2009年10月7日水曜日

86コンセプト

86ねえ。

86。




これ、なんとなくの感想でしかないんだけど、あれがほんとうに「俺の欲しい車」として作ったようなオーラを感じません。

だって、いかにもとってつけたようなコンセプトじゃあないですか。

販売の現場に元気が無い。
コンパクトスポーツが無い。
作りたいものが無い。
欲しいものが無い。

じゃあ、マニア層が居るスバルに作らせようか。
スバルなら水平対向というイメージあるらしいから、そうしよう。

86には一定数以上のファン層が居るから86の再来をイメージしよう。

以下略。という感じ。


はっきり言ってマニア層に向けた商売は成立しません。
一定数には売れるかもしれませんが、決してそれ以上の波にはなりません。
声は大きいので聞こえてくる声自体は大きいのですが、
聞こえた声の大きさに比例して売れることはありません。
そんなの、「86の再来」と勝手に言われて、マニア共が大騒ぎしていたアルテッツァで経験済みだと思うんだけどなあ。
大体言う奴ほど買わないし。買い物を愉しんでいるといえばそうかもしれないけど。

フィギュアは「タダ」だったから受けたんです。
しかもマニア受けしない動物だったから受けたんです。
そのタダの動物フィギュアが尋常ならざるクオリティでもって造形されていたから。
集める、という行為に対して抵抗を感じない造形物だったから。
マニアの手垢がついていない対象だったから。


R32GT-Rはマニア向けではなく、プロに向けて作られました。レースに勝つための素材として。
その本気度と、「若かりし頃に買えなかった」GT-R復活の完全復活。
これが一般にも伝わりムーブメントとなりました。
ただ、マニアの手垢の突き出したR33、R34は、マニア層の声が中途半端に入ってしまい、
中途半端にいじられれたガンプラの如くいびつなモデルとなり、いびつな発展を遂げ、自然消滅していきました。

86は、当時FF化されたカローラ系列の末席モデルとして唯一FRモデルのまま取り残された存在でした。おそらく開発費用が差し向けられなかったのでしょう。
とにかく安かったので日常の足とするには余計な気遣いもいらない、手軽なクルマであったろうと思います。実際それほどの数は売れていないと思います。
中古車になってからは更にに安く、捨てるにも弄り回すにも気持ちが痛まないクルマであったと聞きます。


86コンセプトって、本当に欲しくて作ったのかなあ?
スバルにやらせるのなら、インプレッサセダンでいいじゃあないの。
それも初代インプレッササイズで作らせる。
もしくはサブフレームで作り分けられるならば水平対向と、直4の2ラインナップとする。
実際水平対向のメリットってあんまりないし。
整備性最悪だから、直4のほうがまだマシ。

出来ればSR20なんか積んであたりするともっといいかも。
3Sはデリカシー無い回り方するし。
ヤマハ製の2ZZなんかどうだろう?セリカに乗ったことないから判らないけど。

別に新しいデザインも起こす必要は無い気がするんだよね。
86のデザインをリファインするなり、でいいと思う。
個人的には200系のセリカが好きだったなあ。


って感じですかね。

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