったりすると罪状のひとつとしてカウントされてしまうようです。このため、今日買って帰って来るときにお巡りさんに見つかったらどうなるんだろうとか、ちょっとドキドキしながら家路を急いだのです。

これはここのところ感じてきていることなのですが、正直「体力が落ちたなあ」と。数年前から犬の散歩には出ているのですが、それだけじゃあなあ、とね。もう40だし。
あと最近見てきた映画で「96時間」というのがあるのですが、まああそこまでは当然無理としても、それでもちったあ体の関節に油を差し、ゴムブッシュをほぐすようにしておかないとまずいかな、と。自営業は体が動かなくなったらおしまいですからね。

じゃあ手始めに何をするか、と思いました。

昔学生の頃使っていた鉄アレイをもう一度引っ張り出すか?でもあれ1つ10キロあるから重いなあ、と。それに先ず筋肉をつけることも重要だけど、それよりも動かすことが先かな、とかなんとか頭を巡らし辿りついたのが「素振りでもしようか」でした。
で、どうせ振るなら竹刀なんかじゃあなくて木刀だろうと。やっぱり樫の木じゃあなきゃ、とか脳内妄想まっしぐらです。そうして今日の「武興」になったのです。

店内に入ると、武道具専門店というからにはもっと色んな怪しい得物がひしめいていると思いきや剣道関係のものがほとんどでした。面金や胴の胸当てや、手袋なんかが展示してあります。木刀は真正面にありました。それでも何種類かあるようです。

一番細いものは「構えを見たり型を練習するためのもの」なんだとか。随分細く、軽く、おもちゃみたいだったのでそれは止めました。

次は素振り用と書いてある先ほどのものよりちょっと長く重さもまあまあのもの。2,000円何がしとか書いてあります。フンフン。
その隣にはもう少し太く長いものが。これだと3,000円少々の値がついています。
その隣はもう少し太く、先端までそのまま太い木刀です。先ほどのものまでは先端が刀っぽく削り込まれていましたが、こいつは太いまま先端までいき、先っちょはザクッと断ち落とされています。値段は忘れました。
その隣には更に太く重く少々長く、しかも刀身たるべき部分は六角棒となっていました。手に取ってみると「さすがにこれは重いなあ」という感じで、これを振れといわれれば、すぐに嫌になるだろうなあ、と思いました。お値段も5,000円少々とちょっと重め。

さてここで女性の店員さんが登場です。六角棒の奴は、最初から柄のほうを持って振ろうとすると重いので反対に刀身の六角棒の方を持ち、柄のほうを先端にして振って慣れたら柄のほうを持つようにするといい、とか、なるほど専任の従業員らしきレクチャアが聞けました。
先っちょまで太い木刀は宮本武蔵の使っていた木刀との説明がありました。ああ、そういえば船の艪を削って木刀にしたとかいう話がありましたっけ。先端が太い方が力は付くでしょうから良いとしても、なんかちょっと不恰好かな、と思い結局は真ん中の3,000円少々の木刀を買うことにしました。

最後に店員さんからの御忠告がありました。「最初の頃の素振りは10回づつ位でいいです。はじめは結構それだけでも疲れます。だんだん体を馴らしてから回数を増やすようにしたほうがいいです。続けることが大事ですから。」「柄が滑るようでしたらテニスラケットのゴムをはめるとかするといいです」なるほどね。
とりあえず、さきほど家に帰ってからちょっと振ってみましたが、鏡で見るまでもなく不恰好な素振りでしたなー。なんか体がうまく動いていないことがありありと感じられる素振りでした。腕を上下に振るなんていう動作はそうそうしませんからねえ。あったとしても畑を耕す動作ぐらいかな。あ、あと餅つきの時。
ただ、そういう動作ってのは背筋を動かす動作かと思います。背筋が弱いと背筋も伸びませんしね。なるべく姿勢のいいジジイになりたい柴田としてはちょこっと続けてみたいと思っています。あとしなきゃならないのは早起きでしょうかね。早寝とともに。

2009年9月6日日曜日

くたびれる

もう少し分かりやすい写真を撮っておけば良かったと悔やまれますが、最近気が向くと引き受ける仕事がこれです(メンドクサイ時とか忙しい時とか、その他の理由で気が向かない時には引き受けていません)。

