2010年3月6日土曜日

アイのタイヤに悩む マイファーストコンチ


うーん、と悩んで、どうしようと思いつつ、しばらく放っておいたアイのタイヤ選び終着章です。

結論 コンチネンタルにしました。

で、正解です。これなら十分納得できる範囲です。
ピレリは以前履いたことがあり、それほどいい印象がなかったので消極的選択肢の一つでしたが、コンチネンタルならおすすめ出来ます。

今までのアイの挙動はサスが妙に柔らかい印象で、段差を超えると「ドサッ」という擬音がぴったりな挙動をしていました。もちろん空気圧は一番最初の給油の時に調整しました。
色々アチコチ見てみて感心するところも多いクルマなんですが、ただ一つ、その足回りというか挙動だけは感心できていません、というのが本音だったんですね、実は。買ったばかりで悔しかったので、書くに書けませんでしたが。
まあ、結論からすれば「こんなものなのか」とね。MRの軽規格なら仕方ないのか、という諦めに近い感じ。

ただ。それでもある程度の期間を共にする車ですから、タイヤは換えておこうと。幾らなんでも酷い状態だったので。

タイヤがどうせヘタレ状態なのはわかりきっていたことではありますが(後ろがブリジストンのスニーカーかかんか、前がダンロップの何かで、スリップサイン が出ていないというだけのほぼ坊主状態)、それはともかくフロアが硬いこともあり、足回り関連だけが妙に柔らかくぶるぶる動いていうような感じです。今ま では。
そんな訳で、なんか妙に車酔いしやすい感じでした。

で、タイヤを換えて最初の印象。「うん、これならいい」。

ドサッという動きも、結局はヘタレタイヤのペラペラサイドウォール(もしくはヘナヘナトレッド。もしくは全てペラペラ?)が根性なく潰れていたのでしょう。本当にただの風船状態だったということですね。
いや、でもかなりの頻度で「タイヤを換えると車の印象がガラリと変わる」ことは経験しているつもりではありますが、ここまで変わるとは。これだからタイヤ 交換は止められません。もう病み付きになります。自分の車じゃあなくても、タイヤ交換の仕事を受け付けるの大好きですから、私は。


10日ほど前に、結構まとまった雨量の雨の日がありました。あの時はアイに乗っていたので、「そろそろ雨季に入るから、このタイヤじゃあまずいよな」と感じていました。で、意を決してコンチネンタルを発注したのです。
ちなみに「3」の方だと前タイヤのサイズがありません。出来れば前後同ブランドで揃えようと思っていた為に今回は前後とも「EP」にしました。

それが昨日やっと配送されてきましたので、そのままアイに積み込んでタイヤ屋さんへ。「コレにしましたので、今から換えておくれ」と頼みました。
コンチを作業場に運ぶ為に手にとった時の最初の一言「コレはしっかりしたタイヤですねえ。」手に取っただけでそんなこと分かるの?まあ、経験の分量が違いすぎるから分かるものなのか。

いつも見ている作業なんですが、今回はアイに採用しているホイールも相当変わっているためか「ハメ換えし難く、空気を入れても素直にリムにゴムが嵌まっていかない」という、横で見ていて相当難儀な作業となってしまいました。
普通なら2.4位まで空気を入れてやればいくらリムの硬いミシュランといえど「パッツン」といって最後にはリムに密着してくれるのですが、コンチはテンパータイヤ並(4.0くらい)な所まで入れてやらないと最後のところが入ってくれません。
しかも、4.0まで入れておいてしばらく放って置くとそのうち「バンッ」と弾ける様な音を立ててリムにはまるのです。おおー怖。

バランス取りも曲者です。タイヤ屋さんの言うには「空輸モノと船便モノ」があるそうで、空輸モノならコンテナに積み込んである期間もそれほどでもないのですが、船便モノは積載期間が相当長期間に及びます。
ちなみに今回のコンチは「おフランス物」でした。という事は地中海を渡り、スエズ運河を越え、中東諸国を迂回し、インド洋から東南アジア諸国を回遊しそこから北上してはるばる日本までやってきているのでしょう。
よくタイヤラックなるものが売られていますが、あれってタイヤを立てているでしょう?あの立て方が一番タイヤにとって負担がないということらしくて、ああしているそうですが、船便のコンテナでは横に寝かせてるのでは?ここは未確認ですけど。
まあそれはともかく、保管状態が長く、少しでも積み方がずれると、トレッド面の変形が「ママ、ある」という事らしいです。空気を入れた状態で持ってくるわけではないですからね。
というわけで、「リムの変形はないけれど、どうもそういった関係でトレッド面が若干たわんでいるっぽいので、出来れば少々タイヤを暖めてからタイヤの慣ら しをしてください」とのこと。ホホウ、それはどのようにしてやるのですか?「50キロほど走ってもらってタイヤを暖めてからスラロームをしてもらうんで す。ただ、熱を入れれば変形が元に戻ることも十分考えられますけど。」了解です。

というわけで、昨日は浜名バイパスを往復して少々タイヤを暖めてみました。


で、投稿の最初の所の「いいじゃあないの、コレ」になるんですね。柴田家初のコンチ採用例になりました。今まで情報の御提供を頂いた方、ありがとうございます。コンチで正解です。今度からはミシュランかコンチで悩むことになるでしょう。

次に控えているのはルポ君ですね。彼には今ピレリP6000が嵌まっていますから。全くたいした印象がなかったのはピレリによる所が大きいかもしれません。それを楽しみにして仕事をすることにしましょう。

0 件のコメント: