2009年3月2日月曜日

1年点検。

ここのところ立て続けにそういうことになっているのだけれど、皆さんは1年点検(12ヶ月点検)を受けているでしょうか?

中には「それってっ法律で決まっているの?」などといった受け答えをされることが多いので内心笑ってしまうのですが、12ヶ月点検はれっきとした法定点検です。6ヶ月点検は業務用車輌には未だに法令で定められている点検ですが、乗用車に関しては「日常点検」という名前の運行者が責任を持って確認をする、ということになっています。まあ、日常点検なんか僕もしていないので、オイル交換もあわせて半年毎にきちんと点検を入れるようにしています。6ヶ月点検程度なら基本料金が安いので、とっとと点検しておいてもらったほうが車のモチもいいです。

さて、冒頭の12ヶ月点検の話題に戻ります。
立て続けにあったというのは、4年落ちくらい、4万キロ台のクルマです(軽)。とあるクルマはタイヤ交換で預かってきて、他の車はついでの点検で、もう一台(これは普通車の6年落ち、7万キロ)は普通に12ヶ月点検でした。
3台ともブレーキパッドがギリギリの状態でした。特に前者の2台は走行メーターが45000キロ程度でしたので、え?もうないの?という感じでした。後の1台はキロ数的には分からなくもないのですが、それでもけっこうギリギリな残量でしたので、この時期に点検してよかったねえ、という感じ。
まあ、タイヤの残り溝が少なくなったくらいなら少々気をつけてもらうなり、というやり方もあるだろうけど、ブレーキパッドの場合は止まれなくなりますからシャレになりません。

トヨペット時代からそういう傾向はありましたが、乗用車の6ヶ月点検が法令から外れた頃から「きちんとメンテナンスをする」ということが随分と軽んぜられるようになってきたような気はします。また、「日本車は壊れない」神話を都合よく言う人も居ます。ただ、消耗品が減るのと壊れるのとはまったく別の事ですし、元々メンテナンスに関して無頓着な人はクルマにも無頓着な人が多く、扱いもラフな人が多いような気はしています。
特にそういうデータには触れたことはないのですが、事故件数における整備不良者の割合ってどんなもんなのか、と思うことはあります。まあ、そんなことより運転マナーの整備不良者が圧倒的に多数派だとは思いますけど。

車検の年数を延ばす、という議論が取り沙汰されているようです。別にこのことに関してどうのこうの言うつもりはありませんが、そんなことよりも車検のたびに徴収される税金が、その料金の多くを占めているのですから、それを減額する方がよほどいいと思います。それよりもきちんとメンテナンスをする、ということがおろそかにされるような気がしてならないので、もっときちんと機械の扱い、というものを徹底させていく方がいいと思うんだけどなあ。

というわけで、点検は12ヶ月(出来れば半年の方がいい)に一度はきちんとしてもらいましょう。やはり2年に一度では少々期間が開きすぎているような気はします。

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