2009年11月7日土曜日

しっかしまあ、聞いててあきれる内容ばかりですねえ。予算委員会の鳩山答弁って。

今回民主党に投票した方々には、「あれが望んだ(む)姿なんですか?」って真剣に聞いてみたい。
まあ、だからといって今までの自民党のままで良いとは決して思わないので、次善の選択としての民主党への投票という事なんでしょけど、やっぱり予想通り危険だわ、こりゃ。

選択肢がなければまだ共産党の方がナンボかましだったかもしんない。いやマジで。


文化の日に細江の「龍澤寺」に行って来たんですね。嫁さんと。
行ってみたら改修中だったのと紅葉するにはまだまだだったのでちょっと当てが外れた感じなんですが、それはそれとして今回印象的だったのが御本尊の仏像です。

今回始めて気がついたのですが、このお寺の御本尊って明治時代の「廃仏毀釈」時に一時野ざらしになっていたようで、その時に近所のガキ共に悪戯されたあとがそのまま残っているんです。ところどころ金箔がはがされていたり、なにやら書き文字がされていたり。

ただ、言っちゃあ悪いですが、廃仏毀釈って得てして時代が悪かっただったかの様に捉えられた物言いが多いのですが、本当にそれだけか?って思うんです。特に今の自民党と印象がダブるんですね。


今の仏教界もその気が無いと言えなくもないと思うのですが、言ってしまえば今の宗教は葬式や祭礼がその収入源であり、それは商売だろうと。
寺宝や文化財がどうのこうのというのはともかく、それを公開するのが商売に成り下がっているのならば、別にそれはお寺であり続ける必要もない訳で。

そうした税制面も含めた保護の上に胡坐をかいているかの様に映る当時の(今も)宗教界に対する一般人のぶり返しの感情を反映したものだったのでは?という気がします。当時の廃仏毀釈運動というのは。今の日本人の宗教嫌いの感情も、そこに根ざしたものがないとは言えないのでは?とも思うのですが。

そしてそれは、今回の民主党政権への革命にも同様の感情の流れがあると思います。いくら自民党の正当性を訴えた所で、感情として、今までの不手際の蓄積もありますから中々元の鞘にすんなり戻るのか?という事に関しては非常に疑問です。だって、はっきり言って自民党の古株衆に対する世上のイメージは「古だぬき」以外の何者でもないんですから。
そういう意味では小沢さんなどはうまく早いうちに身をかわして世渡りしてるなあ、と思いますが。


片山さんのブログも拝見していますし、その後意見もなるほどと思わなくもないですが、「やはり自民党じゃあなくちゃあ」という路線ではきついだろうなあ、という気はします。


信長の比叡山焼き討ちではないですが、あれくらいきちんと清算した上での再構築を期待したいところです。

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