2009年6月8日月曜日

金でも買っとこうか

医療費が...、とくれば財源が無いときて、年金制度が...、とくれば既に破綻状態で.....、と来る。でも日々公務員への給料は支払われ、公益法人やら財団法人やらには資金注入は続いていて。街中の舗装の劣化には見向きもしないくせに、そのくせほとんど歩行者のない田舎道にはこれ見よがしに立派で幅の広い歩道が作られ、そのくせ車道の幅はあんまり変わっていない、とか。

ぺろの散歩の道中気になるのは、ガキの頃は田んぼだらけだった村櫛の町も休耕田だらけになってしまっていて住居になってしまったところもあればただの荒蕪の地と化してしまった箇所も少なくなく、でもそれはそれで小鳥のさえずる場所になってしまっていること。
専業農家だった高齢者が亡くなってしまえば休耕田。兼業農家も補助金狙いで減反と言われれば休耕地に。こうして耕作されなくなった土地でも畑だと言われればそれなりの税金しか掛からないのでそのまま持っていて、それでも他の百姓家に売るでもなく、そのうち公共事業でも打ち上げられて土地の買収に引っ掛からないかなー、とか言っている始末で。なんだかデタラメだよなあ。

そんなんでもなんだかんだ言ってお上のやることには国内では信用が厚いようで、国債の発行があれば律儀に皆さん買い続けているらしく、発行残高やらその他の公債やら、全てを足し挙げると2000兆円にもなるだのならないだの、なんて論なんかも目にしたり。まあ、あきれるやらびっくりするというレベルを超えてそんな数字を現実のものとして考えることができないという位の摩訶不思議な数字です。
で、どうやらそれは日本国民が使ってもいいよ、と了承した事になっているようです。つまりは最終的には国家破産なんて状況になった際に誰かがその清算をしなければならない訳ですが、個人的には了承したつもりもないのにその保証人になってしまっているという。それほんと?って感じですね。

自分はまだその時には影も形も無いので知る由もないのですが、戦後間もなく実際に預金封鎖も行われている訳ですし、今もやらない保証も無いわけで。まあそれでもこんな御時勢ですから各国が相互監視のうえでそんな事態を引き起こさないように目を光らせているとは思いますが。
ただ、あまりにも現実的でない借金総額を見ると1万円を1円とするといった円の切り下げであったり、今ある公債はすべて破棄するとか、もしくは利子は払うが償還そのものはしない、もしくは償還期間をいきなり5倍10倍に引き延ばすなんて事でもしない限り帳尻は合わないですよねえ。

となれば、少なくとも貨幣価値として最後の砦たる金にいくらかでも交換しておくのもどうか?なんて思ったり思わなかったり。別に価値が上がることを期待するわけではないのですが、少なくとも無くなることはないだろうとね。今の紙幣は兌換紙幣ではないですから「コレでおしまい」なんて言われたらそれこそただの紙切れでしかないですもんね。

そういえば鹿児島にある菱刈鉱山。トン当たり40グラムの金含有量なんて数字が載っていました。ふつう4~5グラム程度という事ですし、また他の鉱山はそれで採算が合っているのでしょうから、世界最高品質の金山と言われる訳ですね。同じ手間で10倍の金が採れるんですから。さすが住友、いいところを押さえてるなあ。

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