2009年10月9日金曜日

民主党大丈夫か?

日本という国は、資源がなく、財力は戦争で使い尽くしており、戦勝国側であったアメリカからの援助しか寄る辺がないという状況であったろう思います。
その後の戦争特需等を経て、地理的に絶好の補給基地としての立場を遺憾なく発揮し外貨を溜め込むこともでき、海外からモノや資源を買い入れることが出来るようになったのが出発点であったのでしょう。ここを起点として資源を買い入れ、有用な品物に加工し、それを必要とされる海外に売り、また外貨を得て資源を買い入れる、というサイクルが回転し始めたのかな、と。

占領下では輸出品には「メイドインジャパン」ではなく「オキュパイティッドジャパン」と在ったそうです。「占領下日本」という意味ですね。安物、二流品の代名詞だったそうですが、そのうちに安さだけではない、品質をも兼ね備えた品としてのブランド「メイド イン ジャパン」に育っていったのは周知の通りです。

喩えそれが21世になり、平成が20年を経たとしても基本的にはやはり国内に地下資源に代表される原材料としての鉱物等の産出は少なく、以前と同様、原材料を買い入れ、それを高品質な製品に仕立てて海外に売り、外貨を稼いで、次の仕入れやその他食料品等の輸入の原資とする、という流れに代わりはありません。
ただ、変わったのは日本が豊かであるという意識や自覚が非常に希薄になったのかな、という空気でしょうか。それが当たり前になり、鈍感になり、気が緩んでいる。

日本は物を作って海外に売ることで日々の糧を得てきた国です。

医療関係の人たちには失礼な物言いになりますが、高齢者への介護や医療・年金は事後活動というか後方支援というのか。兵站線の維持でもない分野であり、少なくとも前に出るための支出ではありません。すでに戦傷者を数多く抱えている状態、という表現をされた方もあります。失礼ながら言い得て妙だな、と思ってしまいました。だから切り捨ててもいいという主張ではありません。でもあんまり全面に出てくることは歓迎すべからざる状態です。もっとほかにやっておくことがあるだろう。
こればかりがクローズアップされるのは危険だな、と。


だって、前線からの戦利品がなくなるもの。

しかも安けりゃ、という事に迎合しすぎて軒並み工場は海外に。
定年退職しちゃった技術者も多くが海外に流出。
しかも技術継承もままならないうちに。
晩婚化(人のことは言えんけど)のこともあり、少子化傾向には歯止めがかからず、
それ以上に高齢者比率は団塊の世代の高齢世代突入間近の事もありさらに拡大するでしょう。
少子化対策相なんていう職にあった人は子供を身籠っただけに終わるという体たらくだったし。
しかも少子化は移民で補うなんて事を言ってていいの?
まあ労働力の確保にななるかも知れんけど、欲しいのは製品を単に作るだけじゃなくって
みんなが欲しがる高品質な商品の開発とその生産が求められるのであって、頭数の問題じゃないんだよね。下手に犯罪者なんかが増えたら、それこそ員数外の経費が更にかかるだけ。
国内施設の整備がどうのこうのと言っていられる段階はもう過ぎた様な気がします。


とりあえず、マグロが食えんくなるが同のこうの何てどうでもいい話で。
そのうち飯が食えなくなるぞ。真面目に。
日本製品が欲しいから、日本円を持つ価値があるわけで。
作れなくなれば、日本じゃなくちゃあ売っていない物がなくなれば円の信用は「0」でしょう。
強引に意見を通すだけの武力(腕力・暴力)もないんだし。

しかもそんな状況にあって中韓友好、技術援助なんて馬鹿なこといってる暇があるのか?
それって虎の子じゃない。
今のうちに円を使っておけってことだけじゃん。

金持ちだなんておだてられて。ろくすっぽ苦労することもなく。
飯は食えるのが当たり前で。稼いでくることはしないくせに使うことには汲々としている。

こんなんじゃまずいよなあ、と思います。

こんなんじゃあ、やっぱりサラリーマンの理屈だよな。

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