2007年12月20日木曜日

一回乗ってみたら如何ですか?

ご無沙汰しちゃってました。ごめんなさい。あれこれ書こうと思うと、かえって迷ってしまい書き始められなくて、結局日が過ぎてしまいました。さて今回は、今日久しぶりに乗ったベンツ君について。

ここしばらく、あっちこっちに代車やら何やらで出張していて、自分の手元になかったので、久しく乗っていませんでした。本日はちょっと彼方此方に行こうかと思いましたので、ベンツ君にて仕事に出かけました。なんかベンツ君で仕事に、というと怪しい仕事にでも行きそうな感じですが、別に何のことはない営業活動と出来上がったカレンダー配りと、まあ、あれこれで。で、まあ、思ったわけですよベンツ君のことを。いろいろと。こんな可哀想な車もないのかな、と。ある意味でね。で、まあ、書いてみようかな、と。ちょっとまあ、ベンツ君の汚名挽回にでもなればな、とね。


自分にとって、今乗っているベンツは初めて所有した外車です。それまではトヨタディーラーにいましたから、もちろんトヨタ車しか乗ったことはありませんでした。
実を言えば、ベンツって大嫌いだったんですね。本当の事言うと。何が嫌いだったかって言うと、あの面構えですよ。えらそうな。それに堂々とボンネットマスコットなんかおっ立てちゃってね。えらそうに、なんて思ってました。しかも、どのクルマを見ても同じ顔してて。しかも、その筋の人たちが乗っている、っていうイメージばんばんですしね。まあ、お下品、と。何でそんなにもてはやされるのか、不思議でなりませんでした。
ところが、あるとき転機が訪れます。それは初代Cクラスが発表になった時。平成6年頃でしたか。
いつも悪口しかでてこない月刊誌「ニューモデルマガジンX」の中の連載企画に「ざ・総括」(現在も連載中)という企画があります。その内容は、クルマ業界の方々が、名前を出さない、という条件で、各メーカーから発表されたクルマ達をいいたい放題に評論する、という趣旨のものです。ここでメルセデスベンツ初代Cクラスが採り上げられたときのこと。いつもは言われ放題の新車たちが、ベンツだけはガラリと論調が違うのですね。もう手放しで褒め上げてる。パッケージング・エンジニアリング・スタイリング・走りの評価・その他諸々。文句の付け所がない、と言った論調。これを読んで自分の中でのベンツの評価が変わりました。ベンツというのは努めてロジカルな存在なのだ、ということです。しかも細部にわたり、それが行き届いた存在なのだ、という事です。デザインに関しても結果的にああなった、という造形であって、決して最初から意図されたものではないのだろうな、と。

同じころ、平成7・8年頃のことだと思いますが、別冊宝島のシリーズ本で「本音のクルマ選び」というタイトルの本が5~6年続いて発行されたかと思います。確か裏付を見る限りでは両角武彦さんという自動車評論家の方が中心になっていたように思います。その中で、やはり各メーカーのクルマ達が項目別に10段階評価をされていました。そこでもベンツCは高評価を続けていましたね。(そのほかにはポルシェ911とか。)
思えば、これが、自分の中での「ベンツにいつか乗ってみたい。そして、最高評価を受けるクルマというものがどんなものなのか体験してみたい。」という動機付けになっていました。けっしてラグジュアリー嗜好や雰囲気を求めて、というわけではありません。


という訳で、所有し、乗ってみたわけです。
乗りたい、という最初の動機は「憧れ」とか「終着点」みたいなものではなく、「いい車とは何ぞや」という部分を「解析したい」「分析したい」という所にありました。で。最初の印象。
「目玉の色が違うと、こうもモノの考え方が違うものか」

以前、iPodを採り上げたコラムの時に「脳細胞に汗をかく」という表現をしました。ベンツにも、それを思います。よく練り上げられたコンセプトやデザイン・機構。その裏に込められた意思。
イマイチ信用できない電装品などの信頼性や、ヤナセ経由のくそ高い部品の値付けには些か呆れますし、(こないだ換えた1本式のワイパーのゴムが、そこだけで1,850円(!)とかね)新車の値段も納得がいきません。でも、アウトバーン仕込のボディは、かんたんに音を上げませんから、中古はお買い得だと思います。外車は買うときは高くても下取がいいなんて大嘘ですからね。それこそ買う側にとっては、こんなにいいお買い物はないと思います。程度の見極めは必要ですけど。

顔のデザインが、という声も聞きますが、関係ないですよ。どうせ乗っているときは見えないんだしね。
今までのベンツに対する思いに目をつぶってみてから、是非一度乗ってみることをお勧めいたします。

長くなっちゃいました。今日は、ここまで。

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