2008年7月19日土曜日

いっやあ。ガリバーしつこいです。着信拒否にしてあっても、まだ一日に3回も4回も電話がかかってきます。いちいち留守電に伝言を残しているようですが、聞いてみたいようなどうでもいいような。なんかひどい脅し文句とか残っていそうな気もしますが、果たして聞いてみようか、どうしようか、いかがなものか?と言いつつ、気がついたときにはその都度記録は消していますので、もう後の祭りなわけですが。しかし何時まで電話かけてくるつもりなんでしょうかね?

まあ、かほどさようにと申しますか、こうした訳の分からない色んな業者が渦巻いているクルマ業界なわけですが、今日のお題はガソリンスタンド。いや、気がつかない内にやられているもんです。と言うのは今回の被害車は代車のヴィッツ君。
確かにうちに来た当初より、アイドリング時のエンジンの震えが少々気になったのと、エアコンが動いている時のコンプレッサー付近よりのギュリギュリ音が気にはなっておりました。このため以前、プラグを抜いて見ましたところ、わりと先端が丸くなっておりましたので、エンジンの震えはこれだろうな、と。という訳で3日ほど前にプラグは交換してやりました。イリジウムにしようかとも思ったのですが、高いので却下。これで結構静かになってくれたので、後はエアコン。電磁クラッチの切り替えがうまくいっていないのかな?とも思っていたのですが、本日の症状はエアコンが入ったと思ったらすぐに切れ、コンプレッサーからのギュリギュリ音も相変らず。あろうことかエアコンのコンプレッサーが急に入ったり切れたりするため、変速のうまくいっていないATのようになってしまい、その度にガクガクする始末です。うーん。どうしよう。なんかエアコンがまったく効いていないような気もしてきました。送風が冷たくないじゃん?これ。

仕方がありません。整備工場でもいいのですが、ここは一発専門家に見せることにしました。ディーラーでも一通りの事はやるように機器はあるのですが、エアコンに関する重整備やその他の電気関連の重整備は専門業者に出します。セルのオーバーホールなんかも、そうした業者の守備範囲です。さて、その結果は?

結論からすると、冒頭登場したガソリンスタンド、もしくはその類いの「車関係の整備を聞きかじった俄か業者」が原因ではないか?という事になりました。ウチにお嫁入りする前に事件は起きていたということですね。つまりは「フロンガスの過充填」による、エアコンシステム内の過圧化により、システムが正常に作動していなかったのだとか。特に今日は小雨の降った後、かなり気温が上がったため、余計に内部が高圧化してしまい、いつもより作動がより不安定になったのでは?という診断結果となりました。
作業としてはフロンガスを適正な圧力にまで抜き、内圧を適正値に戻した、という事なのですが、まあ、簡単に言えばフロンガスを抜いた、というだけなので、あわよくば「タダ」でやってくれるかな?という淡い期待がありましたが、しっかり2500円取られました。ケチだなあ。


今回の教訓としては、やはり、クルマ屋以外の「クルマ屋モドキ」には車を見せちゃイカンなあ、という事ですね。
ガソリンスタンド以外にも「自動後退」とか「黄色帽子」などのカー用品のピットも同様ですが、あの人たちの頭の中では「エアコンの効きがよくないらしい」=「ガスを補充すれば良い」とか、「ガソリンタンクの中には水が溜まるもの」=「水抜き剤を入れてあげるのが良いこと」とか、「エンジンその他の劣化を防ぐには添加剤が効果的」=「『マイ○ロ○ン』を入れると、エンジンその他の劣化が防げる」とかの非常にパターン化された商売上都合のよい整備マニュアルが出来上がっているようです。
以前の体験談では、行きつけのガソリンスタンドで「撥水ワイパー」なる物が売られていて、勧められるがままに買ってみたのですが、その際にワイパーゴムについているバネを捨てられてしまいました。後日、あまりにもそのワイパーの調子がよくないので元の純正ワイパーに戻そうとしたところ、バネが捨てられていることが発覚。スタンドでも時、既に遅しでバネは何処?という状態。仕方なくワイパーの先端ユニットを丸々取り直したことがありました。

実際エアコンに関して言えば、平成の頭以降の物であれば、まずガス漏れなどは起こりません。というより漏れたという話を聴いたことがありません。もしあるとすれば、事故でぶつかっているクルマ。一度ぶつかってしまった車は、なかなかにキチンと寸法がでませんから、エアコン関係の配管などに無理が来てしまうこともあり、それが原因でガスが漏れてしまうことはよくあります。それ以外では...............、無いなあ。

ここしばらくの間に発表されたクルマに関して言うと「触らないでください」と言わんばかりのカバー類であったりレイアウトだったり。でも、確かに下手げに素人さんに触られたことが原因で調子を崩すことも多く、それが元で「異音がする」とか言われた日にゃあ、メーカーもたまりませんから、ますますエンジンルームはブラックボックスになってきてしまいました。

「ディーラー・マンセー」と言うつもりはありませんが、あまりにも「利益の一環として」手を出されるのもどうかと思う店舗もありますので、その辺はよく見極めていただけたらな、と。とりあえず、「整備士の資格」を持っています、と言うだけではあんまり信用しない方がよいかと。また、整備士の学校出た時点で「国家3級」とかの資格くらいは持ってるハズですが、やはりメカニックはセンスも重要だけど場数というか経験値が基本ですから。

東京は銀座にある包丁屋さんの「砥ぎ」の話を雑誌で目にしました。そこでは、包丁の砥ぎを1ヶ月から3ヶ月でマスターするとのことですが、その数がね。1日で多い時で30~50本研ぐそうです。一般家庭で1ヶ月に1回研ぐとしても、1日で3年分の量をこなすという訳です。で、それを毎日。うまくなるわけだよなあ。

ま、そんなわけで、改めて「餅は餅屋」という言葉を噛みしめたのです。

2 件のコメント:

コロパパ さんのコメント...

僕も以前に、インターネットで査定依頼をした所、しつこくて困った事がありました。
結局、自宅まできて査定してもらいましたが、さんざん褒めておいて(大事に乗っていらっしゃってきれいだとか、人気車種ですとか)、査定額はたいした事なかったです。
ディーラーで新車購入時の値引き代わりに、高く取ってもらうのと大差ないですね。でも値引きと下取りアップの区分が灰色で、これが良いとも思いませんが。

hiro さんのコメント...

いつも、コメントありがとうございます。
コロパパさんのときに、どういうお話をさせていただいたのか、正直はっきりとした記憶は無くてごめんなさい。一応、公正取引委員会のご通達とか何とかやらで、下取金額と値引きは、はっきりと区分けして表示しなければならない、という事にはなってはいたはずです。でも、またしてもここで「ただ....、」となります。

そういう職にあった人間として、それで済めばそれに越したことはない、とは思います。下取価格は出来るだけ上げてもらい、値引きは値引きでがんばってもらう。それで済めばそれに越したことはないのですが、そういう人(商談相手)ばかりではないのがつらい所です。

例えば、よくあるのが「切りのいいところで.....」という値切り方。こちらとしては「何が切りのいいところだ」とか思っているのですが、まあ、それはその場では言えません。このため、既に上げてもらってあった査定金額と、おそらくこの辺までは通る(注文書に書いてもいい値引き数字)であろう値引き条件を頭に思い描いて商談に赴くのが当時の自分の基本でした。で、その場で商談を進めつつ落としドコロを詰めて、お客さんの意向とこちらの提示できる条件のギリギリをみて、ある程度きりのいい数字(追い金ベースで)で調整をするのが常でした。
正直あんまりはっきりと分けた数字を言ってしまうと、後で逃げる所(数字の微調整の余裕)がなくなってしまい、こちらとしてもにっちもさっちもいかないんですよね。今の立場なら別に自分の決済ですからどうにでもなるんですが、サラリーマン当時の立場としては「社内で通用する言語(値引き条件)で話さないと、注文書が流れて行かない」もんですから、この辺は事情を汲んでいただきたいな、と。

どうしても更なる微調整が必要な時によくやるのがお客さんの目の前で上司と条件交渉をするというやり方ですね。上司も電話口の向こう側にお客さんがいることは承知していますし、お客さんも、今、上司と値段交渉をしている場面が目の前にあるわけですし、こちらも「この条件ならいい、といってくれています」くらいは言いますからね。

まあ、またこの辺の話もそのうちに。