手前が施工第3段階が終わった部分で、奥側の白っぽいのが第2段階まで施工し終わった箇所です。新車の塗装やきちんとした作業が施された鈑金塗装は、この通り14年近く経った後でもきちんと磨きだしをすればこういうツヤを取り戻します。この写真のクルマは黒いのでよけいに磨きだし後のツヤが映える、というのはありますが。

細かく見れば鳥のフンをそのままにしてしまってあったりして塗装が侵されていたりする所もあったりしますが、ここまで磨いてやればあまり気になりません。

で、この第三段階から更にもう一度、もっとキメの細かいコンパウンドを使って更に仕上げ磨きを施したのがその下の写真です。




更にこのあと、コーティングを施します。新車塗装そのものは非常に強力な皮膜を持っているので本来ワックスやコーティングの類いは必要ありません。
ただ折角キレイにしたのに、引渡し後、すぐに磨き傷をつけられてしまうのはなんとも心が痛むので、埃が払いやすく、鳥の爆弾を受けても取れやすいように、というだけの目的でコーティングを施しました。これで表面が更にツルツルに滑るようになります。

ついでに、このクルマはワイパーを外しました。フロントガラスに貼ってあるマスキングテープは「ワイパーはこの位置になっていたよ」という印です。組み付けるときの目安の為にこうしておきます。
何でワイパーを外したかというと、ワイパーに塗ってある塗料というのはあんまり質がよくないのか、少々年数を乗るとツヤが落ち、色がはげ、錆びてくることも珍しくなく、このままだとあんまり見栄えがよくないからです。つまり外したワイパーをきれいに塗りなおしてあげると、磨き上げが終わった黒々としたボディにピカピカのワイパーが映えて「まあステキ」となるのです。

ワイパーは外から見える部品だけでいうと、根元から伸びた腕の部分の「ワイパーアーム」、そこから先のパンタグラフのようになってガラスの曲面にゴムを馴染ませる「ワイパーブレード」、そして拭取りの要になる「ワイパーゴム」から構成されています。このうち塗ってあげるのは「ワイパーアーム」の部分です。「ワイパーブレード」まで塗ってあげてもいいのですが、これは汎用の交換部品(ワイパーゴムつきで1,500円程度)があるので、次回の交換時期にセットで換えてもらうとして、今回は手を付けませんでした。

最後の仕上げとして、目立つプラ部品(センターピラー近辺のドアの飾り板など)にプラの保護剤を塗ってあげるとこれまた「まあ新品みたい」となり、表情が引きしまります。
できればホイールハウスの中などは高圧洗浄器で泥汚れを落としてやるともっと引き締まるのですが、既にこちらの電池が切れかけていたので、今回はそこまでやりませんでした。

そんなこんなで、お昼過ぎから作業を始めてはや5時間。何とか作業も一通り終わって引渡しをしてまいりました。
喜んでくれましたねー。「新車みたい」って何度も言ってくれました。まあ、そこまで喜んでいただければこちらとしても本望です。やってよかったと思う瞬間ですね。
機械そのものはなんともなくても、塗装やプラ部品の見た目の劣化が目立つと、それだけでもう古くなったなあー、とか思ってしまうものです。塗装そのものは強固なものであったとしても、酸性雨の影響であったり、磨き傷が目に付くようになってしまうと途端に古びて見えてきたりします。中にはコーティング剤の影響で塗装表面が侵されたりしている事もあるとかないとか。

本当の所、塗装面には触らず、できればそのまんま、なんにもしないのが一番いいようです。やっても埃取りで磨き傷がつかないよう滑りをよくする処理だけ、という感じですね。
ガラスコートとかテフロン加工とか色々能書きの書いてあるものは色々ありますが、ここ10年くらいの間に生産された車は随分と塗装が強いですから、そういうものは必要ありません。その証拠に10年以上経ったこのクルマも磨き上げを施すだけでここまでキレイになってくれるのですから新車塗装は偉大です。
ただ、ディーラーがそうした商品を率先して施工している感はありますし、柴田自身もそれを売らされていましたが、やっぱり必要ない(施工後数年を経た車と未施工の車とを実際に見ているものの立場からして)、というのが実感です。

