2007年12月17日月曜日

唐突ではありますが

唐突ではありますが、セルボ君が急にお嫁に行ってしまうことになりました。

少々前から、代車で人に貸してあげるには、マニュアルミッションという事が引っかかる人が多く、どうしたものか、と思っていたのです。一時は廃車にすることも考えてもいましたが、手をかけていることもあり、なかなか踏ん切りがつかずにいました。
そんな折の事でした。何か安い車がほしい、とのオファーがあり、すぐに何とかしたいと言う事であれば、セルボを譲りましょうか?という話を持ちかけた所、じゃあ、お願いしますということに。あら。

嫁入り先は自分もよく知っている方で、引き続きセルボ君のメンテナンス面や、保険関係は引き受けることになりました。これで、これからも見守り続ける事が出来る事となりました。

思えば、このセルボ君にはいろいろ遊んでもらいました。シートを外しての掃除や、屋根の再塗装。その分、タイヤを大好きなミシュランに替えてやったり、きちんと点検を(半年点検も)受けてやったり。ヒーターはよく効くのですが、クーラーはガスが抜けているようで、夏はおもくそ暑かったり。しかも雨が降った時は最悪でした。フロントガラスが真っ白に曇るので、危なくて走れないんですよね。あんときゃ、よく事故らなかったなー、とか(笑い事じゃない)。思えば会社員生活の最後は、これで過ごしたんだよなーとか。うーん。思い出がいっぱい。
そうそう、自分が乗るようになってからはエンジンを思い切り回すようになったんで(2速5千回転をきっちりと)、妙にエンジンのフケがよくなったんですよね。よく回るエンジンです。でも、サスがヘロヘロなんで、あんまり飛ばして突っ込んだりすると妙に車体が沈み込んだりして。挙動不審車でもありましたね。
そんなわけで、よく知っているクルマですから、逆に安心して譲る事もできます。


仕入れの段階で、世の中古屋さんと取引することがあります。業販(業者販売)という形で譲ってもらうのです。そこで共通しているのは、「ほとんどの中古屋さんは自分が売っている車の状態を、ほとんど知らない」という事です。あたりまえなのかもしれませんが、本当に商品としてしか自分の所のクルマを見ていない人が多い。これは嫌なもんです。
ですので、実際に商品を確認している段階で疑問に思ったところや気がついたところを指摘しても、大概「あ、そうですか。気がつきませんでした。」の一言で終わることがほとんどですね。そんなモンなのかな。同業者として、ああはなりたくないな、と。

僕としては、セルボ君も含め、自分の関わってきたクルマ達には幸せになってもらいたいのです。そして、もちろん僕の納めた先、もしくは関わってきた人達にも、そう。
自分が提供させてもらった商品や、サービスで幸せになっていただきたい、と思います。そして、そうなる為の方法や、やり方を、どんどんご指摘いただきたいと思います。

では、今日はこの辺で。

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