2010年2月7日日曜日

やはり人間、普段乗りのクルマに染まる

今日は、「アイを試乗したい」という熱烈要望にお応えして、兄貴とアイの試乗に出かけてまいりました。兄貴曰く「会社までの通勤路をトレースしていいか?」 とのことでしたので「ドーゾ」と答えるしかありません。浜松の人にしか判んないでしょうけど、蒲公民館の近くまでぐるっと回ってきました。

ちなみに兄貴の普段乗りはアルファの145です。もう10年ほど前になりますか、どこぞの中古屋に有ったらしい試乗車上がりの145を買ってきたのです。

私も当時乗せてもらいましたが、楽しい車でした。FFという事は仕方がないにしても、それを抜きにして楽しい運転感覚を持った車です。
ただ困ったことに、3000回転以上まわすと面白いクルマで、ついでに排気音も微妙に変わるので、ついついそれ以上にいつも回してしまうクルマです。

プレイステーションの「GT3」に登場するクルマ達には色んなパラメーターがあるということですが、特にその中で「フーン」と思ったものに「車体剛性」というパラメーターがあるんだとか。
つまり、走行距離が伸したクルマほど「車体がヤレてくる」ということです。特にイタ車は少々ボディ剛性のパラメータを弱めに設定しているとのこと。

それに関して。

常にエンジンを回しているほうが面白いので、通常運転でも高めの回転数を常用域としてしまい、結果としてボディ剛性が落ちやすいのではないか?という気がしています。
兄貴のアルファも例外ではなく、こないだ久しぶりに乗って唖然としました。正直「何だこのポンコツは?」って感じです。ボディヤレまくりのガタガタでした。呉れると言われても即座に「いらねえ」とお答えするであろうヤレ方。


さて、その兄貴がアイを運転する様を横でじっと見つめていたのですが。

荒かったですねえ。というか乱暴。
アクセルの踏み方、ハンドルの切り方、ブレーキの踏み方。どういう加速の仕方をするのかを見たいのも分からなくもありませんが、そこまでガアガア踏まなくても分かるんだろ?というくらい。そういうキャラの車でもないだろうし。
ただ思ったのが「兄貴はアルファもこういう運転の仕方をしていたなあ」という事。つまりアルファのキャラクターに染まってしまっていて、こういう運転の仕方しか知らないんだろうなあ、とね。その前はスターレットのマニュアルですから余計に染み付いているんでしょう。

よく聞く話ですが、エコ運転を推進している事業所なんかでは、制限速度を守ることによって随分と燃費が改善され、使用燃料量も削減できているのだそうで す。と、同時にブレーキも緩やかに踏めば良いのでパッドの消耗も遅くなり、結果的に車の他の消耗部品も長持ちするようになり、維持費そのものが削減できて きているようです。

という事はその逆もありなんでしょう。

イタ車のボディが弱い、というのは車のキャラクターやイメージが「乱暴な運転を誘発している」というところに起因するのではないのかな?と。
つまり新車のボディ剛性自体は他の車と大差ないとしても、乱暴に運転された車は結果的にボディを痛めつける運転になってしまっており、そういう性格付けや イメージを持たれているクルマは、その多くが「結果としてボディのヤレた中古車になってしまっている」という事なんだろうなあ、という事。

また、「いい味」というのは長持ちしないのが常ですしね。

さて、明日からアイは代車へと出張ります。当初予定していた先ではなくなりましたが、またしても別の鈑金修理予約が入りまして、「代車でベンツは嫌」とのことで、アイの初出張先は個人の方の鈑金代車という事に。

というわけで私のほうは明日から、またしばらくベンツで動くことになりますねえ。

そういえばこう寒いと浜松でも雪がちらついていたりするんですが、そうなるとベンツの外気温表示はなんだか安心します。
元々が路面状況(凍結するか否か)を予測する為のもの、と取説には書いてありましたが「さもありなん」と思いますねえ。他の車にも標準装備して欲しいものの一つです。

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