2009年7月4日土曜日

電子タバコ

昨日の夜、初めて電子タバコなるものを目にしました。
電気仕掛けのそれは、ゆっくりと吸い口を吸うとその減圧を感じ取って先端のLEDが点灯し、いかにも火口の火勢が強くなっているが如き様子を再現し、口中に様々な成分の煙を含ませてくれて、プーッと煙を吐くことが出来る代物でした。
でもなんかそれはイカサマをつかまされているようで、ちょっと試したくもなりましたが、やはりタバコの紛い物である以上、すぐに飽きるだろうなあ、と思わせられるものでした。価格は1万円のものから3千円くらいのものまで様々、電池の寿命にもよるけど大体1年位はもつとのことでした。

でも。そこまでしてタバコを我慢しなければイカンものなのか?

健康に悪いからといって、素直に喫煙を諦めるほど人間は物分りの良い存在ではないでしょう?

むしろ健康に悪いといわれつつも、かたくなに辞めようとしないその理不尽なまでの頑固さとか物分りの悪さとか、そうしたものを固持し続ける方がよほど人間らしいと思ってしまいます。肉食系だとか草食系だとかいう区分けの風潮があうようですが、今現在ここまで喫煙の習慣を悪く言われ続けながらもかたくなにタバコを吸い続ける方々のその強固な意志(?)はそんな軽薄な区分けを超越するものとして賞賛させていただきたいくらいです。

ただ臭いですけどね。昔柴田が喫煙をしていた頃は気にもしていませんでしたが、タバコのヤニは臭いです。喫煙者のいる飲み会の席に行くと、大概嫁さんにすぐばれます。「タバコ吸う人がいたでしょう?」ってね。
夜の散歩時にタバコを吸う人とすれ違ったり、吸いながら散歩していた人とすれ違うと強烈に臭います。昔はこんな風ににおいを撒き散らしていたんでしょうねえ。

柴田が大学に行っていた頃は駅のホームであろうがなんだろうが非喫煙場所という概念は何処にもなく、寮の中でもタバコのにおいというのは何処に行ってもついて回るもの、という感じでした。当時住んでいた浜松市学生寮は今はもう存在していませんが、聞くところによると駅のホームの片隅にあった喫煙場所すら今は撤去されてしまっているという体たらくなようで、喫煙者にとっては受難の時代真っ盛りという感じです。

個人的なスタンスでいえば、「昔吸っていた、今は辞めてもう5年くらい」というところで言うと「吸わんでもすむものならそれに越したことはない。ただ、タバコが好きな人もいれば、嫌いな人もいる、ということであまりにも潔癖症になりすぎる世の風潮は如何なものかとは思う。」という感じですかね。
潔癖症というところでいうと、タバコに限らず色んな意味で様々な状況に対しフレキシブルでなさすぎる人が増えたように思えてならない気はします。何とはなしに。

0 件のコメント: