2010年6月2日水曜日

相手保険会社から電話がかかってきた

3時半ごろ、待望(?)の相手保険会社から電話がかかってきました。

結論を先に書くと先ず修理費なんですが予想通り「時価全損」。修理の方が時価額をオーバーします、と。で、時価額評価が45万円なんだそうです。もっと高い金額だという事であれば、その資料を提示してください、との事でした。ふーん。


さて、もうひとつの主題である過失割合について。

「相手方の主張なんですが........」という何やら含みのありすぎる前置きの後に耳に聞こえてきたのが「50:50」。一瞬我が耳を疑いました。言うに事欠いてイーブンかよ。

で、相手の主張なんですが、1つはスピード。出しすぎではないかと。
ただ、ここ40キロ制限の私の走行速度は45キロ程度なんですけどね。見通し悪いのは承知してたし、歩行者や自転車が居ても怖いので。

もう1つは発見が早ければ、と。そうすれば止まれたじゃないかと。
私としては見通しが悪いので、歩行者や自転車を見落とすまいと基本的には道路の左端を注視しています。また、多分相手車に気がついたタイミングが横断歩道の手前に2つあるダイヤモンドマークの中間地点程度(その辺でないと視界が開けない)、というタイミングです。つまりトラックからすれば3~40メートル手前で私が気がついたということなんですが、それ以前にお前が道路を遮ってさえいなければよかったんじゃあないの?と。私的には、せめてもう20~30センチでも進路が開けていればなんとか通過できたろうにと思うのですがねえ。
カーブミラーは有りますが基本的には横断歩道周辺を写しているので、果たして当時トラックが写っていたのか?という感じです。


という感じで、優先道路を走行する車として、上記のような状態で「重大な過失」と認められそうな点が果たしてあるのか?


まあ、100歩譲ってこちらが勝手に、勝手な事故パターンに当て嵌めて解釈している、という事が無くも無いかと怒り狂う心を落ち着かせ、「確か事故の無料法律相談」があったよなあ、と。そう、思いを巡らしました。法の専門家として、弁護士が果たしてこの事故状況の過失割合をどう判断するのか?を確認してみたいと思ったからです。

法律相談は「要予約」とのことでしたので、しましたよ。西部法律会館というところに。
とりあえず状況説明に必要な資料を揃えておいて下さい、とのことでしたので先日こちらの保険会社に状況説明用に作成した現場見取り図と、事故当日・後日に撮影した現場と被害車両双方の写真をプリントアウトしておきました。

一応保険会社の建前としては「法的に認められる損害賠償責任の範囲内において、加害者の弁済すべき被害者の損害相当額を、契約者に成り代わって代行する」のがその業務です。ならば「これが法の解釈だ」となれば文句の付けようがないだろう、と。

また、私の扱い保険会社のサービスセンターにも、相手の対応を伝えておきました。そうしたら「えー、そうなんですか?ほんとに?」という反応が。「根拠を示してほしいですねえ」とも。
考えてみたら、損保ジャパンの回答には法的根拠として、例えば「判例タイムス」のどの事故例に該当し、「重大な過失として何番に該当する修正要素あり」とか言ってくるのが普通だと思うんですが、それは一切なし。とにかく相手方の「契約者としてはこう主張されている」、という受け答えに終始していました。

これじゃあ子供の使いだよねえ。これくらいが妥当なところでしょうと誘導するのも保険会社の仕事でしょう?

先ずは双方の主張を開陳するというのもお話としてはアリ、というのも分からなくはありません。ただ、あくまでもそれはお話の流れの中で「言える・言えない」の判断くらいするのが大人のお仕事のような気がするんですが。



とりあえず私としては、次回の火曜日、弁護士から見た過失割合の見解と全損金額の妥当性を確認してみようと思います。

2 件のコメント:

コロパパ さんのコメント...

お疲れさまです。
hiroさんの専門分野ですから、私の意見など参考にはならないでしょうが・・・。
きっと、相手方も90-10とか80-20とかが本当の所だと考えているんじゃないですか。でも、できれば60-40とか70-30とかに落としたいと。
で、まずは50-50をふっかけて揉め事に持ち込む。水掛け論になって相手が疲れた所で60-40あたりに落ち着かせる・・・なんて考えじゃないでしょうか。人身事故じゃないから警察も介入しないし。
ところで、無料法律相談って当てになるんですか?一弁護士のアドバイスなんて法的根拠にならないでしょうし。結局、裁判にならなきゃ本気でやってくれないでしょ?裁判になればなったで(例え勝ったとしても)途方もない時間と労力の損失になりますね。

hiro さんのコメント...

コメントありがとうございます。

もちろん交通事故は基本、民事事件ですから、お巡りさんが示談内容に介入してくることはありませんし、当事者同士の話し合いが基本ではあります。
ただ、幾ら当事者同士の示談が基本とはいえ、あくまでも法的に妥当と思われる按分範囲というのもあるわけです。

1回目の保険会社からの電話で、担当のお姉ちゃんは「過失割合の大小という基本割合は変わらないでしょうけど、こちらの契約者は他県の人という事もあり、当方としても現場の状況を把握しておりません。現場の確認をした上で過失割合についての解答をさせてください」と口にしています。
つまり、向こうとしても分が悪い示談交渉という認識はあったということでしょう。

仰るとおり、このままならば相手の譲歩を引き出す方が支払い保険金は減るでしょう。
ただ、流石に頭にきたのは「相手側の主張では...」と繰り返すだけで「では、あなたの認識では判例タイムズのどの事故例を基本に、どういう修正要素を加味して50:50になるのか?」というこちらの質問に対しては「あくまでも事故はケースバイケースで、当事者同士の主張をお聞きした上で....」と繰り返した事です。

無料法律相談ですが、私自身、一度もこういう制度を使った事がないので、「どうせ自分の事故のことだし、勉強も含めて行ってみようかな」、という程度の感覚です。私自身の思い込みもあるかもしれません。法曹界の意見というモノを拝聴してみようか、と。で、この意見を元に、既にこういう判断が下りていることに対して、損保ジャパンとしてはどういうお考えをお持ちなのか?と聞いてみたくって。

仮に裁判をするにしても、金額が金額ですから簡易裁判とか調停程度でしょう。

まあ、こちらとしては示談交渉の勉強の一環、という感覚で臨むつもりです。さいわい、足が無くって困る訳でもないので焦る要素は無いですし。