実際に新型のEクラスを買った人が「ヤナセで売っているモノだからいい物の筈だ」という事で、一緒にしこたま色んなもの(コーティング処理とか)を買っていましたが、あれも「売れるときに売れるだけのものを売る」というだけですからねえ。
純正オプションといえば聞こえはいいですけど、あれって新車開発の時に平行開発しているわけでもなんでもなくて、あくまでクルマができてから考えるものらしいです。サイドバイザーとか。で、それらにメーカーのロゴを入れて売ってると。
だから、けっこう取り付けに苦労するものがあります。以前やった日産キューブへの盗難防止装置とかね。あれは酷かった。

そんなわけで、話がどっかに行きはじめているので今日の所はこの辺で。

2009年9月5日土曜日

続・タイヤ

コロパパさん、コメントありがとうございます。ランフラットですね。
そういう日本国内のタイヤパンク率という数字は知らないのですが、でも実感からすれば仰る通りだと思います。パンク被害に遭う可能性は極めて低く、しかも人口密度がある程度の水準にあり、携帯電話の通話可能エリアもそこそこ。ずっと走って誰一人にもすれ違わない、などという状況は非常に低いというか、無いだろうな、と思っています。

思えば、チューブ式タイヤの頃はホイールの変形に対しては強いのですがパンクには弱く、釘を踏めばその場で空気が減っていきました。スペアタイヤを常備しなさい、という法令も現実的なものであったと思います。
それがチューブレスタイヤにとって変わったのは「釘を踏んでも、それを抜かなければすぐに空気が抜けきってしまうということはなく、普通の走り方なら2週間近く気が付かず過ごしてしまうことも珍しくない」という、ある意味「ガソリンのエンプティランプが点灯しても、そのまま200キロは走れる」的なパンク時の対処における時間的な余裕をもたらしてくれる恩恵によるものが大きいと思います。

さらにランフラットタイヤは「空気が抜けきっても走行可能」が売りなんですが、ここまでしなくても感が強いのは事実です。構造としてはタイヤのサイドウォールを補強し、空気が抜けきってもホイールのリムが直接地面に触れず、またタイヤがリムから外れないという構造なわけなんですが。

屋根開きソアラに関してはアメリカへがメイン市場として想定されていた、ということもあるでしょうけど、それ以上に国内の事情で「ゴルフバックが乗らない車はまずい」という、個人的にはどうでもいい、でも何故かそういう声は強い、というところから「ゴルフバックを載せるためにはスペアタイヤが占めるスペースを削るしかない」=「最初からスペアタイヤを常備しなくてもいい(法規制を切り抜けるために)」=ランフラットタイヤの装備ということにつながった、と聞いています。
別にエマージェンシー優先という観点からではなくトランクスペースのエマージェンシーの辻褄あわせから来ているんですね。

国産車は比較的以前からスペアタイヤを「テンパータイヤ」と呼ばれる非常用タイヤの装備で良しとしてきました。「どうせ使わないから」「トランクスペースをとられたくないから」「なるべく安く仕上げたいから」という理由からでしょうが、車体設計そのものも「テンパータイヤの装備」を前提として(特に乗用車)それが収まるトランク下の窪みも浅いものとされてきました。
車種によっては「標準サイズのスペアタイヤ」などという変わったメーカーオプションが設定されている(た)車もあります。僕も一度だけそういうオプションを適用した車を受注したことがあるのですが、車が来て見てびっくり。もとの窪みがテンパータイヤしか想定していないのでボコンと標準タイヤとの厚みの差の分、中央が出っ張ったトランクマットが敷かれてありました。一応そういうときのためのトランクマットなんてものもあるんですね。不恰好だったけど。

近頃では、特に軽自動車なんかはテンパータイヤを積むスペースも勿体無いということで、パンク修理キットを積むことでスペアタイヤの常備を逃れる車種が多いと聞きます。まあ、実情を考えればそれでも苦情は出ていないでしょう。だって基本、なんかあったらJAFを呼ぶなり、保険対応のロードサービスを呼ぶなりすればいいわけですからね。
パンク修理キットに関して「大丈夫かよ」といぶかるタイヤ屋さんは多いでしょうけど、でも彼らのやっているパンク修理作業自体が自分なんかからすれば「こんなんで大丈夫か?」と思われるくらい簡素化・単純化されているので、よっぽど不器用でなければいいんじゃないのかな、とは思うんですけどね。

見方によってはランフラットタイヤを履くということは、そういう事態に対処するための保険という見方もできるでしょうけど、あまりにも危険率の低い事態に対応する為の備えとしてはどうかな?という思いも捨て切れません。

