2007年12月9日日曜日

生命保険について思うこと。

僕の出発点は物販です。モノをお届けすること。
古くは電気屋さんでの「テレコ(テープレコーダーを略して、こう呼びます。とは言いっても僕のときはCDラジカセになっていましたが。)」販売からはじまり、ビデオデッキ、テレビ、システムコンポ、単品コンポーネント、ミニミニコンポ、ワープロ、コンピューター。電気関係はこんなもんでしょうかね。次に就職をしてクルマ販売。もちろん、この時期に関連の業務として保険を扱い始めたわけです。あくまでもクルマのメンテナンス業務の一環として、ですね。その後プロフィールにもあるとおり、アリコジャパンのスカウトを受け生命保険業務を体験することになります。ここで、一通りの生命保険に関する正規の基礎知識を得ることが出来ました。

ただ。いまだに馴染めない所はあります。マ、だから辞めて、もう一度損保の勉強をやり直して、今に至るのですが。
何が馴染めないのか。
確かに、生命保険の存在は大事なことかもしれませんが、よけいなお節介だ、と思うことも多々あるわけです。多分これは一回では終わらないと思うので、今後、たまに取り上げていきたいと思います。


自分のいたアリコのオフィスでは、金融関係、ありていに言って銀行出身の方が結構大勢いました。静銀、遠信、浜信、中部、くらいだったかな。その他の業種出身の方も大勢いましたが、当時よく思ったのは、「みんな、よく器用に保険屋さんに成っていくなあ」ということでしたね。それはともかく。
自分に対して仕掛けられた日本社の生保の営業手法は「とにかく入っていなきゃダメ」というものが前提でしたね。それに対して、アリコに限らず外資系や損保系の新参生保は「損か、得か」という手法が主だったように思います。

どっちがいいとか悪いとか、をここでいうつもりはありません。ただね。「子孫に美田は残さず」じゃないけど、一つ目の疑問は、そんなに補償を掛けていいのか?という事。例外を除いて、主な日本の生命保険会社は合計「5000万円」の死亡保証を基本とします。それはもう年齢や年収、性別関係無しに。もちろん、それ以上に加入してもらえるのなら、それに越したことはありませんが。
それは何故かというと、日本の生命保険会社では成績計上が「死亡保障をいくら売ったか」にあるから。自動車会社の営業が1ヶ月の「販売台数何台」でなく、「登録台数何台」というのが目標なのとレベル的には大差ありません。
人様の死亡保障がそんな扱いでいいのか?という根本的な疑問は置いておいて、とにかくそれが営業目標ならば、事の良し悪しを別にして、それをこなそうとするのがサラリーマンのえらい所ですね。到底僕には馴染めませんでしたから辞めたんですが。

人それぞれの状況によっては、それが必要なこともあるでしょうけど、「誰でも、とにかく5000万」というのはどうもね。車屋時代で言えば、とにかく在庫車販売に徹する、というようなものです。聞いたことありませんか?「このクルマなら間に合いますから、○○万円まで条件、がんばらせていただきます」という言葉。
お客さん側で、ある特定の日までにクルマを間に合わせたいのなら分かる話なのですが、在庫車なんて、展示車として、あちこちの営業所を、ぐるぐる回ってきている事が多いので、洗車傷だらけのことも珍しくないですし、展示車でなければ水垢だらけなのは、そう珍しい事ではありません。ここ最近のクルマは、電子装備の関係で展示中もバッテリーをつないだままの事も多いですから、バッテリー上がりを経験しているクルマも多々あります。

外資系生保の場合は、また次回。実は最初は書いたんですけど、長くなったのと、舌足らずな書き方になってしまったので、後日改めて書き直すことにしました。あ、あと、この文章は生命保険についての個人的感想、あくまでも私見であって、これを以ってして募集行為をしようという意図はまったくありません。その辺はご自身で考えてくださいね。

今日はこのくらい。

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