2009年12月9日水曜日

お支払い

今日、銀行に記帳しに行ったら思わぬ人からの入金がありました。

実はもう遡ること半年ほども前のことですが、とある軽自動車の車検を請け負いました。いろいろの事情も絡むことから「なるべく安く」というご要望もあり、 また予めこの位で済ませられると思います、位のことも言ってしまってありましたので、少々値引きをしすぎたか、と思う金額ではありましたが抑えた金額での 請求としました。請求書をお見せたときにも「これくらいならすぐに払える」ということも口にしていたため、まあ、支払いが早い時期ならばまあいいや、とも 思いました。

それが、当月末時点の入金はナシ。

7月末時点での入金もナシ。

8月末時点での入金もナシ。

9月末時点での入金もナシ。

もちろん毎月20日過ぎには「再請求」と赤文字で入れた封筒をお届けしていました。流石に9月の頃には腹に据えかねてもいましたので「6月請求分再請求」と文字を換えておきましたが一切連絡もナシ。
大抵の方は「再請求」の文字を入れた封筒をお届けすると何日間かのうちには連絡があり、「この日くらいには....」ということをおっしゃっていただくのですが、この方に限っては全く連絡がありませんでした。

基本的に借金の催促というものは、される方も嫌なものだと思いますが、する方だって嫌なものです。できればそんなこと言いたくありません。ですから「きちんと支払ってくれますよね」というのは、仕事を受ける時の暗黙の了解としてわざわざ口にすることはありません。


10月、11月は請求書をわざと出しませんでした。あまりにも腹立たしかったのと律儀に毎月再請求の封筒を届けるのがバカバカしかったからです。

ただ、今月に入って流石に「半年はないだろう」とも思いましたので、今回は簡易書留で、「こういう文書を出しましたよ」、という文書の配達の記録が残る形で督促状を郵送いたしました
これで何も音沙汰がない場合は少額訴訟でも何でも起こしてやれ、という気持ちもありましたし。なにより「配達記録の残る郵送物というのは法的にきちんと督 促をしている」証明になります。なにより債務者として、これに対して何もアクションを起こさないというのは債権者に対して不誠実であるということにもなり ます。


それが冒頭の入金記録になったというわけです。

でもでも。
実際商売をしている人間からすると、お金と時間の約束が守れない人というのはもう、信用の拠り所がないです。はっきり言って。
まあ、多少の時間のルーズさは許すとしても、何時何時に幾ら払うと言って、当日になって「今日はコレしか無いのでこれだけでいいですか?」とかね。こちらも回収しきるまでは仕方無いですが、それが終わればもう二度と付きあう気にはなれません。

でもこういう感覚って、サラリーマン時代では分かんなかったところです。

もちろん、何がしかの作業を請け負っている以上、それに対する部品代とか人件費とかは、とりあえず最初はこちらの持ち出しなわけです。
サラリーマンなら毎月、決まった給料があるでしょうけど、自営業者としては売上を立て、それを回収しないと利潤は生まれません。もちろんその利潤は次の売 上の原資にするべく仕入れなり外注工賃として出ていきますから、あるはずの利潤は、実際は売掛金として出張中、ということがほとんどです。



やっぱり、人間お金が絡むと本性がでるというか、普段顔を出さない部分というのが垣間見えますので、キチンとしておいた方がいいです。
私の場合は、請求書が上がった時点。つまり、車検なり点検では、そのクルマと引き換え時には支払いを済ませます。
板金屋さんへは保険会社との協定が済み、最終決定金額の納品書が来れば、保険会社からの入金を待たず、その日か、その翌日までには現金を持って支払いに出向きます。銀行での入金手数料がもったいないので。

結構、金融機関出身の人間のほうが、そうしたお金のけじめについては意外にルーズな気はします。個人の性格にもよりますけどね。

でもほんと、お金についてはキチンとしておいた方がいいです。いらん事で信用なくします。ほんとに。

ちなみに今回の6ヶ月遅れの人。実は同業者です。保険の方の。密かに「おいおい、大丈夫かアンタ?保険料の遣い込みとかやってないだろうな?」と、つい余計な心配もしてしまいました。まあ、私に火の粉が及ぶことがなければいいんですけどね。

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