2009年6月24日水曜日


 最近本屋さんに行くとなんとなく辞書のコーナーに行って英和辞典どうしようとか、参考書のコーナーに行って数Ⅰのチャート式でも買おうかどうしようか、とかついつい悩んでいます。買って本当に家で開くかもわかんないのに。
中学校の頃まではなんとなく授業にもついていけていたつもりなのですが、塾に行かなかったせいか、ただ単に遊びすぎていただけなのか、高校の時はずいぶんと置いてきぼりにされた感が強く、今でもなんとなく気がかりなことのひとつです。
大学も出てはいるのですが本音の所では「本当に高校を卒業しましました」なんて言ってもいいのかなあ、という後ろめたい気持ちもあったりなかったり。
高校に入ったときに担任の先生に「もうこれからは義務教育じゃないから、やるもやらないも本人次第」といわれたことは憶えています。たしかに中学の時の様に覆いかぶさるように「教えてやる」といった姿勢や気負いを先生方から感じることはありませんでした。それよりも印象に残っているのは数1のときの数学の先生の態度です。はっきりと口にも出していましたが「お前らにこれが分かるか?わかんねえだろうなあ」と言われカチンときたものです。まあ、解んなかったんですが。それでも、もう少し理解しやすいであろう物言いもあるだろう、とは思ったのですが。


さて今日はブレーキの位置について。
ブレーキキャリパーそのものはけっこうな重量物です。特にディスクブレーキなどではピストンの動きにキャリパーの剛性が負けていてはローターをはさむ力がまともに掛かりませんから、けっこうごつい作りになっているものがほとんどです。最近はピストンが1対式のものばかりか2対、果ては3対式のものまである始末です。で、それを何処に配置するかという事なんですが。

重量配分を考えると重いものは重心位置に近く、しかも低い位置に置きたい、というのが人情になるはずです。つまり前輪のブレーキキャリパーは後ろ側に、後輪のキャリパーは前側に、という事です。また素人考えだとブレーキキャリパーが前側に位置していた方が(特に前輪側)ブレーキを冷やすのに有利ではないか、と考えてしまいます。つまりフロント側からの導風ダクトの配置が楽そう、という事です。ということで、ブレーキに負担がかかりやすい(重量物が前側に集中するので)FF車やスポーツカーはフロント側にブレーキを配置する、という事になりそうです。それ以外の重量車は少しでも重量配分を考えて後ろ側に設置する傾向が..........、と言いたい所ですが。

基本的に足回り、タイヤ周りにはサスペンションやドライブシャフト等の重要部品がひしめいています。まずはサスペンションの軸をどういう風に配置するのか。エンジンからの出力軸が何処に位置するのか、タイヤの舵角を決めるステアリングシャフトが何処に位置してどういう風にアームが伸びてくるかなどです。あとは、採用するブレーキの元々の設計によって、という事もあるようです。
このため実際の所のブレーキ配置はその空きスペースに位置する事になる、というパターンがほとんどのようです。前記した部品たちを押しのけてまでブレーキ位置を優先するほどそのレイアウトに関しては重要性が認められていないという事ですね。
フロントブレーキの配置に一番関わってくるのはステアリングシャフトの軸が何処にレイアウトされているか、という事のようです。ポピュラーな位置はエンジンルームの一番下の後方というか奥まった所。で、ここから伸びたシャフトは位置的にいって当然ホイール軸の後ろ側に接続されるパターンが多いですから、ブレーキ君はその居所が前側になる、という事のようです。
ブレーキの冷却性じゃあないのか、と言われそうですが、冷却性に関してはキャリパーそのものよりもローターの放熱の方が重要なようです。まあ、レースなんかだと真っ赤になりますしねえ。
ブレーキダクトがフロントバンパーに開けてあるクルマもありますし、導風板のあるクルマもありますが、タイヤハウス内の空気はローターの遠心力で中心から外側に巻いている状態のようです。このためブレーキキャリパーが前にあろうが後ろにあろうが冷却性能にたいした差はない、という事らしいです。

フロントエンジンリアドライブ(FR)車の場合、ミッションが縦置きになりますし、ドライブシャフトの取り回しも無いのでステアリングシャフトの位置が比較的前に来る場合があるようです。このためブレーキキャリパーは比較的後ろ側に来る例が多いようです。この辺は車輌固有の設計レイアウト要件による、という事ですね。
ステージアやスカイラインは前側、という事もあるようですが、あれらは4WDの設定もあるクルマですので、それらを見越して全グレードのステアリングシャフトの軸が後方にレイアウトに統一されているのかもしれません。確認はしていませんが。ちなみにR35GT-Rは前ですね。

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