では経済的な側面。らかすさんの日誌でBMWのタイヤを4本で109,000円で交換したと書かれていました。おそらく前後の記事からして215/55R16あたりのサイズかと思われます。
ぶっちゃけた話以前書いた「ネットで仕入ている」オートサービスシバタですが、このサイズのランフラットタイヤ(もちろんミシュランのプライマシー)の仕入れ価格は1本20,000円強です。もちろん時期によって若干の差はありますが。
後は交換工賃(持ち込みで)と廃タイヤ処理料で1本2,000円強という所でしょうかね。つまり原価では4本・工賃込み90,000円弱という事です。
ただ、オートバックスあたりでは1本1万ほどの粗利を見込んでいるでしょうから合計では13万くらいはするでしょう。じゃあ、アンタの所は?と言われればそうですねえ。2割の粗利を見込んでという事ならば108,000円、4本の交換で15,000円くらい粗利が出ればいいや、という事なら105,000円というところでしょかね。
で、そういう金額を考えてみると「びっくりサイズ(低扁平率の17とか18インチとか)じゃなきゃあランフラットも意外と高くない」様な気もしたりしなかったり。ノーマル比+3~5,000円という事ですね。調べてみたら。ならば、もう少しランフラットタイヤのネガな部分を克服してもらって、金額もこなれてきてからなら、まあランフラットでもいいか、という程度でしょうかね。


ただ、昨日の投稿にも書きましたけど、見栄えを意識しすぎた、行き過ぎたタイヤの大径化はもうちっと何とかならんモンでしょうかね。普通サイズなら金額もそこそこなのに。
だからそういう大径ホイールのクルマを見ると何とか費用を抑えようと「クムホ」とか「ハンコック」あたりを履いているクルマがが異様に多いので泣けてきます。

2009年9月4日金曜日

タイヤ

福野礼一郎さんというちょっと変わった自動車評論家の方がいます。自動車雑誌の中では老舗の「CG(カーグラフィックス)」という雑誌で「クルマはかくして作られる」という連載をしていました。個人的には購読をしていない雑誌なので現在も連載中かどうかは知りませんが、今までは別冊として再編集されたものが刊行されていました(現在3冊)のでそれらについては今でも読み返したりしています。

その中にタイヤを扱った回があります。取材先の会社はブリヂストン。そこには非常に興味深いインタビューが掲載されています。例えば扁平率の高低について、その他の条件が一定の時、低扁平率のタイヤは乗り心地に優れ、高扁平率のタイヤは操安性に優れる、とあります。そう、基本的に低扁平率のタイヤは乗り心地はいいはずなのです。
その理由はサイドウォールにあるそうです。中に入れてる空気圧の事もあるのですが、低扁平率のタイヤはサイドウォールが丸く、柔らかいので、地面からショックを受けた際にはサイドウォールがしなって衝撃を吸収するのだそうです。その逆で、同じ構造、同じゴム、同じ空気圧といった他の条件一定の高扁平率のタイヤは低扁平率のタイヤと比べると形状としての特徴としてサイドウォールが硬いので変な振れ方が少なく操安性に優れる、となるのだとか。

低扁平率のタイヤはトレッド面の剛性が高いので、タイヤを切ったとき、地面との角度の相違に負けることなく「オレはこっちに進むんだ」と自己主張をし続けてくれるので高扁平率のタイヤよりグリップはよくなります。面剛性が低いとこじる力に負けてしまうんですね。どっかの政党のようにブレてしまう、といってもいいかもしれません。
ただ、空気圧の設定を変えるなり、内部設計やゴムの厚みや種類を替えるなどしてサイドウォールの剛性を上げる手段をとれば「グリップは高く、ハンドリングもいい」という目標は達成できることになります。ただし乗り心地は悪くなりますが。

最近は随分と大径ホイールの車種が増えました。平成13年ごろに屋根の開くソアラが出たときは「トヨタ車で初の18インチホイール採用車」なんてことを言っていたかと思います。が、まあ、今では18インチどころか20インチまである始末ですからね。ただまあ個人的には「デカきゃあいいってモンじゃあないだろうに」と思ってるんですが。
でもそれだけで商品性がアップする、と営業部門からの突き上げが来れば開発現場も従わざるを得ないでしょうし、どうせすぐにホイールだけ換えられてしまうのであれば、先にそういうのをつけておいて、うちにお金を落としてもらうほうがいい、ということなんでしょうね。
ただ、先のように「あっちを立てればこちらが」という事はありますから、どうやってそういう辻褄を合わせて最適点を引き上げているのか、というところには興味はあります。

その屋根開きソアラの時にもうひとつ、ランフラットタイヤも出て来ました。当時は乗り心地が硬いなあ、と思ったものですが、最近は技術的にも随分とこなれてきた所があるようで、そういう通り一辺倒な感じではなくなってきているようです。過渡期な技術ではありますから仕方のないところもあるんですがね。またもっと良くなる可能性もあるわけです。
ただ、あのランフラットタイヤという奴は今までのタイヤ交換機では交換作業ができないそうなんですよね。硬すぎて。専門ショップでは対応機に切り替えている所もありますが、そのへんが少々懸念事項ですかね。
あと、高いこと。もう少し一般的なものになってくれれば値段もこなれてくるのでしょうけど、ちょっと今の金額じゃあなあ、と思っています。

2009年9月3日木曜日

選挙結果

先ずは幸福実現党、全員落選おめでとうございます。
流石にそこまでは腐っていなかったことに、ほんのちょこっと安心しました。
全てを見たわけではありませんが小選挙区ではせいぜい2~3000票どまりだったようで、それでも入れる奴はいたんだな、と。まあいいけど。

さて、流石に危ない単独過半数まで民主党には議席を取らせたくない柴田としては、比例代表で自民に入れたわけですが、結果としてはいっちゃいましたねえ。残念。
結論めいたことを言えばたしかに「自民が負けた」という事に他ならない訳ですが、ひとつの側面としては「自民に入れたくなかった」受け皿として適当なのが他になかった、という事と、もうひとつは「民主の国会におけるいやがらせ作戦」が「何もできない自民党」というイメージダウンの醸成と演出に功を奏した、というところなのでしょう。
もっとも「功を奏した」代償として、あまりにも大幅な景気後退と、遅すぎたがためにあまりにも意味も効果も薄まった補正予算とばら撒きとしてしまったことに、少なくとも国政の一翼を担っていた民主党にも少なからず(いや、大いに)その責任の一端があるわけですから、ここはもっと追及を受けてもいたし方のないところだと多いますが、そんなお話は聞いたことがありません。


おそらく、この辺の候補者であった片山さつきにしても、彼女なりに良かれと思ったことをあの人のできる範囲でやっていたのだろうと思います。多分。ただ、「自民党の」というカンバンの元での「片山さつき」であり、別にそれは「佐藤ゆかり」であっても「タイゾー」君であっても特に変わりはなかったでしょう。寄らば大樹のなんとやらで自民党側に付いたまではよかったが、というところですよね。次に控えている落選候補者としては丸山君でしょうかね。あの弁護士オヤジ。

話を元に戻すと片山さん、彼女のインタビューでは「後援者組織」による支援者固めが木内君に及ばなかったということを言っていたようですが、結局その辺からして従来のどこのだれそれさんと変化が感じられないんですよね。まだそこそこ経歴が長い塩谷の息子とか、前にいた水窪の親父なんかならそれでもよかったでしょうけど、落下傘候補ならばそれをわきまえて、「わたしが片山さつき」であり、「自民党を支える(支えられている存在ではない)片山」とでも言えばよかったのでは、とも思いますが、そういう何かしらのアピールはなかったと思いいます。別の言い方をすれば「キャラが立っていない」とでもいいましょうか。
その点、木内君は郵政の是非に関して安部にごにょごにょ言われていたが「そこで我を通し」、その仕打ちとして「4年間の下野に耐えた」というキャラができました。なんとなく他の候補者とは違う、という「淡い期待感」というキャラができたと思います。「判官贔屓」の気分なのかもしれません。もちろん今後の行動如何にも因るのですが。
まあ、どうせキャラを立てるのなら「若い」ほうがいい、という民党本部のいかにも下卑た下心が透けて見える民主党の新人議員ですが、果たしてこれからどこまで自身のカラーを出せるのか見ものですね。自身のカラーが出せないようなら他の強烈な色に染まってしまうか、影になって数合わせのコマに成り下がるか、というだけですからね。
こと、若いお姉ちゃんといかにも胡散臭そうな年寄りと、という対比図は「舐められたもんだぜ」という気がして気味悪く思ったものです。そういうことをしつつ「友愛」だなんて言ってる訳ですからね。


そんなわけで、次回も片山さつきが出てくるつもりならば是非、キャラを立てて作戦に望むことをお勧めいたします。「片山さつきはかく語れり」というところですよね。誰でもいい候補者ならば、あなたではなくともいい、という事でもあるのですから。

そうそう最後にひとつ。
国民新党や社民党と連合を組もうと画策しているらしい民主党ですが。
あれって、もう責任逃れをするための次の一手でしょうかね。いやいや実はあれば社民党がごり押しをしてきたから仕方なく意見を入れたんだ、とかさ。300議席オーバーのスーパーパワーを既にもてあましかけているような気もするんですけどね。だってそれだけあれば一党独裁でやりたい放題じゃん、って思ったんですが。ナチスってこういう風に台頭してきたんだろうなあ、って実感しましたもん。
ただ、社民党って確か7議席くらいでしょ?国民新党も似たり寄ったりで。てことは本体の民主党の2%程度の頭数でしかない訳で。
別にそんなのの意見入れる必要もないし、足並み揃えなきゃいけない理由はないと思うんですけどねえ。支持母体のかぶってるところを気にしなきゃいけないのかもしれないけど、あれは今回の選挙の場合、支持があろうがなかろうが結果は変わらなかったろうし、もとの支持数を原資とした議席数はもとの議席数程度だったわけですから、その辺は勘違いすべきではないはずですがね。

リストラ

誰とは言いませんが、今日会社をリストラされた身内がでました。
本人からのメールで知りました。
会社がやばそうだ、という話は年初の頃から聞き及んでいましたが、とうとう来たのか、という感じです。
自分自身は勤めていた会社を自分で辞めていった口なので「クビだわ」という言葉を自身に向けて発せられたことはありませんが、まあ、想像するだにつらい話です。

基本的には現状を「行き過ぎた贅沢が適正ラインにまで戻る過程」という風に捉えてはいますが、それにしてもそれが現実のものとして自身のことで言えば保険の契約件数は減り(ブラジル人の帰郷だけに限ったことではなく)、高齢化という事ばかりではなく、実際に周りの保有台数は減ってきていることも事実です。保有台数の減少イコールメンテナンス台数の減少という事でもあり、はてさてどこまで、どういうレベルで落ち着きを見せるのか未知数(まあ当たり前だけど)なあたり、静観するしかありません。

ただ、こう急激に経済状況が落ち着きを見せてしまうと短絡的な支出の縮小を試みる方が激増してきますので、怖い所でもあります。

クルマの場合はやはり「整備点検」をすっぽかす、という事でしょうねえ。6ヶ月点検をしない人は随分増えましたが、ここのところは12ヶ月点検ですらすっぽかす人が後を絶ちません。それが剛毅な人になると車検すら、という事もあったりなかったり。
個人的な思いでいえば車検の実の姿は「基準を満たす整備状態にする2年に1度の機会」などという牧歌的なものなどではなく「税金を徴収するための絶好の機会」であり、「期日までにやらなければならない」というユーザーの思い込みを逆手にとった「定期的なお布施の徴収機会」です。
だっていじらない方が壊れないもの。下手げにいじられたのが理由で調子を崩された、という事のほうが多いしね。
そういうことを思うと、「きちんと整備点検を受けつつ自賠責だけはきちんと更新し、でも車検そのものはすっぽかす」というのが理想でしょうかね。お勧めはできませんが。


保険の場合はそのまんま、保険に入らない、という方も増えてきているようです。その他には車両保険の加入率が低くなったことですかね。
別に、いざという時の為に別によけてあるお金をそこそこ持っていさえすれば車両保険なんぞ入る必要は無いのですが、ありがちなパターンとして「お金がない(払いたくない)から保障内容を削る」という選択の行き着く先が無保険であったり対人保険の単種目のみの加入であったり、という事が多いので困るのです。
あらびっくり、という事を避けようと思いつつ、でもある程度の現金を持っているのならば「対人保険のみ無制限、対物保険は免責金額を設定した状態での1000万円とか2000万円の付保」だけ、というのも選択肢でしょう。乗っているクルマがダメになればそれっきりと割り切れるのならば車両保険を付ける必要はないですしね。
保険会社の収支内訳でも対物保険・車両保険が大赤字なのを搭乗者保険で穴埋めしているというのが現状ですから、大きく保険料を下げようと思っているのならば赤字の保険を何とかするべきです。ここを変更で切れば保険料の変動幅が大きくなります。


まあ何はともあれこんな御時勢ですので個人的には夜更かしを減らすことからはじめよう、と思っている次第です。

2009年9月2日水曜日

やめてくれよな

日中、自動車メーカーを政治政党に喩えたら、なってくだらないことをツラツラと考えながらあちこちと移動をしていました。まあ暑い所為でしょう。
どっちかってーとトヨタは無党派層や、選挙そのものに行かないって感じ層っぽいので、自民党に該当するのは日産かな、とかね。元々期待値の多きなメーカーなんだけど、実はぜんぜん期待ハズレな所とかさ。いつの間にやら外資メーカーになってるってところが何かを暗示しているようで怖いけど。
じゃあ、民主党ってのは?やはりホンダでしょう。創業者に失礼ですから一応今の、という事にしておきますが。だってみょうちきりんなクルマを一番出してる所でしょう。しかもよくブレる。また、妙にメディア受けがよく、その商品には飛び道具を装備していたりすることも多いんですが、ひょんなことから国内2位のメーカーになってしまった頃から変にシェア拡大を夢見るようになってきた所なんかそっくりな気がします。別にお遊びの妄想ですから細かい所はどうでもいいんですが。


さて。本日遭遇した「やめてくれよな」なんですが、主役はガソリンスタンドです。もちろん、質は千差万別・玉石混交なんでしょうが、悪気はないでしょうし、上役やメーカーから言われたことをやっているだけだけなんだろうけど、筋道だった対応になっていない所が本質的に悪質になってしまっている、という感じですね。

とあることがあり、ブレーキパッドの減り具合の経過を見ているクルマがあるのですが、今日行ってみたらおかしな事にブレーキオイルが増えているんです。「ん?」と思いましたよ。普通ありえないし。
で、もう1点、気が付いたのはバッテリー。ついこの間交換されてあったらしき痕跡があるのはいいのですが、またしてもメンテナンスフリーのタイプで交換されていたことです。

先ず最初のブレーキオイルなんですが、一般的にブレーキオイルってのは途中で補充ということはいたしません。最低限、ブレーキパッドを交換する際にオイルの全交換はします。また、ブレーキオイルそのものは水を吸いやすいらしく、吸ってしまったオイルはフェードしやすいということなので車検時に交換という事はあります。
でも途中補充はしません。この液面の下がり具合でブレーキパッドの減り具合が見てとれるからです。
クルマによってはブレーキパッドが見難い車種もありますし、ナットを外さないとホイールキャップが取れないものもありますので、このブレーキオイルの液面での判断はけっこう使えるのですが、まさか補充しやがるとは。おいおい。こっちの手間を増やすなよ。

もうひとつ、バッテリー。
まあ、ごく一般的にはノーマルバッテリーであっても補水なんてした事が無い方がほとんどのような気がします。このため強いてメンテナンスフリータイプを選ぶ必要はないような気はします。
が、これは自分自身の経験で確認できている事柄でないので恐縮なんですが、実はメンテナンスフリーのバッテリーは寿命予測がしにくい、という事があるのだとか。ノーマルタイプであれば徐々に電圧が落ちてくるので、その数値で交換時期の判定が出来る(これは経験済み)のですが、メンテナンスフリーのバッテリーは息絶える直前まで電圧の変化が見られないものであるらしく、寿命判定は前回の交換時期から何年、という判断しか出来ないんだそうです。
新車装着のバッテリーで、思い起こせばメンテナンスフリータイプを見たことはありません。おそらく何かしらの理由があるのでしょう。ディーラーで交換用品としてデルコを売っていることはありますが、あれは仕切りが安く、そのため販価も安く抑えられる、という理由なだけです。
こうした理由から、ある意味メンテナンスフリーバッテリーの方が「もう交換時期です」という売り方がまかり通りやすい、と考えられるのです。前回の点検時に「前の交換時期からして、次回車検時あたりを目途に普通のタイプに交換されることをお勧めいたします」とは伝えてありましたが、まさかこんなに早く交換されるとは。しかもガソリンスタンドで。あーあ。しかもまたしてもデルコで。


こんなことがあったので、今日はいつもよりもぐったりして帰ってきました。
暑かったからくたびれたんだろうね、と思い込むことにします。